医学部というと受験エリートの成功者が集まっているイメージかもしれませんが、そこには様々な恋愛模様があります。
微笑ましい男女関係から、ドロドロした男と女の情事まで、6年間の出来事を記録すれば、小説のひとつくらいは題材になるかもしれません。
そのような医学生の生活の一端を描いたノンフィクションに、芥川賞作家・医師である南木佳士さんが描いた医学生という本があります。
この本は出版されてから20年以上経過し、当時の時代設定からいくともう数十年は経過しているのですが、その中身、特に人間関係は全く色あせていませんね。
まあそれだけ時代が変わっても、同じことの繰り返し、ということなんでしょうか。
医学部を目指す高校生や、医学部に入学してまもない学生にはぜひ読んでもらいたい本です。
コンテンツ
医学部内部の恋愛における特徴
医学部生活の6年間は、成人になり始めた18-26歳くらいまでの男女が一緒に過ごす多感な時期です。
実にいろいろなことが起こるのです。さて、それでは医学部内の恋愛における特徴を考えていきましょう。
医学部の中では、男よりも女が多い
現在では医学部に在籍する女も増えてきているようですが、私が学生時代には男女比はおよそ8対2で男性の方が多いのが現状でした。
ですから恋愛に関しては、女性は男性を選び放題という特殊な状況にあります。
逆に男子の方からすると、医学部女子が対して美人でなかったとしても、女子の取り合いになってしまう、という構図になるわけですね。
このアンバランスさが、医学部内の恋愛事情をより一層おもしろくしているかと思います。
6年間の時間を共有する
医学部は閉鎖された空間です。
部活動も医学部の学生だけ、授業も専門課程に入れば医学部の学生だけ、ということが多いかと思います。ですから、6年間のほとんど時間を、同じ学年・学生で共有するわけですね。
医学部で学ぶ時間はもちろん、日々の飲み会や食事、どこかに旅行に行くとかなどのプライベートまでも医学部の学生と共有することが多いですね。
同じ時間を長期間共有するわけですから、そこには必ずや恋愛感情というのが生まれてくるわけです。
素の部分を見ることが多い
6年間を同じ空間で過ごす男女ですから、お互いの本当の姿を見ることが多い、という背景もあります。
一般的な合コンや婚活であれば、お相手にもつイメージは綺麗なまま、お付き合いを始める、ということが多いかと思います。
一方で医学部内部の場合には、相手がどんな友人と普段付き合っているかとか、どんな部活動をしているか、私服の様子、親しければ家の中までもを知った上で、お付き合いをはじめることが多いですね。
むしろ、そのような相手の細かい部分を知らずしてお付き合いを始めるという方が、難しいかと思います。
高学歴である
医学部の中にいる学生は、医学部入試を突破した高学歴ばかりです。
話すないようはたわいもないものなのですが、試験勉強の際には凄まじい集中力を発揮して、驚くような知識の修得をする学生もいます。
また普段はだらしない医学部女子が、外国からやってきた留学生と流暢なフランス語で楽しく会話している姿をみることもあります。
学力面、知識面で、すごいなぁ・・・と思わされることがたくさんあるのが、医学部内の事情かもしれません。
医学部内カップルは別れた時が大変
医学部の中というのは、卒業するまで逃げ場がありません。ですから医学部内のカップルが早くに別れてしまうと、すごく大変なわけです。
別れた男女の周囲の友人が気を使うのはもちろん、仲違いして別れた場合には相手の性癖なども学年中に知れ渡ってしまうことになるわけです。
まあ医学部を卒業すれば笑い話で終わるのですが、当事者となればたまったものではありません。
最近のトレンド
最近だとFacebookなどのデータを利用した、マッチングアプリも学生の間では流行しているようです。
ある学生さんとの飲み会で、今の医学部生の恋愛について話すことがあったのですが、今の学生はマッチングアプリを利用していることがよくあるみたいです。
このアプリはよくできたもので、自分がアプリを利用している事はFacebookの友人たちに知られないでアプリを利用できるシステムにようです。
10年前の医学部の学生生活と比べると、男女の出会いというのは、すごくやりやすくなっているような気がします。
医学部の恋愛における実際
実際の恋愛事情の詳細に関しては、下記で男女別に解説しております。
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