医者が病棟業務で看護師さんに求めるもの

指示通りに動いて欲しい、患者さんを誘導してほしい

医師が病棟業務について1番看護師さんに求める中でウェイトが大きいのは、医者の指示通りに患者さんをコントロールしてほしいと言うことだと思います。

お互いにコミニケーションをとっていると、どうしても時間や場所を間違って伝えてしまったり、伝えつもりが実は伝わっていなかったりということが、どうしても起きてしまいます。

例えば「検査室に13時に降りてきてください」と病棟に伝えたつもりであっても、13時を過ぎても一向に降りて来ない来ないことがあります。しびれを切らしてに病棟に電話をしてみると、全く以て忘れられたりしていて、悲しい気持ちになります。

当たり前のことを当たり前にやるというのは、医者にとっても難しいことですが、看護師さんにとっても、患者にとっても難しいことなのかもしれません。

医学的知識がある

医師の中には、看護師は何もわかっていないんだから看護だけしてれば良いと言う考えの方もいます。ただ私はそう思っていなくて、看護師さんが医学的な知識があればあるほど、病棟でのミスや失敗というのは少なくなると思っています。

私たち医者は、いくら知識があったとしても、間違った指示間違った処方してしまうことがあります。以前私も、本来はあまり好ましくない処方を患者さんにしていたりして、それを看護師さんに指摘されたこともありました。

ですから看護師さんがきちんとした医学的知識を持って、私たちの指示には処方のみにするのではなく、対応してくれることが、必ずや患者さんの利益になると思っています。

患者さんの変化に気づき本音を引き出す

私たち医師も、一日に何度か病棟を回診しますが、患者さんとたいていは一言二言の会話で終わってしまいます。

患者さんとしても、忙しそうな医師に身の上話をするのは難しいでしょうし、正直なところ私たちも、そこまで時間をかけて回診ができるわけではありません。

それと同じような流れで、体調の変化と言うものについても詳しく聞けないことがあります。増して患者さんの家族ことなんかになれば、なおさらです。

したがって、日中接する時間の多い看護師さんに、患者さんの本音を引き出してもらうというのは看護師さんの大切な役割ではないかと思っています。

普段は私たちに特に何も話してこない患者さんであっても、看護師さんを介した本音を聞き出すことで、診療がスムーズに行われる場合もあるのです。

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先生まだ医局辞めてないんですか?