医師求人サイトを利用したスポットバイト体験記

私も妻も、インターネット上の医師求人サイト利用して、スポットアルバイトを行ったことがあります。

当直や検診等のスポットアルバイトを行うのは、主に大学病院に勤務しているときになるかと思います。

大学病院の場合には、大学病院からもらう給料が少ないが故に、当直や検診など時間外のアルバイトする必要がありますね。

大学病院、医局側もそのことは了解済みなので、アルバイトをしやすい環境にあると言うのは事実かと思います。

もちろん何か大きく生活スタイルが変わるにあたって、次の病院までのつなぎ、という意味合いでスポットバイトをする場合もあるかと思います。私の知り合いも、留学まで少し時間があるなぁ、ということで、検診バイトをがんばっていた時期がありました。

医局斡旋のアルバイトはいろいろと気を使う

大学のアルバイト当直と言うのは、おもに医局内の中堅の先生がいろいろと調整していることが多いと思います。

医局員に気を使うと、あまり自分の意見ばかり言うこともできないですし、かといって意見を言わなければ、不本意な日程でアルバイト当直を当てられたり、回数が少なかったり多かったりしますね。

また当直先に遅刻していったりすると、個人の責任を超えて、医局全体の責任が問われる事態にもなります。

つまり本来は当直先にだけ謝れば良いものが、「ご迷惑をかけして申し訳ありません」と言った具合に、医局に対しても謝らなければならない事態が生じ得るのです。

ですから、大学病院の斡旋している当直と言うのは、給与やアルバイト先の病院立地の面では恵まれているかもしれませんが、色々と気を使うことが多いのです。

そんなときには、インターネット上のスポット求人を利用してみるのも1つの選択肢かもしれません。

インターネットの医師求人サイトでアルバイトをしてみる

私も妻も、インターネット上の求人サイトを利用して、スポットで検診やアルバイトの当直行ったことがあります。

当時大学病院に勤務していた私は、土日に時間がありましたので、土曜日のスポット勤務を希望していました。そのような求人のあるサイトに登録してていました。

求人情報がメールで送られてくる

求人サイトに登録すると、定期的に求人情報がメールで送られてきます。

絶対やりたくないような遠い病院・安い給料での求人から、結構いいなと思えるような案件までありました。

基本的に募集は登録している医師に一斉に送信されているようで、早い者勝ちのようです。条件の良い勤務は數十分、数時間単位で決まっているような印象でした。

歩いて5分のスポット勤務

そんな時に、ちょうど住んでいるところから歩いて5分位のクリニックの健康診断の募集がありました。給料は午前中半日で5万円でしたね。

応募はすごく簡単で、登録した求人サイトから送られてくるメールの担当者に返信するだけです。その後、勤務に必要な医師免許や給与の振込先などを送り、手続きを済ませた後は、当日に勤務先へ向かうだけでした。

勤務が終われば、勤務場所では特に手続きすることなく終了で、後日給与が振り込まれる形になっていました。初めて求人サイトを利用しましたが、実際に求人サイトの利用担当者と会う必要などはなく、連絡はすべてメールでした。

1回勤務を受けると、次がある

その後も(どうやら優良な医師ということで)何回かお誘いがあったのですが、日程が合わなかったので、求人サイトの担当者から送られてくるバイトの誘いはすべて断っておりました。

また、妻はメディウェルが運営する医師バイトドットコムを利用して当直バイトをやっていましたね。

登録すると、スポットバイトの募集メールがくるので、希望の案件があればそれに返信するだけです。

たまに「おおっ」と思うような好条件のスポットバイトや、イベントの医療スタッフのような普段だとあまりお目にかかれないバイトの情報も流れてくるので、みているだけでも楽しいです。

求人サイトを利用して当直を行うことのメリット

1番のメリットは、なんといっても後腐れなくアルバイトできることですね。

バイト先に少々遅れていたとしても、医局は絡んでないですから、当直先の病院以外に迷惑がかかる事はありません。もちろん遅れていくのは褒められたことではありませんよ。

また日程の調整も容易ですね。送られてくるメールを流し読みしながら、自ら到着をしたい日時を選んで申し込むことができます。

それに行きたくない当直を半ば強要されたり、希望の日時に行けないと言うこともありません。

一度当直を行うと、信頼を得ることができる

また、いちどスポットのアルバイト当直を行うと、様々な依頼が舞い込んできます。やはり現在では、どちらかと言うと医者の立場が強く、病院側や人材を派遣する転職サイトの側も、人集めに苦労しているようです。

