医学部で行われる試験の特徴。定期試験から卒業試験まで




医学部ではたくさんの授業とたくさんの試験が行われます。

試験の内容によっては、教科書一冊が試験範囲というようなこともあり得るわけです。

では実際の医学部の試験というのは、どのような内容なのでしょうか。

医学部で行われる試験の特徴

医学部の中には、いくつもの関門である試験が用意されています。

試験が行われる時期や、その出題範囲、科目というのは様々ですが、基本的には下記のような共通点があるかと思います。

進級に関わってくる

まずは、試験に合格しなければ進級できないという事情があるでしょうか。

医学部に入る目的は、なんといっても医学部を卒業して医師免許を取る事です。

医師免許を取るためには進級する必要があり、医学部の中で行われる試験をパスするということが必須になってきます。

1年や2年ぐらい留年するのであれば、「留年しちゃったよ〜」として笑い話として済ますことができるのです。

医者になって何年もすれば、誰が留年して、誰が留年していないかなんて、全く気にする場面はありませんからね。

しかし医学部の中には最大で在籍できる年数が決まっており、15年も20年も医学部に在籍すると言うのは不可能です。ですから、何とかして試験を突破していく必要があるのです。

出題範囲が広い

医学部の試験の特徴としては、範囲が広いことが挙げられます。

基礎医学分野の王道である、組織学や解剖学であれば、何百ページもある教科書が1冊まるまる試験範囲になります。

もちろん実際には、教科書の中にも重要である事項とそうでない事項がありますので、教科書の隅々まで暗記する必要はありません。せいぜい赤文字とか青文字とか、強調されている項目だけですね。

といっても分厚い教科書がすべて試験範囲になるわけですから、その試験範囲の広さは想像に難しくないでしょう。

何百何千にもわたる解剖学・組織学の名称や機能を覚える必要がありますから、暗記する分量としては非常に多くなります

教授の研究分野が出題される

医学部の試験では、試験問題を作る教授の専門分野が出題される傾向があります。

医学の中では、試験問題を作るのはもちろん医学部の教授・もしくはその教室の教員と言うことになります。

良識的な試験問題があれば、国家試験に沿った標準的な問題が出題されるのですが、クセのある試験問題やたらと大変です。

最先端の教科書を見ても何も書いていないような項目が、出題されてしまうわけです。

このように独特な問題が出題されてしまうと、学生側としてははが立ちません。ですから試験対策には、過去問というのが重要になってくるわけです。

過去問が大切である

過去問と言うのは、文字通りかつて試験問題で出題された問題のことを指します

何事もそうですが、過去の傾向をして対策を立てることが非常に重要です。

特に医学部の試験の場合には、クセのある問題が出題されることがかなり多いですから、過去問をもれなく確認しておくことが非常に大切になってきます。

このような過去問は医学部の中で先輩から後輩に継承されており、学生の間に出回っています。

ですから、友人達と同じような良好な関係を築き、過去の問題に関して情報収集しておくことが必要です。

よく医学部では、1人でコツコツと勉強を進めるよりは、同級生と同じことをやれ、と言うことが言われます。

これはつまり自己流で試験勉強を進めるのではなく、他の人たちと歩調を合わせて勉強することが大切だと言う事でもあります。

病院実習に必要なCBT

これは大学病院での実習を行うになって、最低限度の知識を身につけているかを確認するための試験です。

主に病棟実習を行う4-5年時の前に行われます。この試験も進級がかかった試験であり、この試験にパスしないと病棟での実習はお預けとなりますね。

試験はコンピューターで行われます。問題の出題・回答はセンター試験とほぼ同じであり、多選択肢から正解の選択肢を選ぶような形になります。

最後の難関である卒業試験

これは読んで字のごとく、医学部内で卒業するためにパスしなければならない試験です。多くの大学医学部では、医師国家試験に準じた位置付けで、各診療科ごとに試験問題が作成されます。

出題範囲はある程度指定されていることが多いですが、基本的にはすべての診療科の全ての分野に及びますから、その出題範囲は膨大です。

いくつかの大学では、この卒業試験で一定程度の成績を取得できなければ卒業ができない、すなわち医師国家試験の受験資格が得られないことになります。

これは、あまりにも医師国家試験の合格ラインに達していない学生をあらかじめ卒業させないことによって、自大学の国家試験合格率をあまりにも悪くしないための方策の一つといって良いでしょう。

医師国家試験合格率に対する考察。合格率は高いが難しい

2018.03.21

まとめ

医学部の試験をパスするために同級生たちとコミュニケーションをとって、最新の情報を手に入れることが必要です。

また範囲は膨大にはなりますが、入学試験に比べると合格するための労力はすごく小さくて済みます。必要な部分を重点的に学習することが大切なのです。

とにかく医学の試験というのは独特なのです。

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2018.03.15

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