風邪に抗生物質って聞くの?

風邪言われる症状・病気にはどんな人でも年に1回がかかるものかと思います。

かく言う私も年に1度は体調崩して発熱し、体があまりにも辛ければ病院を休むこともあります。

まあ無理に出勤して患者さんに迷惑かけても良いことはないですからねぇ。

世間一般的にいう風邪とは?

風邪とは、上気道炎とか感冒とか言われますが、大まかに言えば喉や咽頭部などのウイルス性の感染症です。

おそらく日本では1番ありふれた病気なのではないかと思います。

近くのクリニックや医院に行くと、「あーカゼですねぇ」と言って一通りの薬が処方されます。

クリニックによって処方する薬は異なっているようですが、中には抗生物質と言うバイ菌をやっつけるためのお薬を出す先生もいるようです。

風邪には抗生物質の意味がない

おそらく様々なクリニックで抗生物質を処方しているのは、患者さんの満足度をなんとなく得るためだと推察されます。

この手の問題はいろんなテキスや特集に書かれていますが、日本は安易に抗生物質を出すから耐性菌の問題が多い」とか「医療費の無駄」などといった、否定的な意見が並びます。

いわゆるカゼを治すには、栄養のある食事を食べて十分な休息をとることと言うことが言われますが、実はこれはまさしく本当のことで、風邪には栄養と休息が1番です。

まずやるべき事は、仕事や学校などはお休みで、十分な休息を取る事かと思います。さらに消化の良いもの例えばうどん屋お粥など最低限食べることも必要です。

医学部での教育は乏しい

まあこれには医学部での教育の不足という問題もあろうかと思います。

風邪というのはあまりにもありふれているのか、医学部の教育ではあまり系統的に教えられません。医者になって研修医を経て、なんとなく覚えていくというのが、多くの医者の経験ではないかと思います。

ちまたではPL顆粒と呼ばれる総合感冒薬が第一選択としてホイホイだされており、私も少し前まではホイホイ処方していました。

最近は高齢者に対してはPL顆粒は逆効果、などといった主張も見られませす。

しかし、風邪でやってきた患者に対して、一般的な風邪薬も出さない、抗生物質も出さない、ということはあまりできないですよねぇ。

となると、やっぱり巡り巡ってPL顆粒を処方することになるのかもしれません。

開業医などで風邪の診療を普段やっていても抗生物質を安易に処方してしまうのですから、本当に正しいことをするのは案外難しいのかもしれません。

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先生まだ医局辞めてないんですか?

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