ただ、所詮はビジネスライクな付き合いですから、自分の興味のないアルバイトの募集があれば、どんどん無視していけば良いんです。

医局であると、どうしても職場以上の関係になって気を使ったりすることがあるのですが、スポットアルバイトのような仲介業者であれば、極めてビジネスライクに対応することが可能です。

まとめ

医局が斡旋する当直のアルバイトは、条件が良いなどの利点はあります。一方で、医局の顔色を伺いながら当直する必要があり、窮屈に感じる時もあるかと思います。

そのような時には、後腐れない医師求人サイトを利用してみてはいかがでしょうか。

医師のためのおすすめアルバイト、スポット勤務、転職サイト

ドクターズマガジンを無料で購読。医師賠償保険の加入なども
先生まだ医局辞めてないんですか?

医師転職サイトで検索してみえてきた転職しやすい診療科・しにくい診療科

医者の専門とする診療科の中には、転職しやすい診療科と、そうでない診療科があります。

初期研修を終えて、それぞれ専門とする診療科を選ぶ際には、この転職のしやすさというのを考慮に入れて診療科を選択する研修医は少ないかと思います。

むしろ多くの研修医は、現時点でどの診療科に興味あるかということを第一にして決定していると思います。

何事もそうですが、10年後、20年後の自分を見つめて最善の選択を行うということを考えると、診療科の転職しのしやすさは重要になってくるわけです。

さて、ここで転職しやすい診療科の条件についてみていくことにしましょう。

転職のしやすさとは求人数の多さである

転職がしやすいとは、すなわち多彩な労働条件が良いされていると言うことになります。

週4日の勤務がOKであったり、当直をせずに常勤で勤務できたりする求人が用意されていることでしょうか。

多彩な労働条件が用意されていると言うのは、それだけ求人の数が多いということに他なりません。

上記のような背景を考慮すると、1番転職がしやすい診療科は、働き手の多い内科系と言うことになるかと思います。

各診療科の求人数

というわけで、民間医局で、各診療科の常勤の求人数をみていきましょう。

 

内科:3379件、消化器内科:1299件、循環器内科:1078件、神経内科:868件、呼吸器内科:965件、心療内科:573件、リウマチ科:547件、総合診療:805件、糖尿病内科:720件、腎臓内科:769件

外科:965件、整形外科:1526件、脳神経外科:876件、消化器外科:812件、形成外科:566件、呼吸器外科:592件、心臓血管外科:578件、乳腺外科:588件

麻酔科:953件、産婦人科:850件、精神科:1088件、眼科:716件、小児科:772件、皮膚科:685件、耳鼻科:646件、泌尿器:1016件、放射線科:677件、救急科:717件、美容皮膚科:552件

 

検診や当直バイトなどは、どこの診療科でも良いことになります。

ですから、科目不問の求人を除いた、実際の専門性を生かした転職先・求人数というのは、上の数字よりも少なくなると思います。

こんどは医師バイトドットコムの求人数について見ていきたいと思います。

こちらは傾向がより顕著になっているような印象ですね。

転職のしやすい診療科

求人数を見ていくと、やはり一般内科が圧倒的ですね。内科系の中小規模の病院は多いですから、そのよな病院での需要があるのでしょう。

特に患者さんの多い消化器内科、循環器内科などは、医師の全体数が多いですから、転職する上では最も有利な診療科と言えるでしょう。

そして調べてみて意外だったのは、整形外科の求人数の多さですね。民間医局では並み居る強豪を抑えて全診療科の中でトップになっていますね。

確かに整形外科は患者数も多いですし、単科系の病院も多いですから、当然の傾向なのかもしれません。

人口の知能から考える将来性のある診療科・ない診療科

転職のしにくい診療科

一方で、求人数の少ない診療科もありますね。皮膚科、耳鼻科、放射線科などは、求人数が少なくなっています。

病理診断科・放射線科、そのほかマイナーな診療科といった、医局支配の強い傾向のある診療科では、どうしても求人募集というのが少なくなってしまいます。

そもそも、常勤の病理診断医や、放射線科の医師が在籍している病院というのは、比較的規模の大きい総合病院であることがほとんどですから、必然的に医局の関連病院と言うことになります。

