医者が診断書を書く時に考えていること

入院した患者さん、外来で治療した患者さんで、保険会社の診断書を書くことが求められることがあります。

診断書の詳細は医師にもよくわからない

ほとんどの患者さんは何らかの医療保険に入っているようで、入院患者さんが退院した場合などには、事務から診断書を書くように求められます

この診断書は、病院の事務から回ってきますので、どのような手続きを経て患者さんから私たちに回ってきて、そして記入した診断書が、私たちから患者さんに戻っていくのか、正直わからないことが多いです。

また治療内容についても、どこからが医療費が給付され、どこからは給付されないのか、ということについても保険会社によって異なっているので、なんとも言えないのです。

外来で患者さんを診察していると、診断書について聞かれることがありますが、正直診断書のことに関してはほとんどわからないというのが現実です。

診断書の内容について問い合わせがくることもない

さてこの診断書ですが、正直書くのには迷ったことばかりです。

退院後の自宅療養の必要性なんかは、結構難しくて、どういう風に書けばよいのか正直迷います。また既往歴を書く欄もありますが、骨折を既往歴とするかどうか、についても医者によって判断が別れるところでしょう。

わからないことをいちいち細かく聞いていても前に進まないので、分かる範囲で嘘のない範囲でかける分だけ書くようにしています。嘘を書いてしまうと保険金詐欺になってしまうので、ここは厳重注意です。

困ったことに診断書の記載内容について、保険会社からのフィードバックがないので、果たしてこの書き方で良いのかどうかと言うことを常に迷いながら書いているのが現状です。

診断書を書くことで給与にプラスされる病院もある

保険会社に提出する診断書の作成料は、病院によっても異なりますが、おおむね5000-8000円くらいだと思います。

多くの病院の場合は、医師が診断書を一通記載するごとに1,000円とか2,000円とかが給料に上乗せされるようになっています。したがって診断書を書くと言う事は自分の収入アップにもなるわけですね。

といっても1週間に書く診断書の数は、せいぜい数通ですから、給料に上乗せされる金額は月に数万円といったところです。

といっても、診断書を書くにはある程度時間がかかりますので、必ずしも診断書をたくさん書いて、給料がアップすることが喜び、というわけでもありません。

私が大学病院に勤めていたときには、診断書をいくら書いても給料には全く反映されなかったので、ただただ業務時間を削られてめんどくさいだけでした。

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先生まだ医局辞めてないんですか?

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