病院で働いていると、毎年いろんな部署で忘年会が開かれます。
病院全体で行われるおこなわれる大規模な忘年会から、病棟や診療科ことに行われる中規模な忘年会、知り合いの医者だけで行われる小規模な忘年会まで様々です。
これらの忘年会は、病院の規模や看護師さんが加わるかどうかによっても、大きく変わってきます。
そんな時、忘年会の会場でどこの席に座るべきなのか、いつも迷うのです。
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病院全体で行われる忘年会
大きな忘年会はホテルで行われることが多い
病院の規模がある程度大きくなると、病院全体の忘年会はもれなくホテルの宴会会場で行われることになります。
これは決してお金をかけているということではなくて、多くの人数の職員が入れるキャパシティーのある会場が、ホテルの宴会場位しかないからだと思われます。
シティホテルは結婚披露宴にも対応するために、大抵どのホテルでも大きな宴会会場が用意されています。
そして病院全体の忘年会なんかは、そのような宴会会場を利用して忘年会を行うことが多いように思います。
またある温泉街に近い病院では、温泉街の旅館の大型宴会場を貸し切って忘年会を開催し、そのままホテルに一泊、というようなこともあるようです。
これなら終電を過ぎても帰りの足の心配はないですし、温泉にも入れるので忘年会にはぴったりですねぇ。
大きな忘年会の費用はだいたい1万円
会費については、医者は大体1万円位であることが多いですね。
ただし料理とお酒が1万円の価値があるかと言うと、はっきり言ってないでしょう。
中華料理で使うような円卓に座り、コンセプトのわからない和食と洋食が混じったようなプレート料理が用意されます。
忘年会ですから周囲は騒がしいですし、料理を楽しむと言う感じではありません。
規模がすごく大きくなると、バイキングだったこともありました。
さらにアルコールドリンクも物足りず、ビールは瓶ビールで1万円を払うレベルの飲食店と大差ありません。
くわてワインや日本酒はその選択肢が極めて限定されており、予算1万円の飲食店では考えられないレベルです。
もちろんたいていは飲み放題ですから、たくさん飲めば元はとれるのかもしれませんが…。やはりホテルの宴会場の場所代のせいなのでしょうか。
コメディカルはもっと安い
また看護師や技師さん、事務員などのコメディカルの会費はもっと安くなります。
医師が1万円だとすると、おおよそ3000-5000縁くらいでしょうか。
収入の差を勘案してのことなのか、コメディカルの給与は安く抑えられているのです。
忘年会の席次の決まり方
上記のようにホテルで開催される忘年会ですから、あらかじめ席次は決まっていないことが多いでしょうか。
前列の院長クラスや、幹事の席次はあらかじめ決まっていることが多いようですが、基本的に到着した医師から自由に着席できる席を選べるようになっています。
そしてこの席次が、悩みのタネになってくるのです。
忘年会で座る席の配置が悩ましい
さて忘年会でもっとも気を使うのが、どの席のに座るべきかという問題でしょうか。
その病院に長く勤めていてどの職員とも顔見知りと言うような状況であれば、楽しく会話も弾むのでしょう。
ただし最近病院にやってきて、せいぜい自分の診療科と関係する診療科の先生ぐらいしか知らない医師にとっては、どの席につくべきかは悩ましいところです。
ある時の忘年会では両サイドに全くしゃべったことのない先生が座られ、しかも年上の先生だったので、こちらが会話を振ったりとかお酒をついだりとかするのに大変苦労しました。
その時の忘年会は全く面白くなく、二度と参加するもんかと思ったりもしました。
医師にとっての忘年会は面白いイベントか
根本的なおはなしですが、医師にとっての忘年会がおもしろいかどうか、楽しみかというところです。
この辺りは医師個人によって考え方が大きく違うようですね。
飲み会が好きでコミュニケーションが良好な先生は、毎年の忘年会には欠かさず出席し、3次会まで参加する先生もいます。
一方で控えめな先生は、あえて忘年会の日に予定や当直を入れたりして、欠席する先生もいます。
つまらないと思っている看護師さんもいそう
病棟の忘年会で看護師さんが出席するものでも、看護師さんにとってもおもしろいものではないらしですね。
以前私が参加した病棟全体の忘年会はホテルの宴会場で開かれたのですが、看護師さんの中には忘年会の半分以上をホテルのロビーで過ごしている方もいました。
確かに看護師の職場は女社会で、職場の人間関係もギスギスしている上に、いきなりプライベートで話せと言われても気まずいですよね。
割高なお金を払ってたいして美味しくもない料理が出され、しかも緊張しながら隣の人としゃべるのはなかなか辛いものがあります。
もちろん友人同士や年齢の近い先輩後輩の忘年会はすごく楽しみなんですけれども。
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