ですから、求人サイトにあがってくるような、流動的な求人というのは少ないのかもしれません。

さいごに

研修医時代に、将来の転職のしやすさということを考えて診療科を選択する意思が少ないものと思います。ただ現在の医師の転職市場の動向考えるに、転職のしやすい診療科とそうでない診療科の傾向は明らかです。

もし将来的にいろいろな働き方を考慮すると言うのであれば、ぜひ転職のしやすさを考慮に入れて診療科を選択してほしいものと思います。

ドクターズマガジンを無料で購読。医師賠償保険の加入なども
先生まだ医局辞めてないんですか?

先生、まだ医局辞めてないんですか?

医局やめたって生きていけますよ。最近の飲み会の話題です。。

実は私の妻も、まだ医局にしがみついているのですが、ずっと医局に居続ける事はないだろうなぁと思っています。

医局にいるメリット

医局のメリットと言うのは、若い時にこそ発揮されるものなのかなぁ、と思っています。

ある程度指導を受けられる

たとえば、右も左もわからない研修医の身分にあっても、医局に所属していると言うだけで、上司の医局の先生たちからは、それとなく指導してもらうことができます。

もちろん、医局に所属しているというだけで、今後一生付き合いが続く(という前提)がありますから、やさしくしてくれるのかもしれないですね。

これがいきなり収益重視の民間病院とか、そもそも激務で自分の仕事が手一杯の場合には、雑用ばかり、使い捨てられて終わりです。

以前、働いていた病院は、半分医局、半分は流れ医師みたいな民間病院でした。

そこでは、ほとんどの手術は部長クラスが執刀医で、若手の先生はほとんど手術をさせてもらえていませんでした。

部長クラスの先生からすれば、若手を指導する理由もないですし、手術していた方が楽なのでしょうね。

ただ医局から派遣されて、上司からちゃんとした指導を受けている私としては、他科の若手の先生方が、かわいそうだなぁ、と思ったものでした。

いろんな病院でたくさんの経験が積める

専門医を取得するまでくらいは、いろんな病院に勤務したりとか、大学病院で難しい症例を見た方が、自分の診療の幅は広がりますね。

後は、苦しい時期に同期がいたりして、励ましあったりすることもできるかもしれません。

若いうちは医局にいた方が良いかもしれない

したがって若いうちは、いきなり民間病院に就職して医師として働いていくよりは、医局の傘に守られた医師として研修している方が、周囲の先生たちもよくしてくれるかもしれません。

もちろん低い給料と、医局派遣による転勤と言うことを覚悟しなければならないですが、それを補って余りあるだけのメリットがあると思っています。

大学病院のお給料

ただしこれは、専門医をとって身の回りの臨床業務がひとりでできるようになってくると、状況が変わってきます。

経験を積んでくると、医局にいるデメリットが目立ってくる

医局に入れば、大学の人事で転勤しなければならないですし、大学病院で働いている場合には、給料も低いままです。

専門医を取得して、少し臨床経験したレベルになると、医局人事を離れて外病院で勤務していた方が、転勤もないですし、給料も多くもらえるでしょう。

研究とか論文を書くとか、学位を取るのが好きだあれば大学に行っても良いのでしょうけれど、アカデミックな仕事が好きでないなら、なおさらです。

またこの頃になると、1人の医師として病院側の収益に貢献することができるので、立場としても少し強くなります。

転職サイトを通せば、給与面や当直の面でも譲歩してもらえるかもしれません。いま医師の転職事情は完全な売り手市場ですから、いかようにもなるでしょう。

このように考えてみると、時代は少しずつ変わってきていて、専門医レベルでは、最先端の治療するとか、研究をすると言うことでなければ、医局に入っているメリットはあまり無いように思います。というかむしろデメリットしかないですね。

