臨床医が考えるこんな学会発表は嫌だ、の特徴5例




いろんな人のいろんなプレゼンテーション、学会発表を聞いていると、こりゃだめだな、と思う発表がいくつもあります。

そんなダメな学会発表について、考察してみましょう。

聴衆に嫌われる学会発表の特徴4点

時間を守らない

時間を厳守するのは最低限のルールです。

大抵の学会発表は、発表時間7分、質疑応答3分などと設定されているわけですが、時折大幅に時間を超越した発表をされる先生がいます。

発表に際しては何度かリハーサルを行っているでしょうから、話し方なども含めて1分程度の誤差はあるにしろ、2-3分のイレギュラーがあるようであれば、見過ごせません。

発表時間が長くなると、後ろに控えている発表者に迷惑がかかりますし、時間を気にしなければならない座長にも迷惑がかかります。

もちろん質疑応答が白熱して、予定時間を超過するのはむしろ歓迎されるべきことなのかもしれませんが、発表時間を厳守するのは心得ておきたいものです。

スライドの文字が多すぎる

全国学会レベルの発表でも時折見かけるのですが、文字で埋め尽くされたパワーポイントのスライドは本当に見る気もなくします。

言いたいことをスライドに詰め込んで、聴衆のことを考えない発表は、マスターベーションのようです。聞いている方はポカーンです。

医者はマスターベーションをしてはいけない、というある先生の言葉

2012.11.11

このような自慰的な学会発表は、慣れていない若手の先生だけでなく、相当なベテランであろうと思われる先生においても散見されますから、聴衆のことを考えた発表は必要不可欠ですね。

でも、最後にたくさんの文字を載せたりしていて、それだけで行に行くきをしなってしまいます。

言葉に詰まりすぎる

また発表の際のプレゼンテーションが、言葉に詰まりすぎるのも問題です。

ただでさえ難解な内容の発表を理解するためには、内容を理解する以外の部分で余計な神経は使いたくないものです。ですから、プレゼンテーションはすらすらと、当然のようにお話してほしいものですね。

普通は学会発表に備えて原稿を用意し、それを何度も読み練習することで、自分の言葉のように会得し、本番では聴衆とスライド半分ずつくらいに見ながら学会発表を行うのが、理想ではないでしょうか。

にも関わらず、噛みまくりながら学会発表される先生がいますから、聞いている方としてはなんとも集中できないのです。アナウンサーレベルとは言わなくても、すらすらと文章で説明してほしいものです。

原稿しか読まない

原稿しか読まないのも困ったものです。

スライドを準備して原稿を準備しての部分は良いのですが、発表の際に聴衆もスライドを一瞥することもなく、原稿しか読まなければ、その原稿は配布してしまった方がより理解できるでしょうね。

この手の朗読型プレゼンテーションはやはり学会発表に慣れていない若手の先生に多いのですが、最低限のプレゼン能力をアピールする目的においても、自分の言葉のように聴衆に語りかけた方が良いでしょう。

指導医が質疑応答に答えてしまう

ほとんどの学会発表は、発表時間とは別に質疑応答の時間が用意されているかと思います。

若手の先生の発表の中には、質疑応答の際どい質問の部分で指導医がしゃしゃり出てきて、もはや発表者の主役の座を奪ってしまうような光景を頻繁に目にします。

確かにその症例についてより深く質疑応答ができるのは指導医なわけですが、あくまで発表の主役は目の前にいるプレゼンターなわけですから、それを邪魔してはいけません。

学会発表は若手医師のプレゼンテーションの練習の場、質疑応答の練習の場なわけですから、多少拙い質疑応答であっても、指導医は親や心をもって暖かく見守るべきなのです。

指導医が出て行くべきは、若手の先生が助けを求めてきた場合や、聴衆が質疑応答に満足できていない場合に限るべきでしょう。

臨床医が普段感じている分かりやすい症例発表の方法5つ。これだけは押さえておきたい

2018.07.21

 

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