【勤務医の視点】大学病院で行われる教授回診って意味あるの?
大学病院では「〜教授の総回診です」。。。なんて演出はよくドラマでありますね。 教授には以前ほどの権威はないですが、今でも大学病院では教授のよる総回診が行われています。 ただ結論から申しますと、臨床的には教授回診にはほとん…
大学病院では「〜教授の総回診です」。。。なんて演出はよくドラマでありますね。 教授には以前ほどの権威はないですが、今でも大学病院では教授のよる総回診が行われています。 ただ結論から申しますと、臨床的には教授回診にはほとん…
よくある皮膚炎に対するステロイド軟膏の話です。 ネット通販でも発売されているくらい、ありふれた軟膏な訳です。 ステロイドというのは炎症を沈めたり、免疫系を抑制したりして、炎症の改善、症状の改善を促します。 湿疹、皮膚炎…
医局をやめた先生が、再び医局に舞い戻ってくることってあるのでしょうか。 実際のところは 「入るのは簡単だけれども、辞めるのは少々手間がかかる」 そして 「一旦出たら戻ることができない、戻るのが難しい」。 そんな一方通行の…
がん治療においては、それぞれの患者さんの治療適応というのは、大原則としてガイドラインに沿って治療が行われます。 そこにはたくさんお金を持っているとか、貧乏であるとか、そんなことは関係ありません。 がんの治療方針を決定する…
風邪をひいた、お腹が痛いなどちょっとした症状で近くのクリニックにかかることはよくありますね。 ただし、どこの先生が良いとか、どこの先生が信頼できるか、その判断基準は難しいですね。 医者の私だって良い医院やクリニック選びは…
ふと耳にしたのですが、焼き魚や肉をたくさん食べると、がん、特に咽頭癌や食道癌になりやすいなんて聞いたことがありました。 確かに焦げた部分は体にあまり良くなさそうなのですが、ほんとうなのでしょうか。 焼き魚や焦げた肉をたく…
日本医師会っていう団体はよくわからないですよね。 病院の勤務医、特に平社員レベルでは、日本医師会にはほとんど縁がありません。 私自身も日本医師会に入っているわけでもないですし、逆に何かしら便宜を計ってもらっているわけでも…
昔は医学といえばドイツ語でした、らしいのです。いや、私もあまり知らないんですけどね。 医学部に入った頃はもう英語一色でしたし、解剖学的な名称も基本的には英語がスタンダードでした。 どうして医学界においてドイツ語は廃れてし…
あるレクチャーで医療と人工知能の将来について触れる機会がありました。 そこで講師の方がお話されている内容で、考えさせることがあったのです。 そのテーマとは、責任が取れるのであれば、人工知能はミスをしても良いのか、という命…
ヒトの体の中では、いろんな臓器が働きあって生命を維持しています。 その中には生きていくために必ず必要な臓器と、実はこの臓器はなくても生きていける!、という臓器があるわけです。 ここでは人間にとって絶対に必要な臓器、そうで…
少し前までは寛容だった個人情報の扱いも随分と厳しくなりました。学校の卒業アルバムに住所を掲載しなくなって随分とたちました。 病院でも同様で、個人情報の扱いにはすごく慎重になっています。もう病院では個人情報は宝物のように扱…
今の医療ってすごく高度化しています。医者でもそう思います。 毎年のように各分野から新しい薬が発売されますし、日々の忙しい仕事に追われている限りは、他の専門分野の内容まで追いついていく暇がありません。 医療が高度化するに従…
医者にとっての同意書というのは、主婦にとっての掃除みたいなものです。 それくらい、日々の臨床では身近なものなのです。 何か検査をしたり、治療をしたりする際には、今や同意説明文書なしには、何も行えない時代になっています。 …
血液検査は、病院の中の検査でも最もポピュラーなものです。どんな画像検査よりも、採血は最も手軽に体の多くの情報を得ることができます。 採血結果は何十項目もあり、医師はそれらの項目の値から、患者さんの状態を把握しているわけで…
全国いたるところに存在している研修病院には、ブランド病院というのが存在していますね。 ブランド病院の定義ということについて、決まりきったものはないと思います。Googleで検索しても、はっきりとした記載はありません。 こ…
飲み会の席などでは、先輩の先生方の時代のお話を聞くこともあります。 お金に関して驚くような風習があったことを思い知らされることもあります。 そのうちの一つが、医学部の教授に対してお金を支払う事で、大学病院の内部で便宜をは…
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