大学病院時代に勤務していたある40代の男性医師

私が大学病院に勤務していたとき、ある先輩に、40代半ばの医者がいました。

その先生は大学病院で日中忙しく勤務した後に、療養型の病院で当直アルバイトをしていたわけです。そこで同じ位の年齢の常勤医から引き継ぎを受けているわけです。

当然、療養型の病院の先生は当直なんかしていませんし、給料もアルバイト当直なんかしなくて良いくらいもらっているわけです。労働時間と言う点でも、療養型病院の常勤医の方が短いでしょうね。

もちろん療養型の病院と大学病院では、やってる仕事内容が全く違うのでしょうけれども、若い時代の私が感じたのは、当直先の病院の先生のほうが人生楽しいだろうなと思いました。

医局の力は徐々に衰退傾向である

私の近所の大学病院でも、新たに医局の関連病院になったと言うような話は全く聞かないですが、逆にどこそこの病院が〇〇の関連病院ではなくなった、と言うような話はよく聞きます。

おそらくは新臨床研修制度が始まり、入局希望者の減少に伴って、大学病院は関連病院を維持できるだけの人材が揃わなくなってきたと言うことなのでしょう。

首都圏ですらこのような状況なのですから、地方の大学病院では、この動きは顕著なものだと思われます。

最近では医局に所属しない医師も増えてきている

私の時には、初期研修を経てから医局に所属しないまま働き続けている医師がいます。おそらくは医局離れと言うのは今後ますます進んでいくものと思われます。

研修医時代の同期の進路について考察する

もしかしたら20年後ぐらいには、大学病院とごく少数の医局の関連病院、その他の一般病院と言うふうな分類が進んでいくのかもしれません。

実際に医局に入るつもりもなかった私の同期は、医局に入らずに10年ぐらい医師を続けていますが、少しずつ病院を変わりながら専門医をとって、医局に所属している医師と同じように診療しています。

医局の力が弱まりつつある現在においては、市中病院自体が医局派遣だけに頼ることをせず、積極的に自前の研修医の囲い込みを目指しているようです。

もちろん医局に便宜を図る上で、部長や院長等の役職は、医局所属の医師に固定されていますけれども、50歳とか60歳まで最前線で頑張るつもりがないのであれば、全く魅力的ではありません。

医局はやめてもいいんじゃないか

医療崩壊が声高に叫ぶ出ていますが、今最前線でがんばっているのは急性期病院に勤めている勤務医の先生方だと思います。その先生の多くは医局に所属しているのでしょう。

おそらく医局を簡単に止めることができないと言うのは、仲間外れにされてしまうかもしれないとか、目の前の仕事から逃げるとか、スキルアップできないとか、ネガティブな心理が大きいかもしれないですね。

労働条件だけで見れば、医局を辞めて、転職サイトを介して勤務条件を交渉する方が、すべてにとってプラスのような気がします。転職するなら民間医局がおすすめです



おすすめの転職サイトはこちらでご紹介しています。

ドクターズマガジンを無料で購読。医師賠償保険の加入なども
先生まだ医局辞めてないんですか?

 

民間医局が発行しているドクターズマガジンがおもしろい

民間医局が毎月発行している情報誌に、ドクターズマガジンと言うものがあります。これは文字通り、医者のための雑誌と言うものなのですが、読んでいると結構面白かったりします。

ドクターズマガジンの見所

ドクターズマガジン自体は、非常に薄い雑誌になっています。雑誌といっても全部で50ページぐらいしかありません。その中には医者にとって興味のある情報が詰まっているのです。

ドクターの肖像と言う所では、日本の医療界で活躍している医師の生い立ちや経歴などを取材しています。5ページ以上ぐらいにわたって書かれており、このマガジンの1番のメインといっても過言ではありません。

現在、医療の最前線で活躍されている先生方の経歴がわかって、非常に面白い内容になっています。

学生時代はあんまり勉強していない先生方とか、学会関係で海外の著名な先生方とも交流のある先生方など、こんな世界もあるのかぁ、といつも新しい発見を覚えます。

そのほかにも面白い記事がたくさん

研修病院の紹介

その他私が好きなのは、研修病院の紹介ですね。

ドクターズマガジン側にとっては、どちらかと言うと病院の宣伝と言うことになるのでしょうが。研修医の給料とか、1日の流れ、病院の特徴などが書いてあり、読んでいて興味深いものです。

