勤務医の福利厚生はたいへん貧弱である。えっ、私の福利厚生なさすぎ…

医者はよく収入が良いと言われますが、一般企業に勤める会社員と比較した場合、福利厚生という点では明らかに劣っています。

それら全ての要素を考慮した場合に、果たして医者の給料が本当に恵まれているかどうか、ということについてはよく考えてみる必要があります

ここでは医者の福利厚生についてみていくことにしましょう。

一般的な福利厚生について

住宅手当て

一般企業ではごくごく当たり前に存在している住宅手当てですが、医者の場合には、あったらありがたいと言う程度です。

大学病院に勤務している場合には、役職がない若い医局員の場合には非常勤職員という扱いですから、住宅手当というのは絶対にありません。

一般病院に勤務している場合であっても、あったりなかったり、という感じです。

研修医時代には住宅手当なんて全くありませんでした。

赴任手当

例えば一般企業に勤務していて、地方や海外への転勤が命じられた場合には、赴任手当と言うものが支給されるかと思います。

特に商社勤務で海外勤務の場合には、現地で裕福な生活ができるほどの手当が出ると聞きます。

一方で医者の場合には、どのような僻地に勤務を命じられようとも、赴任手当が支給される事はありません。

そもそも直接の雇用関係を結ぶのは医局ではなく、その地域に存在している病院とですから、赴任手当がでるわけもありませんね。

企業年金

これも残念ながら医者にはありません。

同じ病院に何十年も勤務していれば、年金みたいなものを支給されるのかもしれませんが、一般的ではないでしょうね。

一般的な医者のキャリアとしては、大学病院に勤務した後に医局の指示のもと関連病院で働くという流れですから、一つ一つの職場での勤続年数というのが、どうしても短くなってしまいます。

そもそも病院に企業年金のようなものがあるとはほとんど聞かないですし、仮に存在したとしても受け取れる金額はわずかということになってしまいます。

退職金

企業年金の項目で書いたように、いろいろな病院で少しずつ働く医師ですから、退職する際に何千万円もの金額が手に入る、ということはまずあありません。

大学病院で10年ぐらい勤務した先生の退職金が100万円に届かない、という程度でしたので、医師にとっての退職金がいかに安いかということがわかるかと思います。

ただし今やビジネスの変化のスピードも速いですから、1つの企業に勤め続ける会社員というのも今後はどんどん少なくなってくるのではないでしょうか。

そのように考えると、日本型の終身雇用は珍しいものになるでしょうから、退職金における医者と会社員の差というのは、今後はどんどん縮まってくるものと予想されます。

まとめ

このほか家族手当とか、引越し費用なども大学病院が絡むとほとんど負担してくれなくなります。

医者にとってこのような福利厚生が非常に薄いことを考えると、一般企業の会社員と比較して本当に恵まれているかどうかは、よくよく考えてみる必要がありそうですね。

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2018.02.02



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