医者夫婦の離婚率は高い。
そう言われるわけですが、あながち間違った指摘ではないと思います。
医者同士は職場の関係から結婚することも多いですが、それと同じように離婚している例も多々見受けられます。
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医学部内では濃密な日々を過ごす
医学部内のカップルは、濃密な付き合いゆえか結婚に至る例が多いかと思います。
医学部の学生同士で付き合う場合には、授業や実習等は常に同じ顔ぶれで行われますから、すごく親密になっていきます。
それに部活動の関係で先輩や後輩と付き合う場合にも、関係は親密になります。毎回の部活動で行動を共にすることはもちろん、頻繁に開かれる飲み会でも買わせることになります。
さらに部活の友人と一緒に行う合宿や旅行ともなれば、常に行動を共にするわけですから、これまた親睦が深まります。
中には同学年で部活動も一緒、なんていうカップルもいる訳ですが、この場合にはもはや同棲してることが多いかもしれませんね
結婚するカップルは多い
そのような医学部内のカップルですから、学生時代のおつきあいが長ければそのまま結婚に至る例は少なくありません。
結婚しないパターンは、お互いがキャリアを追い求め一緒に暮らすことが不可能になるとか、お互いが自らの地元に戻るから、といった理由くらいでしょうか。
ほとんどの場合には、研修病院や働く場所に配慮しながら、卒業後もおつきあいを続けていくパターンが多いかと思います。
卒業と同時に結婚
医学部時代からの付き合いが長い場合には、卒業と同時に結婚するカップルがちらほら見られます。
ストレートに医学部に入学した場合には若干24歳で大学を卒業すると同時に結婚して行く訳ですから、大きな決断と言えるかもしれません。
卒業してからお付き合いを続けるカップル
医学部内のカップルが結婚するまでのパターンとして多いのは、卒業してからもお付き合いを続け、初期研修医の時代に結婚するカップルでしょうか。
学生から研修医になるにあたって、働く場所などの環境がガラッと変わることがおおいですから、働き始めて落ち着いてきてから結婚、という医学部カップルも多いですね。
ただし離婚する夫婦もいる
濃密な関係で結ばれた医学部内のカップルなのですが、決して離婚する夫婦がいないわけではありません。
医学部の中で濃密な時間を過ごしたからといって、決して2人で仲良く生活しているわけではないのですね。
医者夫婦の半分くらいは離婚する
学生時代の付き合いとか、研修医時代、その後になって医者と出会い結婚していく医者同士のカップルは結構多いですね。
男性医師と女性医師は医学部という同じ環境で学び、医者になってからも同じ職場で同じ仕事をしていますから、出会いが増えるのは必然的なことです。
しかしながら
「その半分ぐらいは離婚しているんだよ」
と、ある先輩の先生に言われたことがあります。
自分もだんだんと歳をとってきて、周囲のご夫婦の動向などを見たり聞いたりしていると、「あーなるほど」と思うようなこともよくあります。
つまりは離婚していくる夫婦をよく聞くようになるわけですね。
医者になりたてのくらいは当然のことながら、周囲は結婚していく医者カップル・夫婦ばかりなのですです。
しかし時が経つにつれて、離婚してくるカップルもちらほら耳に挟むようになります。
離婚したある先輩夫婦の例
ある先輩の夫婦は、医者3年目になると同時に結婚して一緒に生活を始めたようでした。
Facebookには、結婚当初は一緒にランチに行った時の写真とか、一緒にお出かけした時の写真を頻繁にアップしていたのです。
その当時はなんとも楽しそうな投稿ばかりで、優雅な生活をしていたようですからさぞかしお幸せだったことでしょう。
結婚の報告を聞いて1年ほどたったある時のことです。
男性の方のFacebookの投稿で「一人で沖縄に旅行してきました」というような投稿があったのです。
夫婦で生活していれば、一人で旅行にいくことなんて滅多にないでしょう。
”奥さんがいたらさすがに1人で沖縄なんていかないだろう”
という疑問が湧いてきて、改めてその先輩医師のFacebookを遡って見ました。
すると驚くことに、結婚式当時の写真がごっそりなくなっているんですよね。
そして奥さんのfacebookページに行ってみると、プロフィール部分の名前が旧姓に変わっていたりしていることがわかるのです。
その時に、あーこのご夫婦は離婚されたんだな、ということを確信したのであります。
結婚の報告は広く友人関係に行われるのですが、離婚の報告となると途端にされなくなってしまいますね。
なぜ医者夫婦は離婚してしまうのか。医者夫婦が離婚する理由3つを考える
そんなわけで離婚するカップルが多いのですが、次からはその理由を考えてみましょう。
女性の方に経済力がある
よく言われる離婚の原因は、女性に経済力がありすぎることですね。
基本的に医者は同一労働、同一賃金です。男女は関係なく、女性も男性と同じように稼いでいるわけです。
専業主婦であれば、生活していくために経済的なことを考えると、我慢して夫婦生活を続けなければならない、なんてことがあるかもしれません。
しかし医者夫婦の場合はそんなことはありません。夫婦生活で嫌なことがあれば、女性側から
「離婚します」
ということも十分可能になってしまうわけです。
女性の立場にしてみると、離婚して独り身に戻ったとしても十分に生きていけるほど経済力があるんですね。
せっかく努力して女性が稼げるが職業に就いたのに、それがあだになって離婚率が高くなってしまうのは、なんとも悲しいものです。
共働きで忙しい
もう一つの離婚の原因は、お互いに忙しすぎるからでしょうか。
医者夫婦がお互いにフルタイムで働くとなれば、残業、当直、当番、学会などで多くの時間を仕事に割かなければなりません。
平日業務が忙しいのはもちろんのこと、休日でさえ何かしらの仕事をしなければならない場合も多々あります。
私たち夫婦も、お互いの土日が完全にフリーなのは、せいぜい月に1回あるかどうか、でしょうか。
したがって、平日の家事や子育ての分断で喧嘩に至ることは多々あります。
また休日でもゆっくりとリラックスすることが難しいのも確かなところです。
一方で夫婦や家族でプライベードな時間を楽しむことも制限されますから、家族の絆を深めることが難しいのです。
このようなすれ違い生活によって、離婚に至ってしまうことが予想されます。
不倫・浮気をしやすい
これも大きな原因ですが、夫側または妻側の不倫・浮気というのも大きな原因ですね。
特に男性の方は、病院の中では女性との出会いがたくさんありますし、医師として看護師さん等からたくさんのアプローチを受けることもあります。
それに当直や学会、患者が急変したと理由をつけてしまえば、不倫をする時間を作ることは難しくありません。
仕事を理由にしてしまえば、それ以上相手は追求できなくなってしまいます。仕事と偽って不倫に勤しむこともあまり難しくありません。
不倫や浮気が原因で別れてしまう男女も意外と多く、医師だからといって高い倫理観を有しているわけではないようです。
男女恋愛のもとには医師もひとりの人間なのでしょうか。
不倫についてもいくらでも言い逃れできるのが、医者という職業なのかもしれません。
まとめ
医者夫婦は離婚しやすい傾向があります。
これはお互いに愛がないからというわけではなく、収入や働き方などから、どうしようもない側面もあるかと思います。
我々夫婦も可能な限り仲良くできるように気をつけながら、生活していきたいものです。
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