時折自分の知っている病院が出ていたりすると、食い入るように見てしまいます。

専門医研修病院紹介と言うのも同様で、同じように病院紹介がなされています。200床とか300床で、そんなに大きくない病院が取り上げられていたりもしますね。

医療過誤判例集

さてドクターズマガジンに特徴的な記事の1つに、医療過誤判例集と言うものがあります。病院の名前等は伏せた上で、これまでの医療過誤の判例について書かれています。

こういうことに注意しなければならない、と日々の診療にフィードバックできるものもありますが、どうしようもないなといった裁判で、悲しい気持ちになるものもあります。

大学病院の医局紹介

大学病院の医局紹介も面白いかなと思います。日本全国にある大学の医学部の医局が紹介されています。

この大学は医局員がたくさんいるなぁとか、知っている人がいた!なんてこともあります。

なかなか私の知っている医局は紹介されないのですが、母校の大学病院が取材拒否しているのでしょうかね。

ドクターズマガジンの購読の仕方

そんなドクターズマガジンですが、民間医局のサイトから登録することで、毎月自宅に送られてくることになります。(登録はこちらから↓)



 ちょっと時間の空いたときなどには読んでいて面白い情報誌ですので、ぜひ購読してみてはいかがでしょうか。

たまに医局にも置いてありますね。だれか寄付しているんでしょうかねぇ。。

民間医局でできる事を3つご紹介してみる

ドクターズマガジンを無料で購読。医師賠償保険の加入なども
先生まだ医局辞めてないんですか?

医者が医局を辞めたくなるとき

医者として働いて、医局を辞めて転職したくなるときは何回もあります。

大学病院で働いている時に辞めたくなることが多い

大抵の場合、医局を辞めたくなるのは、大学病院で働いている時に多いかと思います。一般の市中病院で働いているときには、医局の存在というのはほとんど意識することがないので、辞める動機というのは、そうそうあまりありません。

自分の思い通りに診療できない

大学病院では、たくさんの医者が存在するために自分がやりたいようにできないと言う現実があります。

たとえば、一般病院では主治医となってすべての責任を持つような10年目位の医者であっても、大学病院ではすべての検査、治療に関して上司の許可を得なければならないこともあります。

たいていの場合、その上司というのは研究しているかアルバイトしているかで、たいして病棟に顔を出さないにも関わらず、口ばかりだすので、後輩からの評価が高くない場合もあります。

外科などはもっと厳格で、執刀医として自立しているような医者であっても、大学病院にいる限りは、ずっと助手しかさせてもらえないと言うようなありえないことを起きるのです。

結局のところ問題の本質は、大学病院に医者が多すぎると言うことに尽きると思います。したがって経験年数が多くて、役職のある人間しか意思決定権を持っていないのです。

したがってもっと働きたいと思っている医者や、いろんなことを経験したいと思っている医者にとっては、大学病院とはあまり魅力的ではないのかもしれません。

したがってそのような場所で働いているやる気のある医者が、大学病院を辞めたくなってしまうのも当然のことかと思います。

給料が安いことを改めて認識した時

大学病院の給料は驚くほど安くなっています。

大学病院のお給料

全国の大学病院は大抵どこでもそうですが、時給にすると1,000円とか2,000円ぐらいにしかなりません。1ヶ月の給料に直すと、せいぜい200,000円とか300,000円位で、給料が安い大学病院では、100,000円台のところもあるようです。

このようなあまりにも低い収入を補うために、平日のどこか1日とか半日とかで近くの病院に働きに行って、アルバイトと称して収入を確保する方法が伝統的にとられてきました。

とはいってもトータルで考えれば、一般の病院に勤めるよりは大学病院の給料はかなり安くなってしまいます。

同じだけ働いていても給料が安いのですから、大学病院で働くと言うことに積極的なメリットを見いだすことができなければ、医局を止めてしまうのは当然の流れと言えるでしょう。

