一般病院で働く医師からみた美容整形。同じ医者でも全く違う




よくCMなんかでは、美容外科クリニックの宣伝が多くされています。

正確には美容外科、美容形成外科、美容形成など、いろいろと呼び名がありますね。

美容外科は患者さんにとっては身近な存在であるのかもしれないのですが、私たち一般的な病院で働いている医師にとっては、どこか馴染みのないものです。

当然のごとく大学医局の関連病院が◯◯美容外科、なんてことはないですし、内情は本当にわからないものなのです。

ですが美容外科で処置を行なっているのは間違いなく医師であるわけですから、そこには医学部を卒業した医者がいるはずなんです。

ここで働いている医師と言うのは、一体どういう人たちなのでしょうか。

美容外科で行われている医療

下記はある美容外科のホームページに掲載されている医療の内容です。

二重まぶた・目もと 若返り・アンチエイジング ボデイ・脂肪吸引 バスト・豊胸 鼻 プチ整形 小顔・輪郭・アゴ 美容皮膚・スキンケア 唇・・・

これは本当にごく一部なのですが、この後にもずらーっと項目が続きます。

項目をみていると、美容外科が繁盛する理由がわかるような気がします。だって、すごく診療している項目が多いんですもの。

美容上のコンプレックスみたいなもののほとんどは、美容外科で対処できるのではないか、というほどに項目が挙げられています。

これらの美容外科で行われいてる多くの処置は保険適用されませんから、患者さんは治療に関する費用を全額自己負担することになります。

例えば二重まぶたへの美容整形なんかは生きていく上で必要であるというわけではないですから、保険診療ではなく自由診療となっているわけですね。

ちなみに自由診療であったとしても、病院側が広告することはできないようです。ちなみにウェブサイトは広告でないと判断されているようですね(詳細はこちら

美容外科で働いている医者の特徴

これらの美容外科で働いている先生の特徴を考えていきます。

収入が良い

まず、これらの美容外科で働いている医師の特徴はとして、収入が良いことが挙げられると思います。

上記にも書いた通り美容外科は自由診療ですから、こつこつと保険診療行っている病院よりは、多くの収益を上げることができます。

したがって美容外科で働いている医師の給料と言うのは、一般的な病院に勤務している医師も高くなっています。

求人広告でもこのような美容外科の求人を時折見かけます。働き方にもよるのでしょうけれど、給料が通常の勤務医に比べて2倍とか3倍ぐらいもらえることも珍しくありません。

年齢層が若い

また全体的に若い先生が働いているというのも、1つの特徴でしょうか。

若い先生が多い背景には、美容外科での行われる手技の多くは、長年の経験が要求されるものではないようなんです。

もし美容整形に、胃癌や食道癌の手術のように10-20年の経験が必要とされるのであれば、これほどまでに美容外科が乱立することはないでしょう。

これほどまで多くの広告を目にするのは、それだけ新規参入しやすい業界であることの裏返しなのだと思います。

外科系の診療科出身の医師でなくとも美容外科への転向は容易なようですし、経験のない若い先生でも務まる分野であるのかもしれません。

売上に対する圧力がありそう

私の同級生も、初期研修を終えて2名ほど美容外科に進んだ先生がいました。2人とも1年ぐらいは美容外科で働いていたようなのですが、その後は消息不明になっています。

美容外科は自由診療ですから、待っているだけでは患者はやってきません。自ら大々的な広告を売って、患者を集めてくる必要があるのです。

また他社との競争も激しいいですから、売上に対する圧力は一般病院よりも何倍も厳しいことが予想されます。

たくさんの給料が得られる一方で、あまり長く続かない職場なのかもしれません。

美容外科って何をやっているのだろう?

いかんせん全体的には、美容外科は何をやっているのかよくわからないのです。

美容外科に患者さんを紹介したこともないですし、逆に美容外科から紹介状がきたこともありません。

美容外科の先生と電話で患者さんの情報についてやりとりしたこともないですし、美容外科で働いている知り合いの先生というのもいないわけです。

医師免許をもった同業者でありながら、まさに実態のわからない美容外科という分野なのです。

臨床医以外の医者の多様な働き方。フリーランスから政治家まで

2017.01.31

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