当直も肉体労働という認識を医者は持つべきである

大学病院に勤務している場合には、不当に安い大学病院の給料を補うために、アルバイトを行わなければなりません。

特に若手医師の場合は、専門分野に関してあまり経験がないですから、誰でもできるような当直バイトを行なっていく必要があります。

アルバイトの給料は、常勤医の給料よりも良いですから、医者はアルバイト勤務というと、どこか効率よくお金を稼いでいる、という風に思ってしまいがちです。

しかし実際のところは、当直のアルバイトも、結局のところは肉体労働であると考えるべきなのです。

アルバイトとしての当直業務

特に専門医の資格などを持たない若手医師の重要なアルバイトとして、近隣病院での当直業務が挙げられるかと思います。

大学病院の近くにある、規模の小さい療養型の病院に赴いて、一夜を明かすと言うのは典型的な勤務形態かと思います。

入院している患者さんはそれなりに安定しており、夜に起こされることもないのです。

ただ、大学病院での勤務を終えて病院に移動し、翌朝また大学に戻ってくると言うのは、肉体的にも精神的にも負担になります。

若い頃には、最大で月に7回とか8回ぐらいやっていた当直業務と言うのも、年齢をを重ねるごとに次第に辛くなってきます。

療養型病院での当直のアルバイト給料

このような病院での勤務というのは、平日であればだいたい5-6万円くらい、土日であれば8-10万円といったところでしょうか。

医局からアルバイトを請け負う場合、求人サイトを介さないので、アルバイト代金は通常よりも20-30%くらい高くなりますね。

学生時代のお金のなさから、医師免許を得て研修医を終えた段階で、夜寝ているだけで数万円も稼げてしまうのです。

このように考えてみると、アルバイト当直はなんて素敵なんだろう、と思ってしまうわけです。

当直業務は時間を切り売りしているという事実

冷静に考えてみると、病院で当直すると言うのは、人生の間で貴重な時間を、切り売りしているのに過ぎないと感じることがあります。

医者ってのは、椅子に座って指示を出しているだけでは収入はを得ることはできません。自分の体を動かさなければならないんです。

医者と言うと、高度な技能を持ったホワイトカラーと思われがちですが、当直業務に関しては自らの時間を切り売りしている労働者に過ぎないのかもしれません。

道路で通過する車の数をかぞえるアルバイト業務となんらかわりないかもしれないのです。

当直のアルバイト代金も税金で持っていかれる

さらに普段は意識されないのですが、稼いだ金額の何割かは、所得税と言う形で税金になってしまいます。

医者の場合は、大抵年収1000万円近くですから、900万円以上の所得分に関しては、所得税の税率が33%となっています。

所得税の例など

年収1000万円近く稼いでいる人であれば、900万円以上の所得の分は所得税率33%です。

ですから、つまり、一晩の当直が6万円とされている当直があったとして、実際はそのうちの2万円近くは、税金として持っていかれてしまうと言うわけです。

6万円稼いだつもりなのに、実際に財布に入るお金は6-2=4万円。ああ、なんと悲しい事実でしょう。

そのように考えてみると、実際の手取りはもっと少なくなります。

実際に手元に残るお金と、病院で貴重な時間を一晩過ごすということを天秤にかけて考えた場合、果たして当直というのが褒められるべき道どうなのかは疑わしいところです。

やみくもに当直アルバイトを行うのではなく、果たして労働に見合ったものなかを考えながら当直していくことが大切ですね。

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先生まだ医局辞めてないんですか?

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