教授回診と教授の飲み会について思ったこと

ある教授の飲み会

教授は若く、気さくな方で学生時代は相当遊んでおられたようです。

よく”学生時代は遊べ”と言われますが、今の学生にはそんな余裕はないでしょう。文系学部を考えてみても、世間は就職難で学生時代は遊んでいる暇がありません。

医学部の世界を考えてみても医学部の定員が増員される以上、競争は厳しくなります。そもそも数十年前よりも医療は飛躍的に進歩し、患者の医療に対する要求度も格段に高まっている分だけ勉強する必要があります。

とは言うものの、この教授の業績はすばらしいんですよね。全く人生は分からないものです。

教授回診の良し悪し

ポリクリで各科をローテーションしてみると、医局カンファレンスを含めた良い教授回診、意味のない教授回診が分かってきます。

私が良いと思ったのは、典型的な疾患は簡潔なプレゼンのみにしておいて、診断、治療に迷う疾患だけを深く掘り下げるものです。

この場合、普段病棟に現れない教授であっても日ごろのカンファレンスで症例について医局全体で討論しているので、いざ病棟を回診するとなっても普段話題にのぼる患者については丁寧に診察している印象があります。またカンファレンスから回診までの目的が「難しい症例の検討」とはっきりしています。

逆に意味ねぇと思ったのは、入院患者全員を均等に診察しようとする教授回診です。

そもそも普段病棟に来ていない人間が入院患者全員について把握するのは不可能ですし、ろくに問診もをせずに患者を診察(といっても形式的なものですが)するのは儀式でしかありません。

患者の病態をほとんど理解していないのにもかかわらず治療方針を指示するのはナンセンスですし、理解していない人間は教育できません。つまるところ目的がはっきりしていないのです。

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先生まだ医局辞めてないんですか?

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