病院にかかってくる不審な電話に騙されてはいけない。不動産投資の電話が多い

いやーしかしよく電話がかかってきます。今日も怪しい電話がかかってきました。

どこの病院に勤務していても、外部からいろんな手段を使って不審な電話がかかってくるのです。

このような不審な電話は、たいてい不良な不動産を売りたい業者であることが多いですね。

病院への怪しい電話はよくある

医者として働いているとどの先生でも一度は経験したことがあるのが、不動産を売りつけてくる会社からの電話です。

大抵は自分の勤務している病院にかけてきて、病院内で持っているPHSに直接または電話交換を介してかけてきます。

彼らも巧妙で

SEのタナカです

とか身分をあいまいにしてかけてくるものですから、困ったものです。ひどいところだと

〇〇病院の井上です

と架空の医師を名乗って電話をかけてきたりします。

電話交換や事務の人にとってみれば、本当に大事な人かもしれませんよね。

ですから電話を無下に切ったりということも積極的にはできないようです。

なぜ電話がかかってくるのか?

問題なのは、医師がどこの病院に在籍しているのか、 ということが自分の知らず知らずのうちに病院の外に漏れて、悪徳業者の手に渡ってしまっているということです。

ホームページにはこの病院に誰が在籍しているのかということくらいは分かりそうなのですが、こういう電話が街宣を通じて直接PHSの電話にかかってきたりもするので、侮れません。

若い時分に地方の病院に数ヶ月間勤務することになった時、勤務一ヶ月目で「○○先生ですよね?」と言って病院から支給されているPHSに直接電話がかかってきたことがありました。

着任して一ヶ月で医者のPHS番号が外に漏れているなんてどういう事態ないのか大変驚きましたが、内部の人間が名簿を売りさばいているとしか思えないですよね・・・。

病院内部の医師の在籍者とか電話番号てのは、面白いほどに流出していることが予測されます。

電話の内容は不動産投資の勧誘であることが多い

電話の内容は、不動産の購入に伴う節税を歌って割高なマンションを売りつけてくるというものなのです。

最初は相手の気をひくために

節税に興味ありますか?

といったトーンで電話の向こうから話しかけてきます。

だいたいおんなじパターンなので、何度か電話に対応していると相手の一言目で先が読めてしまうのですが…

電話の内容は要約すると、東京や大阪のワンルームマンションを購入させ、購入費用を経費として算定することで、節税を測るというものらしいです。

もちろん経費を計上して節税を計るのは間違ったスキームではありません。

問題なのは、売りつけられるマンションがワンルームで市場価格よりもかなり割高であり、節税分を相殺してもかなり損してしまう現実があるということでしょうか。

つまりは相手の無知につけこんで粗悪な不動産を売ろうとしていることが問題なわけです。

こんなのに騙される医者なんているのか?と思いきや、医師は良くも悪くも世間知らずですから、一定程度は運悪く騙されてしまうようです。

yahoo知恵袋や医師のコミュニティサイトでは失敗談がよく目につきますね

医師がよく行う投資と、積極的に投資をすべき3つの理由

2018年2月22日

騙されてしまう医師がどうしてもいる

ほとんどの先生は相手にしないのですが、研修医や若い先生で,経験のない先生は、騙されて購入してしまったというようなはなしもききます。

もちろん実態は到底儲かる話ではないですから、一旦購入したのは良いものの、最終的には金銭的なロスを覚悟で処分しなければならないことが必然のようです。

まぁ世の中美味しい話があるとすれば、わざわざ相手に伝えるということはなく、自分で完結させてしまうということは冷静に考えれば自明なのですが・・・。

やはり医学部で恵まれた生活を送ってきてしまうと、人を疑うとか、騙そうとしている人間がいる、という厳しい世界を知らないのかもしれません。

医者の節税は難しいが不可能ではない。必ず節税できる

2017年3月21日

悪徳電話に騙されないために

これは世界を幅広く知る、ということしかないでしょうね。

世の中美味しい話はないですから、儲かるとか、お金がたくさんできるなどといったうまい話はないよ、ということを学ぶ必要があるでしょうね。

もしからしたら医学部のカリキュラムの中にも取り込んでも良いのではないでしょうか。

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