医者が所有している車には、外車・輸入車が多いと書きました。
ベンツ、BMW、Audiあたりが医師に人気の外車でしょうか。
開業医や大病院の理事長クラスであれば、輸入車の価格を気にすることな選択することが可能なのでしょう。
しかしせいぜい勤務医レベルであれば、ポルシェやフェラーリなどの、いわゆる超高級車を購入するのは経済的に難しいのが現実です。
勤務医にとって人気の外車
医者がどんな車に乗っているかを知るには、医者にインタビューするよりも、もっと手っ取り早い方法がありますね。
それは病院の駐車場に駐車してある車を眺めてみることです。
これまで勤務してきた病院に駐車してある医師の車を眺めてみると、確かに輸入車・外車が多いでしょうか。
人気なのはベンツ、BMW、Audiの低価格〜中価格帯の車でしょうか。たまにフォルクスワーゲン、レンジローバーなどが見られますが、やはり数が少ないですね。
重要なのは「低価格帯〜中価格帯」というところで、決して超高級車ではありません。
1000万円以上もするであろう超高級車になってくると、勤務医の中でも所有している医師はかなり限られてきます。というかほとんどいません。
ポルシェやフェラーリの価格と勤務医の年収について
そんな中、スポーツカーの代名詞であるポルシェやフェラーリを乗り回している医師の数となると、ぐっと減ってきますね。
私はあまり車の値段については詳細を把握していないのですが、ある程度オプションのついた、それなりに車好きが満足のいくポルシェの車を買おうとすると、1000万円以上はすることでしょう。
人気のカイエンシリーズですけれど、安い価格帯でも1000万円しますね。
オプションをつけたら1000万円は楽々超えてくることでしょう。
勤務医の年収はせいぜい1000-1500万円程度であり、手取りにすると700-800万円といった程度かと思います。
それぐらいの手取りしかない勤務医が1,000万円の車を買おうとすると、これは手取り額の1.2-1.3倍位の車を買うということになるかと思います。
独身の男性であれば、思い切った選択をすることができるかもしれませんが、家庭を持っている場合には奥さんの反対などもあってほぼ購入するのは不可能でしょう。
手取りが4-500万円くらいしかない労働者が、安いベンツを購入するようなものです。
冷静に考えれば、ちょっと身の丈を超えています。
したがってポルシェを購入している勤務医は、いくら外車が好きな医師といえども、数はぐっと限られてきます。
体感的には医者30人に1人いるかいないか、くらいじゃないでしょうか。
フェラーリを勤務医が購入するのはもはや夢物語である
これがフェラーリになってくると、もっともっと難しくなってくるでしょう
フェラーリの車両価格は最低でも2000-3000万円位になると聞きます。
これは勤務医の手取り額の3倍とか4番近くになると思います。
年収400万円の労働者がポルシェを購入するようなものですから、かなり無理のある資金計画といえるでしょうね。
私の医者人生の中において、勤務医の先生がフェラーリを所有しているのを聞いたのは、後にも先にもいちどしかありません。
その先生は40代の男性で、離婚しており今は独り身のようでした。
車には何よりも人一倍興味があるようで、勤務医として十分な収入を得ている一方でかなり無理してフェラーリを購入したみたいですね。
といってもそのフェラーリは中古車であって、フェラーリを持つ、という事実を買うことすらかなり熟慮したようです。
ポルシェやフェラーリを持つには、開業するしかない!
というわけで一般の勤務医のレベルでは、フェラーリやポルシェを所有するのは並大抵のことではありません。
もちろん若くして超高級車を所有している医師もいるわけですが、親の援助があったりと、外部要因が恵まれている場合がほとんどでしょう。それだけ難しいのです。
したがって、超高級車を自由に購入して乗り回したいのであれば、迷わず医院やクリニックを開業するしかないでしょう。
開業医の先生方においては、収入がぐーんとアップして、問題なくポルシェやフェラーリを購入されている先生は多くいらっしゃいます。
よく開業するとルーチンワークばかりでおもしろくない、なんて話を聞きますけれども、車という趣味を存分に楽しむことができるのであれば、開業してしまうのも悪くないですよね。
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