大学病院で研究をやりたくない

医局に所属して、大学病院で働いている限りは、日々の臨床業務に加えて教育や研究を行うことが必須です。

研究というのは、終わりのない探究活動であり、研究が大好きな人にとってはすごく面白いことが強いのですが、興味のない人にとってはまさに単純労働に過ぎないのです。

これが他者から強制されるようになると、結構きつくなってきます。教授から論文を書け、研究をしろと尻を叩かれると、結構辛いものがあります。

勤務地を自分で決めることができない

医局人事の決まり方

大きな理由のひとつに、勤務地を自分で決定できない面もあります。

医局の言われるがままに、突然地方の病院に出向しなければならない場合もあります。独身であればあまり苦にはならないかもしれませんが、すでにマンションや一軒家を購入している場合や、子供の教育などを考えると、簡単に移動できないことも多いでしょう。

一人前の医師で医局に所属していなければ、ある程度勤務する病院は自分で選択することができます。したがって、医局に所属していることが魅力的にならない場合もあるでしょう。

医局と喧嘩別れしていく人は少ない

以上のように、医局を止めるのには様々な理由がありますが、いずれにしても大学病院に勤務すること、医局に関して不満があるから止めるわけです。

私の周りにも医局を去っていった先生方が何人もいます。さすがに皆さん大人なので、文句をぶちまけて喧嘩別れしていく人はほとんどいません。

心の内には何かしら思うことがありながらも、表面上はそのことを表に出さず、家族の都合とか、一身上の都合等と言う表向きの理由をつけて辞めていきます。

大学病院は給与の面でも、働き方の面でも他の病院とは大きく異なっています。ほとんどの先生方は大学病院の抱える矛盾に目をつぶりつつ、現実の中で折り合いをつけて働いています。

ですから医局を辞めたいと言う考えは、大学病院が大きな矛盾を抱えている以上、ある意味当然なのかもしれません。

先生、まだ医局辞めてないんですか?

ドクターズマガジンを無料で購読。医師賠償保険の加入なども
先生まだ医局辞めてないんですか?

医師のためのおすすめスポット勤務、転職サイト

転職は信頼あるパートナーと一緒でなければうまくいきません。

以前私も個人の紹介で非常勤の勤務をしたことがありますが、途中で契約内容を変えられたり、こちらの要望が病院側にうまく伝わっていなかったりと、散々でした。

17時に帰れる予定だったのに、なんだかんだで18時ごろまで働く羽目になったこともあります。ですから、知名度があり、会社の規模が大きいような、信頼ある転職会社を利用することをおすすめします。

ここでは、私が実際に利用したり、また利用した先生のご意見を元に、3つの求人サイトをご紹介しています。

医師バイトドットコム


スポット勤務に強い会社です。私も以前、この会社に登録して検診バイトを紹介してもらいました。

家から徒歩5分で、時給1万円くらいでしたので、当時の私にとっては非常に割の良いバイトでありました。一度アルバイに参加すると、その後も定期的にお誘いのメールがきておりました。

日程が合って、やる気がある限りは参加するようにしていました。

スポットアルバイトであれば、常勤のように勤務先と契約条件を交渉する必要がないので、空いた時間にアルバイトするなら最適です。

勤務するまでには、すべてメールのやりとりのみで、担当者と実際に会う必要もありませんでした。医師免許や連絡先などもメールでやりとりするだけなので、面倒がありません。

M3


医療ポータルでも有名なM3が管理している転職サイトです。私もm3のポイント稼ぎにはお世話になっています。るわけですが、求人情報も多数扱っております。

実はあまり知られていませんが、ソニーグループの企業らしいのですね。医療ポータルを運営しているだけあって、求人数は非常に多くなっています。

m3の特徴としては、病院側が給与や待遇の面からあまり外部に知られてなくない「非公開求人」を多数扱っており、条件次第では労働時間を短く、かつ待遇面での優遇が受けられるという点でしょうか。

民間医局


私はこのサイトをつかってスポット勤務したことがありますし、医師賠償保険も民間医局経由で契約しています。転職サイトというよりは、本当に民間の医局のような存在です。

あんまりメールや電話の攻撃(そもそも電話はきたことないけれど)がないので、ただ登録してドクターズマガジンを頂いているような感じです。

民間医局についてでることはこちらでご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。

ドクターズマガジンを無料で購読。医師賠償保険の加入なども
先生まだ医局辞めてないんですか?