このブログでも不動産投資の事についていくつか書いてきたのです。
この度は自宅の近くに「お、これは投資物件としていけるかも」と思われたマンションがありました。
少しばかり不動産投資について考えてみたので、その時の記録です。
医者にとって不動産投資は身近である
医師と不動産投資の関係は、密接なものになっているといえます。
m3(エムスリー)やmedpeerなどの医療系コミュニティーサイトでは、常に医者向けに不動産投資を促すような広告があります。
また病院には、節税対策を謳って毎週・毎月のように不動産投資の勧誘の電話がかかってきます。
業者たちはどこで医師の連絡先を手に入れたのかわかりませんが…
たいていはマンションを購入し、節税しましょうといった内容なわけです。
医師の給料は所得税が効率になるので、不動産投資を行なって経費として計上することで課税所得を圧縮し、節税しようというカラクリです。
しかし実態は市場価値のない額面以下の粗悪なマンションを売りつけられる営業電話であって、節税額以上に損することが通例です。
したがってお断りが基本です。
この前も日曜日の夕方に、不動産投資会社から営業の電話がありました。
プライベートな携帯番号が外にダダ漏れとは、全く個人情報もクソもありません。
不動産投資は難しそう、という先入観
私自身は、不動産のプロには投資では勝てないだろう、と言う思いから、あえてこれまで不動産投資を行ってきませんでした。
2018年上半期でも不動産投資にまつわる問題として、かぼちゃの馬車問題や、レオパレスの違法建築など、不動産投資に関してはあまり良い話を聞きません。
素人が不動産投資をするのはハードルが高いのか、そう思っていた時期もありました。
実際に不動産投資セミナーにも行ってきましたが、あんまり良い感触はなかったのです。
そんな時に気になる物件が!
そんな不動産投資に後ろ向きな時期な訳ですが、最近近くの一等地に手頃な分譲マンションが建設されるという話が舞い込んできました。
これなら購入して賃貸に回しつつ、時期を見て高値で売り抜けられるのではないかと思ったわけです。
狙っている物件は、駅から徒歩1分と言う絶妙なところに建設されている分譲マンションです。
マンション自体は単身世帯または2人世帯向けとのことで、手ごろな価格であることが予想されます。
我々医者夫婦といっても、すでに住宅ローンも組んで居住用のマンションを購入していますから、新たにローンを組んでまで、投資用のマンションを購入するつもりはありません。
ですから投資するならあくまで今ある手持ちの資金で購入できる範囲の物件となるわけです。
このマンションを投資用に購入して、賃貸に出すことで何とか利回りが得られないかと考えているのです。
そんなわけで、建築計画が発表されてから、価格発表を心待ちにしておりました。
ついに新築マンションの価格が発表…やっぱり高い!
さて私が狙っていた物件なのですが、ついに価格が発表されました。
なんとワンルーム10坪ほど(34m2)で物件価格は3000万円でした。
1年間の利回りを5%とすると、家賃収入は1年間の家賃は150万円、1ヵ月あたり12-13万円ぐらいになるでしょうか。
修繕積立費や管理費、退去に伴う諸費用なども考えると、家賃収入はもっとなければ厳しそうです。
ただし周囲の募集の出ている同様の賃貸物件の家賃をみてみると、せいぜい高くても8-9万円くらいであって、どうも12-13万円では到底借り手がつかなそうです。
新築マンションに関しては、新築プレミアムと呼ばれる、実態価格に上乗せさせられた価値=価格転嫁があると聞きます。
家賃というのは、そのエリア(住所)、広さ(㎡単価)と多少の眺望価格(高層階の方が少しだけ高い)で決まっているものであって、「新築だから」で高くなるものではありません(笑)
ですが、「新築だから」というセリフで家賃が多少高く設定されています( ゚Д゚)これがまさしく、「新築プレミアム」なわけです。
ああ、やっぱり新築マンションの投資用購入は無理か…そう思った瞬間なのです。
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