3月は喜怒哀楽のある医局送別会の時期ですね

毎年3月ごろには、大学病院から異動していく先生方を送り出す、医局送別会というものがあります。

この送別会に出席する先生の中には、悲しみの表情で大学を去っていく人、うれしさの表情で大学をやめていく人など、喜怒哀楽に満ちています。

医局送別会はカジュアルな雰囲気で行われることが多い

医局のメンバーが集まる会ですが、カジュアルなことが多いように思います。

医局の人数にも依るんでしょうが、居酒屋貸切〜ホテルの小宴会場くらいが相場だと思います。

大学病院の外部からは偉い人は出席しないですし、みなさん顔見知りで和気藹々としていますし、どちらかというと内輪の会だからでしょうか。

医局送別会の内容

上述の通り、カジュアルなものですので、教授の労いのスピーチ、関係者の言葉、思い出、そして送り出される人の思い出話、と続きます。

若手の先生で、一旦大学の外に出る、というような場合には、「まだまだ勉強してきます」と、希望に溢れた話になりますし、ベテラン医師が関連病院に出向するような場合には、医局の思い出話に花が咲きます。そんな感じです。

残りの時間はいたって普通の談笑、ということになりますね。

病棟の送別会で、病院を辞めていく看護師さんに思いを馳せる

2018.04.03

大学を離れる理由は様々である

大学から離れる理由は様々です。

若手の先生で大学病院勤務であれば、大学で一通りのことを学んで、さらにステップアップするために関連病院に出ていく先生がほとんどです。

その先生たちは皆期待と緊張の面持ちで、どちらかと言うと希望に満ち溢れています。

ベテランの先生の場合は、片道切符と言った形で、大学でのお勤めを終えて関連病院で医師としての一生を過ごすことになります。

そのようなベテランの先生方の中でもいろいろなタイプがあって、大学を出たい出たいと思って、ようやく希望が叶って送別される先生もいます。

一方で大学の中で出世を望んでいたにもかかわらず、あえなく出世競争に敗れて失意の思いで大学を後にしなければならない先生もいます。

ですから、送り出される医師にしてみれば、希望に満ち溢れている場合も、そうでない場合もあるわけですね。

医局送別会を悲しむ人、喜ぶ人

つまり、大学から出ていく先生が、皆がみんなハッピーでもバッドでもないわけです。

所詮はいち組織の人事なのですから、そこには様々な人間模様が存在しています。

若手もベテランの先生も、残っている先生にとってはお世話になった先生には間違いないので、皆盛大に送り出すことにしています。

さすがに涙する先生はいなかったように記憶していますが、「元気でな〜」とか「頑張ってこいよ〜」など、昭和のドラマにありそうなやりとりが交わされます。

もちろん出世争いに破れて、仕方なく関連病院に出向というパターンもありますから、こういう場合はハッピーでないかもしれませんね。

最近はみな大学を敬遠する傾向にあり

最近では医局に入る若手の医者が減っており、残された医師たちの大学の中の業務も日に日に忙しくなりつつあります。

教育や研究などの臨床以外の業務に対して興味のない医者にとっては、給料も安くあまり魅力的でない職場です。

それに伴って強い医師を持って教授を目指す人以外は、みな大学から出たがっているのが現状です。

大学の悲喜こもごもを表した医局送別会、懐かしいものです。

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