すぐ怒鳴る医者は看護師さん評判が悪い。どんなことがあっても笑顔でいよう

どこの病院にでもすぐ怒鳴る医者はいます。

彼ら・彼女たちの怒鳴る対象は、ヒトでありモノであり、患者であったりします。

こういう怒鳴る・キレる医者と言うのは、決して珍しくはなくて、医師として働いていれば、絶対に出会うものです。

怒鳴る医者の2例

まずは実際の症例についてご紹介しましょう。

気に入らないことがあると看護師に激昂する医師

ある先生は普段は穏やかなのですが、自分の気に入らないことがあると看護師さんに対して激昂する、怒鳴ることがありました。

患者への説明の場で、患者家族が10分遅れてきたからといって「看護師のお前の時間調整が悪い!」と怒鳴りつけたことがありました。

また患者さんに処置をやっている段階で看護師の動きが少しでも悪かったりすると「一生お前は俺の前に姿を表すな」なんて発言したこともあったようです。

このほか怒りに達する原因は、同僚からすると些細なことなのですが、病院内の立場上、看護師さん側はひたすら謝るしかありません。

医師の方も、自分の怒りがひと段落すると、途端に看護師さんに優しくするようなのですが、気分にムラがある医者を看護師さんはよく思わないでしょう。

怒鳴った相手のご機嫌をとろうして、やさしく歩み寄ってくるわけですから、当然受け入れられるはずはありません。

残念ながら、ほとんどの看護師さんから嫌われているようでした

殴ってはないが手を出した医師

ある別の先生は、ささいなことで看護師さんを怒鳴りつけてしまい、看護師の態度が気に入らなかったということで手を出してしまったこともありました。

手を出すといっても、脅しのつもりで少し体を小突いただけらしいのですが、暴力やパワハラには強いも弱いもありません。

日頃から問題行動が目立っていた当該医師に関しては、間近で見ていた看護師長や、診療科の部長が快く思わずに、派遣元の医局に掛け合って彼は病院を辞めざるをえませんでした。

まあ激昂している医師から手を出されたら、誰だって怖いですし、相応の報復をしたいと思うものです。

流石に暴力沙汰になるような医師は、病院側の表舞台から速攻で抹殺されますが、感情に任せてちょいとつつく、ぐらいのミニ暴力の案件であれば、いくらでも存在していることでしょう。

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2018年3月8日

看護師さんに激昂する、怒鳴るのは、言語道断

医者が看護師さんに怒鳴りつけるのは、どんなことがあってもしてはいけません。

100歩譲って看護師さん側に仕事上のミスがあったとしても、病院の中で一緒に働く同僚に怒鳴りつけるという行為はあってはならないことです。

私たちも研修医を叱る、指導することはありますが、決して感情に任せて怒鳴りつけることはありません。

それでは原始的な運動部と変わらないでしょう。

医者は感情をコントロールしなければならない職業ですから、どんなことがあっても怒鳴ってはいけません。

医療現場における怒鳴るという指導法は適切でない。いっぱい怒る人はいるけどね。

2017年8月25日

看護師さんとしては黙ってやり過ごすしかない

一方で医師に怒鳴られてしまった看護師の立場にたってみると、残念ながら黙ってやり過ごすしかないのだと思います。

病院側としては事を荒立てたくないでしょうし、トラブルを起こした両人のうち、どちらかを処分しなければならない状況になると、おそらく看護師の方が不利な扱いを受けることでしょう。

それは医師一人を採用するよりは、看護師一人を採用する方がいくらか簡単だからです。

少しばかり問題行動のある医師であっても、病院側は簡単には解雇しにくい、したくない事情があるのです。

キレる医師への対応方法

医師一人vs看護師一人の構図では、病院内の立場や病院側の事情から、どうしても看護師側の立場が弱くなってしまいます。

仮に医局派遣されている医師であっても、評判が悪いからといって医局人事を強制的に発動させる可能性は低いでしょう。

同僚の医師としても、看護師に時折激昂する程度であれば、目をつぶって対応していることが多いかと思います。

したがって、一番の対策は仲間を集めることですね。

流石に5人、10人からの訴えともなると、診療科の責任者や病院の上層部、医局なんかも黙って見過ごすわけにはいきません。

病院経営側としても、看護師5人にやめられてしまうと、これまで通りの医療を提供することは難しいでしょうから、医師を入れ替えることなんかも考えてくれるでしょう。

医師という立場の困りものには、数で対抗することが重要です。

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2012年11月11日

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