【医師の視点】医学生が病院見学をする際に心得ておくべきこと4つ

研修病院へのマッチングを見据えて、医学部4-5年目ころからは病院見学を行う必要がありますね。

医師として病院見学に来る学生さんをみていると、どうしても印象の良い学生、あまり良くない学生が出てきます。

どのようにしていれば、病院側の医師に好印象を与えることができるのでしょうか。

何を気をつければ良いのでしょうか。

ここでは医学生が病院見学をする際に心得ておくべきことを4つご紹介したいと思います。

病院見学の概要

基本的な病院見学の流れとしては、各診療科部長のオリエンテーションがあった後、病棟で働いている若手の医師について実際の診療を見学するというものが多いかと思います。

昼ご飯や、病棟の医師が忙しい場合には研修医が学生の相手をする、という流れになっています。

特に夏休み(7-9月)期間には、ほぼ毎日見学にきた学生の姿を病院内で目にする事が出来ます。

お疲れ様です。

本気でマッチングを考えていて緊張している学生もいれば、とりあえず病院見学にきた、という感じのやる気のない学生もいます。

やる気のない学生もマッチングのために病院見学に来なければならないのですから、学生も大変です。

まあ彼らに対応しなければならない医者の方が、もっと大変なわけですが(笑)

医学生が心得ておくべきこと

病院見学に来た学生は歓迎される

まず病院見学にきた学生は、ほとんどの場合は歓迎されます。

職場にいる医者や研修医同士で話している限り、見学に来た学生をうっとおしいとか、相手をするのが面倒くさいという話は一切ありません。

もちろん仕事が忙しい場合には、学生の相手をできないことはありますが、むしろ申し訳ないと思っているようです(私もそう思います)。

一部のブランド病院の学生に対する扱いはわかりませんが、見学にくる学生さんは、遠慮なくどんどん病院見学に行けば良いでしょう。

【勤務医の視点】いわゆるブランド病院について。病院の特徴と研修医がはたらく意義とは

2018年2月18日

医療者側とすれば毎日が単調ですから、誰かしら訪問者が来ると気分転換になるというも事実です。

わざわざ見学にきた学生を疎ましく思う病院は、それなりの病院だという判断で良いでしょうね。

学生をうっとおしいと思うような病院や医者は、それまでの存在として見切りをつけた方が無難でしょうね。

学生はかわいくしている方が良い

学生の相手をしていて面倒だと思うのは、やる気のない学生と、自信過剰な学生の2タイプですね。

診療科に興味がなくとも、楽しそうに話を聞き、質問をたくさんするだけ印象はずいぶん違います。

やる気のない学生はその態度からして一目瞭然ですから、こちらもどのように対応して良いのか迷います。

相手をしなくて良い分だけ自分の仕事を進めることができますからその点では良いのですが、かといって無視することもできず気を使うだけなんんです。

感想文なんかに「○○診療科を見学したが、何も教えてくれなかった」と書かれてしまっては、困ったもんですからね。

自意識過剰なタイプも要注意!

一方で自信に満ちあふれている学生も良くないですね。

ある医学生は「私はこれまで8病院見学してきました。研修医の先生方の働きぶりを是非見ていきたいです」と自己紹介で話しました。

しかしこのような発言によって、その場にいる医師全員が「お前は何者だよ」と思ったのが正直なところです。

なんでお前が俺たちを評価してんだよ!!!みたいな感じです。

学生の身分では、「何でも知っている」という態度よりも「何でも知りたい」という態度の方がよっぽど印象が良いでしょうね。

実際に臨床現場で働いている医師は氷山のようなもので、話している内容とかやっている手技の裏側は、膨大な知識と経験によって裏打ちされています。

学生レベルの勉強ができる・できないは病院で働いている医師にとってはどんくりの背比べのようなもので、全く重要ではありません。

あまり舐めてかからない方が良いです。

女性と同じで、男慣れしている女性よりもウブな女性の方が魅力的なのと同じなんです。

学生は何を質問してもだいじょうぶ

病院見学の醍醐味は、実際に病院ではたらいている研修医から率直な意見を引き出すことでしょう。

私もそうおもって病院見学していましたので、給料や当直の回数、休みの日数などを学生に聞かれても全く不快に思いません。

特に研修医の場合給料は横並びで公開されていますから、お金の事を聞かれて不快に思う研修医はいないでしょうね。

ただし質問は人を選べ

ただし研修医以上の先生に質問するときは、待遇のことはあまり聞かない方が良いでしょう。

研修医を面接する立場にある先生方は、研修医の待遇なんてあまり深刻に考えていないですし、待遇の事ばかり気にする学生よりも、病院の魅力に惹かれている学生の方がより魅力的と感じています。

ある指導医が漏らしていた事ですが、

待遇の事を聞くやつは嫌いだ。ふざけんなと心の中で思う」とのことらしいです。

このように頭の固い人もいるので、経験年数のある医師には待遇のことは聞かない方が良いでしょうね。面倒くさいですが、空気を読む事が求めらレているのだと思います。

研修病院マッチング試験体験記。市中病院から大学病院まで

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まとめ

学生と研修医・指導医の関係といっても、根源的にはヒトとヒトとの繋がりのわけです。

学生は学生として、可愛らしくしていれば良いのではないかと思います。

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