最近だと毎週のように医療をテーマにした連続ドラマが放映されていますね。
ここでは医者がオススメする医療ドラマ、についてご紹介したいと思います。
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医療ドラマで題材となる診療科には偏りがある
まず医療ドラマでの中で取り上げられる診療科にはおおきには偏りが発生しています。
ほとんどの医療ドラマの題材は、外科とか救急といった、状況が数分単位で大きく変化する診療科、体を動かす診療科、患者さんが急変する診療科が多いように思います。
次点では、人間ドラマを描きやすい内科系の診療科、または赤ちゃんを題材にストーリー展開がしやすい産婦人科などでしょうか。
TBSドラマにもなったコウノドリなどは有名ですね。
一方でどうあがいても地味な眼科や、患者さんと接することが少ない麻酔科、そもそも医者自体の動きが少ない放射線科などはあまり取り上げられることはありません。
これはテレビドラマの性質上仕方ないものだと思いますが、それにしてもちょっと偏りがありすぎるよなぁ、というのが感想でしょうか。
ちなみに動きの少ない地味な病理診断科に関しては、TOKIOの長瀬智也さん主演でfragileとして連続テレビドラマが放映されていました
さらにマイナーなところでは、法医学をテーマにしたアンナチュラルが、石原さとみを主演にして放映されていました。
上にご紹介したテレビドラマはすべてTBSが放映したように記憶していますから、医療・病院の中においてもマイナーな部分を映像化するのは、TBSが得意なのかもしれません。
現実の医療を忠実に再現した医療ドラマ4選
次に、実際の医療現場を忠実に再現したと思われる医療ドラマについて、ご紹介したいと思います。
ER 緊急救命室
90年代から2,000年代にかけてアメリカのTV局・NBCによって製作された医療ドラマです。
色んな患者が運ばれてくるシカゴの救急医療を舞台にしたドラマで、大人気ゆえ10シリーズを超える続編が製作されました。
さすがアメリカと言うだけあって、実際の救急医療を忠実に再現させながら、そこで働く医療者の人間模様を描いています。
英語音声でドラマを視聴することによって、英語のリスニング能力を鍛えることができるという、メリットもあり、学生時代には度々視聴していました。
白い巨塔
山崎豊子原作の大学病院を舞台にした医療ドラマで、何度もテレビドラマで放映されています。直近では唐沢寿明主演として、2000年代前半に放映されました。
大学病院の消化器外科医局で出世を狙う男性の視点から、大学病院における人間関係を主軸にストーリーが展開されています。
このドラマではあまり医療行為を前面に押し出している感じではないのですが、描かれている人間関係などは少し前の実際の大学病院であったような話ばかりです。
医療ドラマというよりは、大学病院内の人間関係を描いたヒューマンドラマとして存分に楽しめる作品ではないでしょうか。
救命病棟24時
江口洋介、松島菜々子などを主演にした連続テレビドラマシリーズです。
救命救急センターを舞台にして、医療関係者、患者家族の関わりを描いています。
このテレビドラマシリーズは、実際に救急現場で働いている医師に言わせると、医療行為などがかなり忠実に再現されているみたいですね。
脳死移植や医師不足など、実際の医療現場でもかなり重いテーマを積極的に取り上げています。
コードブルー・ドクターヘリ救急救命
ある総合病院の救急部を舞台に繰り広げられる医療ドラマです。
タイトルにドクターヘリというだけあって、傷病者の発生した現場までドクターヘリで出動する姿が、必ず描かれていますね。
ちなみにコードブルーとは、病院の中などでよく使われる放送用語であり、「急変患者発生」を意味しています。
ですから、病院の中でコードブルーの放送がかかった際には、かならず医療重視者がドサドサと指定された場所に走っていく姿が目撃できるかと思います。
話は戻りますが、ドラマの出演者にはいま人気の山下智久や新垣結衣、戸田恵梨香などの俳優・女優を起用しています。
ストーリーの主軸は恋愛模様ではなく、あくまでも医療現場の人間関係であり、純粋な医療ドラマとして楽しむことができます。
フジテレビは医療ドラマに強い?
実は上記にご紹介したTVドラマは、ER救急救命室をのぞいて全てフジテレビ制作のドラマになっています。
例えばテレビ朝日が制作した米倉涼子主演のドクターXなんかは、あまりにも実際の医療現場とかけ離れた事ばかり起きるので、医療ドラマというよりはコメディドラマとして捉える方がスッキリするでしょう。
医療ドラマにおける医療現場の再現性という点においては、もしかしたらフジテレビは優秀なのかもしれません。
しかもフジテレビは、救急に関するドラマづくりが上手なようです。
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