医者は年末年始も暦通りには休むことができない

正月ぐらい休みたいと思うのも、医者も一緒です。

年末年始の病院

一般的な病院では29日か30日が仕事納めとなって、年が明けたら4日位から病院が開きます。

といっても年末年始の間も患者さんは入院していますので、その間の対応をする医者が必要になります。

入院患者の対応

入院患者がいる診療科では、必ず誰かが毎日やってきて入院患者に変わりがないか診察します。

また患者さんに何かあったときにすぐ駆けつけられるように当番を決めておくのが慣例になっています。

一方である1つの診療科に1人とか2人しか医者がいない場合には、2日に1回は当番をすることになってしまいますので、これはすごく大変になってしまいます。

外来患者の対応

それとは別に、外来通院している患者さんでも容体が急激に悪化して、救急外来を受診する患者さんもいます。

そのような患者さんに対応するために、病院当直と言って病院全体の当番をする医者も必ず必要になります。

年末年始はたいていは若手の医者が充当されることになるのですが、それでもやはり誰かが病院にいなくてはなりません。

手術や救急対応

実は医者の仕事ってこれだけでは終わらないんですよね。

例えばお正月にやってきた患者で緊急手術が必要になれば、外科の医者は呼び出されてしまいますし、麻酔をかけるために麻酔科医は呼ばれてしまいます。

また吐血をしていて緊急で内視鏡が必要であれば、消化器内科の医者は招集されてしまいますし、少し難しいですが体の中から出血していると言うことであれば、放射線の医者がカテーテルを使って止血しなければならないこともあります。

結局、ほとんどの診療科では、誰かしら緊急事態に対応できるように、当番を用意しておかなければならないのです。

年末の病院は空いているが年始は混んでいる

医者は正月も休めない

つまるところ人間の体に休みがないよう、お正月であっても誰でも呼ばれてしまう危険性があるわけです。

したがって医者の数にたくさんの余裕がない病院ではお正月といえども完全に休むことができないですし、医者の数に余裕がある病院であっても、その日の当番を決めて、それ以外の決まった日に休むように するしかありません。

時折、業者からのFAXかメールで、「12月29-1月4までは当社休業のため迅速な対応ができません」なんていう張り紙が医局や病院内にしてありますが、私たちからみればなんとも羨ましいものです。

したがって私も医者になってから、年末年始を暦通りに休めたことがありません。医者って恵まれてると思うかもしれませんが実際はそうでは無いのです。

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先生まだ医局辞めてないんですか?

 

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