臨床医以外の医者の働き方

医者の職業と言うと、患者さんを診察して治療するということをだけに思われがちです。

勤務形態と言っても、病院に勤務する勤務医から、自ら一国一城の主人となる開業医が大多数を占めています。一方では、医者をやめたりしてユニークな働き方をしている人もいます。

美容整形

テレビや週刊誌などで宣伝をしている美容整形では、年収数千万円を稼ぐことも可能です。実際に行っている診療は、一般的な病院でやっている事とは全く違います。

基本的には健康保険の効かない自由診療ですし、病気を治す治療と言うよりは、コンプレックスを治す治療、言ってしまえば治療が不要な診療と言うふうに捉えた方が確かです。

医者のほうにしてみても、一般的な病院と違って営業努力が必要だったりとか、他との競争があったりとか、それゆに患者さんにきめ細かいケアが必要だったり、または上層部から収入を上げるように圧力をかけられたりと、一般の病院に勤務するよりは気を使うことがたくさんあるようです。

基本的には医学部を卒業して初期研修を2年間行えば、すぐに即戦力として働けるほど、実際のところは深い経験や技術を必要とされていないようです。

公的機関に勤務する

厚生労働省や保健所等のいわゆる公的な機関に勤務する医師もいます。医者と言えば白衣を着ているイメージですが、これらの機関に勤務している医師は、白衣ではなくネクタイとスーツを着て主に事務仕事をしています。

厚生労働省に勤務する医師であれば、医系技官として医療政策に携わったり、保健所に勤務している医師であれば地域の保健行政に関わったりします。国際的な医師であればWHOに勤務して国際的な医療政策を決定したりなど、事務側と一口に言ってもその働き方は実に多彩です。

当直がなかったり、福利厚生がしっかりしていたり、夜間の呼び出しがなかったりなどのメリットはありますが、ビジネスマナーの取得が必要だったり、上司や部下の関係がより強固になったりと、一般的な病院よりも働きにくい部分もあるようです。

また一旦このような公的機関に働いてしまうと、医療技術の低下と言う点から一般臨床に戻るのはなかなか難しいようです。

 

保険会社に勤務する

生命保険会社などでは、医学的判断が求められる場合があります。

加入希望者が本当に健康リスクがないか、保険金の支払いに関して、何か怪しい点がないかなど、医師としての判断が必要な場合があります。

したがって保険会社には診査医という役職が設置してあります。

週5日、9−17時で年収は1000万円以上など、病院勤務医から考えると驚くほど高待遇な求人などを見かけます。

産業医

社員の健康を守る医師です。

規模の大きい事業所では、専任の産業医の設置が求められます。社員の一般的な健康状態、健康診断、メンタルヘルス等に従事します。

産業医も9-17時の週5日勤務で、夜間休日の呼び出しはなく、勤務医からすると非常に恵まれた待遇と言えるのではないでしょうか。

小規模の事業所の産業医は、近隣の開業医が兼任していることもあるようです。

投資銀行・コンサル会社

東京大学や慶応大学などの偏差値の高い大学を卒業した医学部生の中には、投資銀行やコンサルティング企業に勤務する学生もいます。

退職か昇進を迫られる非常に厳しい雇用環境で知られている外資系企業ですが、成果に応じて収入が上がり、会社に評価されるところですので、能力があるような医学部の卒業生にとっては非常に魅力的なようです。

このほかにも医師という経験や肩書きを生かして、政治家に転身したり、作家になったりいろいろな職業についている者がいます。

他の職種から医師になるいわゆる再受験生の方々はたくさんいますが、よくよく考えてみると、医者を辞めて他の職業に転身している医師の方々もある程度の割合はおられたようです。

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先生まだ医局辞めてないんですか?

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