医局と喧嘩別れすることのデメリット

大学病院で勤務していた時、医局を辞める多くの諸先輩方を見てきました。ただ、医局と喧嘩別れするのは、あまり得策ではないと感じている次第です。

医者が医局を辞める3つのパターン

医局と対立した先生は、辞めざるを得なかった

医局に所属していたA先生は、大学病院における給料の面での不満を、医局に何度も言っていたそうです。ふとした時に、私はその裏側で上層部がどのようなやりとりをしているかを見聞きすることがありました。

それは、どのようにしてA先生の給料上げるかということではなくて、どのようにして彼の意見を押さえつけるか、反論するかということでした。

つまり医局の上層部の人間は、医局の問題点を解決するということに関しては全く興味がなく、むしろどのように安定的な組織運営を行なっていくか、ということに注力していたのです。

つまりは内部告発からどのように問題を解決するかと言うことよりも、内部告発したものを、どのように排除するかということに重点が置かれているようでした。

その不満を述べたA先生は、翌年からの非常に不遇な病院での勤務を命じられていました。その人事でA先生は、いろいろと思い悩むことがあったのでしょうか、結局医局をやめていくことになりました。

医局とは対立しない方が得策

もしあなたが、今働いている大学病院の医局にとてつもない不満を抱いていたとしても、それを直接言わない方が無難でしょう。

こう言ってしまうと、日本人の悪い習慣としてよく指摘される、「自己主張しないで穏便に済ます」とか、「波風を立てないように流される」という風に捉えられてしまうかもしれません。

ただし、医局の中のポジションとしては、実際はそちらの方が自らの利益になる場合があるのではないかと思います。

大学病院の医局と言う硬直化した組織は、いまさら医局員1人の意見で変わるもんではありません。

日本全国の大学病院の医局員が、恐ろしいほどの低い給料に不満を吐き続けているにもかかわらず、21世紀に入ってもはや20年近く経とうとする今現在も、大学病院の医師の時給は、コンビニバイトと同じようなのが現状です。

先生、まだ医局辞めてないんですか?

医局を辞める際にも、穏便に辞めることが大切

医局を辞めた場合にも、医者として働き続けると場合があるかもしれません。

もし同じ専門分野で働き続けるのであれば、学会や勉強会などで、必ずや顔を合わせことでしょう。日本のどこにいても、知り合いの先生とは、何かしらのコンタクトがあるはずです。

ですから、医者を辞めて海外に高飛びするとか言うことでなければ、あまり医局の悪口を言わないで、医局と喧嘩別れしないほうが得策だと思います。

そちらの方が、後々のためになるでしょうね。

心の内側には煮えたぎる不満があったとしても、表面上はニコニコしていれば良いのではないかと思います。それこそが医局と付き合っていく秘訣ではないでしょうか。

おすすめアルバイト、スポット勤務、転職サイト

ドクターズマガジンを無料で購読。医師賠償保険の加入なども
先生まだ医局辞めてないんですか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。