研修病院マッチング試験体験記

先日学生時代最後のイベント、マッチングの結果発表が行われました。私は何とか第1志望の病院にマッチする事ができました。

大学病院にするか市中病院にするかで迷う

実のところ大学病院にするか市中病院にするか、最終登録の期限2日前まで迷っていました。

正直どちらでも良かったのですが、第1志望の病院にはせっかく採用して頂いたので、がんばりたいと思っている所存です。

周囲を見ていますと、毎年フルマッチしているような病院を第1志望にしているような場合には、いかに学校の成績がすばらしくとも、簡単にアンマッチになってしまうようです。

逆に成績は芳しくなくとも、日本で5本の指に入るようなブランド病院にマッチしている人もいたようです。

このあたりは病院側の採用基準の不透明さを反映しているようで、成績が良いだけでは無事に採用してもらえるとは限らず、相当程度病院側の顔色を窺うことが求められているようです。

意外と落ちる、成績が良くても落ちる、大学の偏差値が高くても落ちる、を実感したマッチング試験でした。

マッチング試験の実際

大学病院での面接

大学病院では、筆記、面接試験がありました。面接試験では臨床実習でお世話になった病院のスタッフの方が面接官でした。

筆記試験は大学病院だけあって、医師国家試験のような体裁でした。

大学病院は、東大や東京医科歯科、慶応など、首都圏の一部の大学病院を除いて、今や人手不足ですから、筆記試験の出来栄えだけで、不合格にするということはないと思います。

面接は、あらかじめ指定されていると思われる質問事項一覧の中から2,3ピックアップして、質問されているようで、質問内容はマッチング対策本の1ページ目に書かれているようなものでした。

見た事のない受験生(=学外)の方が多く、印象的でした。

面接官からすると、貴重な休日を潰して受験生の面接をしているわけですから、大学病院や医局派遣の一般病院であれば、奇抜なことは話す必要はないと思います。

休日の嫌ながらやっている仕事で、イレギュラーなことをされても困るでしょうし。

 

市中病院の筆記試験・小論文・面接

市中病院の面接は小論文、筆記、面接試験がありました。大学病院とは異なり、試験終了までどことなく引き締まった雰囲気がありました。

筆記試験は英語の試験でした。レベルはレンター試験と同じくらいだったと思います。

実際に働き始めてみると分かりますが、忙しい日々の診療の中で、試験問題を作成し、採点するというのは、すごい負担です。

ただでさえ日々の診療に加えて、書類仕事、学会発表準備等々の業務があるわけですから、そこまで力を入れて作成された問題ではない、と推測されます。

小論文は1時間の制限時間で与えられたテーマに沿って、記述するというものでした。まあ医療倫理的に問題なければ、何を書いても良いものと思います。

自分が医者を何年かやって、やはりそういう「普通の医者」と一緒に働きたいですね。

面接試験は張りつめた雰囲気ではないものの、決して和やかでもありませんでした。矢継ぎ早に質問され、7割程度の事しか話せませんでした。

将来の進路を考える上で良い機会になった

このマッチング試験というものは、将来のキャリアを考える上で非常に良い機会になったと思います。

ブランド病院を駆け上ってできる医師になるのも良し、大学病院でアカデミックポストを狙うも良し、適当な市中病院で臨床経験を積みつつ親の医院を継ぐも良し。

医局入局一択の時代から新臨床研修制度が始まって多様な選択肢が生まれた今の時代、私は恵まれているのでしょう。

ドクターズマガジンを無料で購読。医師賠償保険の加入なども
先生まだ医局辞めてないんですか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。