看護師さんの中には、医学的なことを聞いてくる看護師さんがいます。
「この患者さんの治療法で気をつけることはありますか?」とか「こういうことはあまり言わない方がいいですか?」といったような感じです。
外来であれば「この検査はどうしてするんですか?」といった具合です。
看護師さんに質問された場合の、医者の考えについてご紹介したいと思います。
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基本的には看護師さんの質問は歓迎
基本的には私は、このような看護師さん医学的な質問は非常にウェルカムですね。患者に関する情報を医師と看護師さんの間で共有しておくのは非常に大切です。
いま患者さんに行なっている治療によって、今後どのような副作用が出てくるかとか、どのようなことに注意して経過を見ていけばよいかというのは、医療者全体で共有しておくべきです。
それによって、患者さんに少しでも症状がが出てくれば、それに対して早期に対処することができます。
したがって、看護師さん側も医者の考えていること、注目していることがわかることで、看護をやりやすくなるのではないかと推察します。
それに、医療者同士で情報を共有しておくのは、必ず患者さんにとってプラスになるけであり、巡り巡って医者にもプラスになるわけです。
ですから、個人的には病院全体のために、このような医学的な質問をしてくる看護師さんには感心しています。
医学的な質問を歓迎しない医師もいる
一方で医者の中には、看護師さんからのこのような質問を真剣に取り合わずに、適当にあしらってる人もいます。
病棟業務や外来業務でいろいろ忙しい時に、このような質問をされてしまうと、イラっとしてしまうかもしれません。
ただしその感情を表に出してしまう医師は、怒りっぽいとか、チームワークがないことがおおいので、大抵は同僚からみていもてあまり評判の良い先生ではないことが多いですね。
医者と看護師は同じ世界でいきる職種なのですから、常日頃から看護師を敵視している一部の医師以外は、状況見ながらにはなるでしょうが、必ず快く質問に答えてくれることでしょう。
熱心な看護師さんの方が医者の心象は良い
このように、いろいろなことを学ぼうとする看護師さんの姿勢は尊敬に値するものです。
別に夜遅くまで病院に残って学ぶとか、休日に勉強することを望んでいるわけではありません。医者が暇そうな時に、ちょっと聞いてもらえるだけで良いのです。
一方で、仕事に熱心でない看護師さんの心象はあまりよくありません。以前大学病院で経験したはなしです。
大学病院で働いていた時のはなし
患者の治療について看護師さんんとの話になり、治療方針について説明しようとすると、看護師さんから「どうせ副作用が起きても先生が対処するんだから、どうぞ好きにしてください」と言われたことがあります。
まあ確かに患者の全責任を持つのは医師な訳です。
ただし本来はチーム医療として、多職種が共同して患者に医療を提供しているわけです。したがってこのような「私は知りません」的な、責任放棄ともとれる発言をされてしまうと、医者側としてはモチベーションがだだ下がりです。
確かにそうだけれども、医者と看護師で基本方針や最低限の知識は共有しておくべきじゃないか、と思うわけです。
こういう発言があってからは、その発言をした看護師さんに対しては一歩引いて物事を頼むようになりました。
やはり信頼関係が大切ですから、信頼できないと判断した看護師さんには、重要な仕事は頼めないものです。
医者に気軽に質問してもらうために。心がけるべきこと
とはいっても、看護師さんが医者に質問するのはなかなか勇気のいることでしょう。
特に若い看護師さんが40-50の高圧的な医者に質問するのは相当に勇気のいるものでしょう。私だって緊張します。
気軽に看護師さんから話しかけてもらうためにも、いつもニコニコ、話しかけやすい雰囲気作りをしておくことが大切なのでしょうか。
ほとんどの医者は、やる気のある看護師と共に働きたいと考えています。
医師もそのやる気に応えられるように、常に看護師さんには優しくしていなければならないですね。
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