地方の医師不足、解消進まず 強制勤務案には反発も 

医師の偏在に関するニュースです。

地方の医師不足、解消進まず 強制勤務案には反発も

 

医師が大都市部に集中し、地方の医師不足が深刻化している。政府などは医学部の定員増や地域勤務を義務づける「地域枠」を導入したが、効果はすぐに出ていない。「このままでは地域医療は崩壊する」。厚生労働省の検討会では医師に地域での勤務を半ば強制的に課す案も浮上した。同省は年内に抜本的な対策をまとめる方針だが、地域勤務の義務化を嫌う医師らの反発も強い。医療の質を維持しながら偏在問題を解決できるのか。議論の行方は不透明だ。

https://style.nikkei.com/article/DGXKZO18595910X00C17A7TCC001?channel=DF140920160921

(日本経済新聞)

 

記事の中では、都市と地方での医師の偏在が問題になっており、医師の絶対数を増やすことが大切である。

しかし医療費増大の観点や、将来的には医師が過剰になることが予想されるため、現場の政策では問題があるかもしれないと言うことで締めくくられています

将来の医療需要予測は難しい

医療の需要予測と言うのはなかなか難しいものです。

日本は人口減少社会であるから、単純に医療需要が減少するかといえば、そうではありません。

団塊の世代が高齢化する2020年代から2040年ごろまで、医療需要はどんどん増えていく、ということが予想されています。

患者説明、医療の高度化による変化

さらに、医師の仕事内容も変化しつつあります。

 

患者意識の高まりにより、数十年前は一方的な説明でよかったものが、最近ではインフォームド・コンセントと言って患者さんに十分な説明を懇切丁寧に行う必要があります。

また医療の高度化によって、より丁寧で高度な手技が求められるようになりました。一人当たりの患者さんにかける時間と言うのは確実に増えていると思います。

私たちの仕事も昔の紙カルテから電子カルテになり、検査や処方のオーダーも手書きから電子カルテに一本化されました。

一見すると非常に効率的になったように思いますが、むしろ負担が増えたと言う声を耳にします。

紙カルテであれば、4行くらいカルテが書いてあれば情報十分であったのが、電子カルテだと10行くらい記載しても、カルテ不十分、というような印象になってしまうのです。

患者の診察記録に記すべき内容が、年々増えているような印象です。ですから、結局のところカルテ記載にかかる時間というのは、かわっていないのかもしれません。

現場では医師が足りない

したがって現場で働いている医師としては、今は全然医師が足りていないと言う状況です。

休日当番や当直をした後もしっかりと休めるような体制にするためには、今の1.5倍位医師がいても全然問題ないと言うような状況です。

特に小児科や産婦人科、救急科などでは今の2倍ぐらい人がいても全く問題ないでしょう。

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先生まだ医局辞めてないんですか?

 

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