サービス残業してまで医者が研究を行う意味ってあるの?

医者になって医局に所属するようなことがあると、誰もが研究というものを行うことになります。

研究と言うと、細胞培養をして、遺伝子を調べるといった最先端のことをイメージしてしまいがちです。

もちろん、大学の研究室でコツコツ研究している研究者がいるのは揺るぎない事実ですね。

ただし、他にも研究のカタチというのは確実に存在しているのです。

開業医の先生でも研究はできる

例えば、学会発表行うために、患者さんの治療成績を調べるのも、立派な研究だといえます。

一人一人患者さんのカルテを見直して、その患者さんの経過がどうなったか、このようなことを調べるのも大切な研究ですね。

このような研究は、決して大学病院だけでなく、一般の病院に勤務する先生でも行うことができる研究と言えるでしょうね。

また開業医の先生であっても、同じような研究を行うのは、容易に可能かと思います。

一方でこれが大学病院などにおける高度な研究になってくると、新しい治療方法を開発するための研究とか、薬の効果を見る臨床研究などといった、成功すれば新聞に掲載されるような研究をすることになります。

医者にとって研究を行うことのメリット

医者にとってこれらの研究を行うことをメリットとは何でしょうか。

崇高な理念に基づけば、医者が行う研究によって、医学の発展に寄与できるということが挙げられると思います。

現代医学は、まさに先人たちの知恵の積み重ねであり、その知恵の1つになれると言うのは、光栄なことかもしれません。

また現実的な側面で言えば、研究を行うことによって論文を執筆し、出世することができると言うメリットがあるかと思います。

ただし医者の場合は、最も出世した教授と言う地位であっても、年収は1500万円くらいで上限があります。

ですから研究で業績をあげて、出世することに魅力というのは、金銭面での魅力と言うよりは、名誉の魅力ということになるかと思います。

忙しい中、医者はいつ研究してるの?

さて上に書いたような研究なのですが、多くの臨床医師は、日々忙しい病院業務の時間の合間を縫って、研究しているのが現実でしょう。

大学病院で研究だけに時間を割くことが認められている大学院生を除いては、医者には研究時間と言うものが確保されていません

ですから研究を行おうとするのであれば、通常の勤務が終わった後とか、または土曜日、日曜日、祝日に行うことになるわけです。

そして残念ながらこのような研究を行ったとしても、金銭的な利益は全くありません。

企業みたいに報奨金とかは出ないわけです。たとえ素晴らしい研究をしたとしてもです。

上にも書いた通り、順調に出世をすれば、教授と言う地位を得ることができて、給料が上がるかもしれません。

ただ給与と言う面では、一般病院で忙しく働いていた方がより多くもらえると言うのが現実ではないでしょうか。

忙しい中、研究するメリットってあるの?

ん?研究するメリットですか?・・・・ないんじゃないですか(笑)

実際に研究が好きではない医者は、大学病院で最低限の研究をした後、二度と研究なんてしないですし。

学会発表したところで、クリニックの患者が増えるわけでもないし、給料が増えるわけでもありません。むしろ学会会場までの交通費で収支がマイナスということも十分あり得ます。

このように考えてみると、研究することのメリットと言うものがあまり見えてこなくなってしまいます。

研究をしています!」と言うと聞こえがすごくかっこ良いのですが、その実態はブラック企業にも似たサービス残業、時間外労働など、あまり良いものではないのです。



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