【勤務医の視点】医者にとってのタクシー。今でも乗るのにビクビクするんです

医者になると時間をお金で買う場面が多くなってきます。

学生時代には地下鉄、電車、自転車、徒歩が基本だった交通手段の押しのけて、医者になるとよくタクシーを利用するんです。

それでも1−2メーターくらいの距離だったりすると、今でもビクビクしますね。

学生時代はあまりタクシーを利用しなかった

学生時代はタクシーなんて利用する機会はほとんどありませんでした。

そもそもタクシーに乗る必要がなかったのと、タクシーの料金って高いなぁと思っていたので、実は働きだすまでほとんどタクシーを使ったことがありませんでした。

数キロメートル位であればもっぱら自転車を使うことが多かったですし、それより短い距離であれば迷いなく歩いていましたね。

医学部生だからといって贅沢しているわけでは無いんです。

しかし、働きだしてからは状況が変わります。

医師になってからはタクシーが当たり前に

まず研修医になってからは事情が少し変わってきました。

やはりお金で時間を買う必要が出てきたのです。

ギリギリまで病院に勤務してから講習会や勉強会にいかなければならない場合とか、仕事の関係で公共交通機関にどうしても間に合わない場合などは、やはりタクシーを使わざるをえません。

もっと経験を積んで特に他の病院に出張にいく場合なんかは、短い距離でもタクシー利用が前提です。

ですからむしろタクシーに乗らなければならない状況なんです。もちろん交通費は出るんですが…

それに仲間と飲み会をした場合なども、地下鉄や電車ではなくタクシーを利用することが多くなりました。

特に先輩とどこかに移動する場合は、もはやタクシー利用が前提ですからこれは仕方ありません。

いずれにしても医者になってからはタクシーを利用するハードルが下がってきたのです。

それでもタクシーはあまり乗りたくない

ただ、それでもやっぱりタクシーにはあまり乗りたくありませんね。

見知らぬ人と密室にいる雰囲気はあまり居心地が良くありません。

女性であれば尚更そう感じるのではないでしょうか。

そして私が1番気になってしまうのが、タクシー運転手の態度です。

半分ぐらいの運転手は私が若いからでしょうか、タメ口で話しかけてきますし、こちらが気を利かして会話を繋げようとしても、適当な返事しか返してくれないこともあります。

正直なところ、タクシーに乗るのは結構勇気がいるのです。

1メーターくらいなら申し訳ない

それに最寄駅から病院までの1メーターとか2メーターを利用する場合も、気を使うのです。

駅前で数十分・数時間まった挙句の客が

ちょっとそこまで

だとタクシー運転手ががっくりきてしまうのも十分理解できます。

私も仕事の関係上、ワンメーター、数百円だけタクシーを利用することが何度もありましたが、やはり数人に一人の運転手はあまり良い態度を取ることはありません。

冷静に考えてみると、サービスを享受する側がどうして気を使わなければならないんだ!と思うのですが、これは仕方ないのでしょうかねぇ。

総合的に考えると安心してタクシーに乗れるのは数千円くらいかかる場合であって、それ以外だとビクビクしているわけです。

医者夫婦の年収は高いが意外と贅沢はしていない印象。堅実な人が多い

2018年1月8日

一方で長距離を乗る場合は、躊躇しない

こんなタクシーなのですが、長距離を乗る場合にはこちらも心の余裕を持って利用することができます。

製薬会社や出張先病院からは自宅から目的地までのタクシーチケット、空港から病院までのチケットを渡されることもあります。

私自身は最大で1万5千円分のチケットを利用したことがありますね。

この時は運転手のご機嫌も上々で、穏やかな雰囲気でタクシーを利用することができました。

公共交通機関なら1-2000円くらいの道のりを、わざわざタクシーで行くのです。

ただし今や病院も製薬会社も経費削減で忙しいですから、そうそう簡単にはタクシー利用ができなくなっています。

今後は、タクシーを豪勢に利用するなんて時代は終わっていくんでしょうね。

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