医局の弱体化と関連病院の自立。医局の力は確実に弱まりつつある
私が医者になってすぐの頃は、医局と関連病院はまさに主従関係にあるものでした。 医局の関連病院は、医局から安定的に医師を供給してもらう存在であり、「来年から派遣する医師を減らす」と言われても、病院側は文句ひとつ言えませんで…
私が医者になってすぐの頃は、医局と関連病院はまさに主従関係にあるものでした。 医局の関連病院は、医局から安定的に医師を供給してもらう存在であり、「来年から派遣する医師を減らす」と言われても、病院側は文句ひとつ言えませんで…
入院している患者さんは、病院で出される食事を食べなければなりません。 ただし食事制限がなく、病院内にレストランやコンビニが入っている場合には、そちらを好んで頻用する患者さんもいます。 病院食を食べない理由の一番は、病院食…
今やどこの病院でもカルテは電子化され、クリックひとつで患者さんの個人情報一気に見られるようになっています。 しかし病院の中に勤務しているからと、好き勝手に関係のない患者さんのカルテを見るわけにはいきません。 特に有名人が…
病院で勤務していると、誰でも必ずやインシデントと呼ばれるようなミスに遭遇することになります。 インシデントとはいわば小さなミスといったところでしょうか。 具体的には、患者さんに害のない範囲のミス、または害があってもごく軽…
医者と患者さんの間で、お互いに満足のいく診察をする、受けるのは本当に難しいことです。 医師-患者という関係性の以前に、そもそもは赤の他人である二人の人間であるわけですから、そこには感情や相性というのが存在してしまいます。…
日本において研修医は自分の好きな診療科を選択できるようになっています。 一般企業であれば、人事部に配属されるか、総務部で働くか、営業として飛び回るかは会社側の権限で決定されて行くわけですが、病院・医療業界だけは違っている…
大学病院で勤務していたころ、医局を辞める多くの先輩方を見てきました。 なかには医局をやめるに先立って不満をぶちまけて、喧嘩別れしていく先輩医師もいました。 今になって思うのは、医局と仲違いしてやめてしまうのは、あまり得策…
医学部の専門課程に入ると、法医学分野を学んでいくことになります。 法医学というと専門にしている医者は日本でも数えるほどしかいませんし、一般病院に勤務している限りは、接することもほとんどありません。 そんな法医学分野ですが…
最近では病院内にコーヒーショップ・カフェが入っていることも多いですね。 私の勤務している病院にも、スタバが運営されています。 患者さんにとっては、日々のつらい治療からほっと一息つけるスペースになるでしょうし、医師にとって…
医者として病院の中で働いていると、外線から医療とは全く関係のない電話がかかってくる場合があります。 大抵は営業の電話なのですが、診察中にかかってきたりすると時間が取られるし、かといって無下に断ることもできなくていろいろと…
患者さんが死亡した場合には、死亡診断書を書くことになりますね。 最初の頃は責任感あるなぁ〜と思って書いていた診断書なのですが、数を重ねてきて夜中2時に書くような場合には、完全な事務作業です。 眠いですから、もはや感傷に浸…
大学病院の医局では、一年を通していろんなイベントが開催されます。 医局員はほぼ必須のイベント、そうでないイベント、家族ぐるみで参加できるイベントなど、とにかくいろんなレクリエーションが開催されるのです。 どうしてこんなに…
日本に住んでいる限り、地方病院でも最先端の医療を受けられるように、医療設備を整える必要があります。 しかし残念ながら、地方と都市部の病院によって診療のレベルがは違ってくるかと思います。 やはり規模の大きな病院の方がいろい…
医学部5, 6回生の方々は研修病院選びに苦慮しておられることと存じます。 いくつかの病院に勤務したり、また研修医になって見学にきた学生と話すうちに、それぞれの研修病院に特徴があることが明らかになってきます。 研修病院ごと…
研修病院へのマッチングを見据えて、医学部4-5年目ころからは病院見学を行う必要がありますね。 医師として病院見学に来る学生さんをみていると、どうしても印象の良い学生、あまり良くない学生が出てきます。 どのようにしていれば…
どんな患者さんでも、病院の待合で驚くほどの時間待たされたことはあるでしょう。 私も外来をしていて「何時間待たせるんだ!!」「予約時間の意味はなんなんだ!!」などとお叱りを受けるのは日常茶飯事です。 医者だって意地悪したく…
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