人口知能から考える将来性のある診療科・ない診療科。どこが狙い目?

今後数十年のうちに、医療分野における人工知能の存在感は高まるとされています。医師が何年もかけて学ぶ頭脳的知識・経験を、人工知能はわずかな時間で大量に学習することが可能とされています。

医者といっても、外科や内科など多くの診療科があり、日々行なっている医療行為は全く異なっているわけです。その中で将来性のある診療科、ない診療科について考えてみたいと思います。

まずは、今後の医療がどのように変わっていくか、その影響を考えていきましょう。

これからの医療を変える可能性のあるもの

これからの医者の世界がどのように変わっていくかを考えてみましょう。

まず医者としての職業はなくならないでしょう。人間は誰しも病気になりますから、誰でも病院にお世話になるわけです。医者であれ看護師であれ、医療を提供していく人間はいなくならないわけです。

一方で、今後の医療変えていく可能性があるテクノロジーの1つに、人工知能が挙げられています。

この人工知能は、医者の経験や知識に基づいて行っていた主に頭脳的な医療行為を、代替してしまう可能性があると言われています。

具体的には、病気の診断や一部の治療等でしょうか。主に医者の頭の中で完結できる部分になる作業に相当します

将来性のある診療科

整形外科

最も将来性がある診療科は、整形外科ではないかと思っています。

日本の総人口は減少傾向ではありますが、少子高齢化はどんどん進んでいます。病院を受診する患者の数は、2030年から40年頃までは増加の一途をたどると想定されています。

骨折や変形性膝関節炎、椎間板ヘルニアなどの整形外科疾患は、高齢者に多いですから、整形外科の先生が余ると言う事は考えにくいかと思います。

また整形外科の先生に怒られそうですが、整形外科の場合は頭を使うというよりは、どちらかと言うと手を動かすということが主流の診療科であると思います。

膝に痛みを和らげるための注射をしたり、骨折、打撲した部分を固定をしたりなど、どうしても人の手で行わなければなりません。

整形外科の性質上、人工知能にとって変わられる整形外科医の仕事は、かなり限定されるのではないかと予想されます。

外科系の診療科

その他、多くの外科系の診療科も、数十年の間には需要が少なくなる事はないでしょう。高齢者が多くなるので病気になる患者は増え、手術件数は増加します。

一方で人工知能には手術はできません。ロボット手術や腹腔鏡手術など、人の手や目を機械が代行するようになはなるでしょうが、少なくとも2050年くらいまでは、最終的に一つ一つの手技の判断をするのは医者になりそうです。

流石の人工知能も、切って良い血管と、切ってはいけない血管、神経の判断はできないでしょう。もしその判断が間違っていたら生命に直結しますから、あと20-30年は全自動手術みたいなものは達成できないでしょうね。

ですから、当然外科医の仕事というのも、なくなることはないでしょう。

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将来性のない診療科

放射線診断科

最も将来が危ういのは、CTやMRIなどの画像検査を読影する、放射線診断科の医師ではないかと言われています。

すでにほとんどの病院で、画像データというのはデジタル化されています。

時折医療ドラマなどで、フィルムの画像をシャーカステンに写している描写がありますが、いまやフィルムの画像を医者が見るなんてことはほとんどありません。

全国ほとんどの病院では、画像データはデジタル化されており、ちょうどスマホで撮影した写真を見るかのように、パソコンのディスプレイで画像を見ることができます。

今までは、放射線科の医師の経験と知識によって行われていた画像診断と言う分野が、もっと多くの経験と知識を蓄えた人工知能によって、より正確に、より早く行えるようになるかもしれません。

人工知能の発達によって、このデジタルデータを自由自在に操ることができるようになれば、すぐにでも医者の仕事にとってかわるでしょう。

放射線診断科の仕事は修正が可能

また画像診断の仕事は、仮にその場で出した答えが間違っていたとしても、医者が容易に修正することができます。

この辺りが患者に直接関わる手術は決定的に異なるところです。手術の場合はやり直しが効かないですからね。

画像診断という仕事が人工知能にとって代わられた場合には、放射線科医の仕事と言うのは、大部分は失われてしまうでしょうね。

病理診断科も危ない

細胞や組織を見て、がんがあるかどうかを調べる病理診断科も、人工知能にその役割を取って変わられてしまう可能性があります。

現在の病理診断学はその仕事の大部分が形態診断です。簡単に言うと、細胞の大きさとか、形とかを顕微鏡で観察して、悪いものかどうかを経験的に判断することが仕事です。

もしこのような細胞の形態と言うのが、人工知能で的確に判断できるようになれば、病理診断科の医師の仕事というのも、人工知能が行うようになるかもしれません。

すでに監視カメラを使って、ヒトの顔を正確に認識するのは可能になっているようですから、細胞の顔つきを判断するもそう難しくはないでしょう。

また病理診断の業務も、人工知能が出した答えに対して、医者が確認したり、それを否定したりするのが容易です。間違った答えに関しては医師が修正可能です。

一度技術が登場してしまえば、その進化は加速度的に発展していくことが予想されます。

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内科の診断もなくなる可能性あり

この他の人工知能によって、医者の頭脳労働の大部分はとって変わられる可能性があります。特に内科の、診断業務は人工知能によって取って代わられる可能性はありますね。

症状と検査データを入力すれば、勝手に人口機能が診断をつけてくれる、なんていう時代がやってくるかもしれません。

いやはや、おそろしい時代です。医者の仕事もコンピューターに取って代わられる時代が来る日も近いかもしれないですね。

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