飲食店を禁煙にすべきかどうか

現在飲食店を禁煙にするかどうかで、日本医師会等を始めとして議論になっているようです。

禁煙の方がいいよねぇ・・・

日々呼吸器内科医として診療している身分としては、やはり禁煙にしたほうがいいんじゃないかなぁというのが率直な感想です。

現実問題として、タバコは百害あって一利なしです。肺がんの患者さんの病歴を聞いていると、8割から9割位の患者さんに喫煙歴があります。では残りの1割から2割の患者さんは全くタバコと無関係か、というとそうではありません。

配偶者の方がヘビースモーカーだったり、職場で常にタバコの煙を吸っていたなど、やはりどこかでタバコと関連があります。もちろん全くタバコを吸わない方や、職業などの関係で肺がんになることがありますので、何事も100%と言う事は言えないのですが。

タバコとがんの関係

その他現在では、肺がんだけでなく、タバコはあらゆるがんや、あらゆる病気に関連があると言うことが知られています。残念ながら今現在わかっているほとんどの病気とタバコの関係は、マイナスの関係です。つまりタバコを吸ったり、吸わされることによって病気になったり、病気が悪化すると言うふうに伝えられています。

テレビや新聞などのメディアでタバコの害悪があまり報道されていないのは、まさにJTがうまく立ち回って、各メディアに広告を出稿し、根回しをしているから以外のなにものでありません。簡単に言えば金で批判を免れているわけですね。

しかしタバコを法律で規制するのは・・・

とここまでタバコの解約について書いてきたのですが、これを法律や規則で縛ると言うのはなかなか難しいかもしれません。

もしタバコを個人の嗜好品として扱うのであれば、アルコールと同様に規制することは難しいでしょう。現実的な細かい話は別にして、酒が嫌いなら飲まなければいい、タバコが嫌いなら全席禁煙の店に行けばいいと言う議論が成り立ってしまいます。

飲食店をどの程度公共性のある場所として位置づけるかは難しいですが、企業や個人が運営する営利目的の飲食店は、かなり公共性の乏しい、プライベートな空間という方が合っているような気がします。

健康と言う観点からはタバコを否定するのは全く間違っていないのですが、法律や個人の自由と言う観点から考えると、必ずしも正しいのかわかりません。

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先生まだ医局辞めてないんですか?

 

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