なかなかこちらの指示を聞いてくれない看護師さん

もちろん看護師さんの中にも仕事ができる看護師さん、そうでない看護師さんがいます。

あまり仕事のできる、できないでレッテルを貼りたくはないですが、仕事ができない人には物事を頼まないようにしています。

医療はすべての職種が一緒になって提供されるものである

というのも、病院で提供している医療はまさにチーム医療の賜物です。

病気の治療を1つとってみても、医師、看護師始め多くの医療従事者の協力のもとに成り立っています。ですから我々医師だけが頑張っても、最良の結果は得られないものです。

だからこそ、医師だけでなく、薬剤師や看護師さんの力添えと言うのは必要になってきます。手術室で手術器具を手渡したり、記録や患者の身の回りに関して看護師さんの果たす役割も必要ですし、病棟で患者さんのケアをする看護師さん重要です。

薬の内服に関する指導や、飲み合わせについてアドバイスをする薬剤師さんの立場も重要です。

これらのどれかが欠けてしまうと、十分な医療ではなくなってしまい、あまり良くない結果を生んでしまうこともあるdせよう

つまり医者側の医療行為は十分にあったにもかかわらず、その後のケアが不十分なために患者さんが不利益を被ってしまったり、また患者さんのケアは完璧であったのにもかかわらず、処方薬に関する知識について薬剤師が確認不足があり、問題がおきてしまう可能性もあるわけです

最終的な責任は医師がとる必要がある

いずれにしても、不十分な医療を提供してしまった場合には、最終的な責任は医者が背負わなければなりません。

看護師や薬剤師のミスを、私たち主治医側が知らんふりすることはできないわけです。必ず謝らなければならないんです。

そのような観点から考えると、仕事のできない看護師に仕事を任せると言うのは、実は非常にリスクが高い可能性もあるわけです。

こちらの話を聞いてくれない看護師さん

私はある看護師さんに対して、患者さんにお話があるので、退院前に私に電話を下さいと言っていましたが、その看護師さんは私の言ったことを全て忘れていました

その時は、看護師さんとの関係を重視して特に何も言いませんでした。

その1ヶ月後、検査のために病院に来院していた患者さんに話があるので、検査が終わったら電話を下さいと、言っていたにもかかわらず、その同じ看護師は何も連絡をよこしませんでした。

幸いにも患者さんには何の被害もないのですが、こちらの指示に従ってくれない看護師さんと一緒にする仕事をするのは精神的な苦痛だけでなく、安全性という点でも不安ですね

ですからなるべくであれば、そのような看護師さんとなるべく関わらないようにして生きていきたいものです。

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看護師さんと円満な関係を築くために必要なこと

病院で働いていく中で、必ず心得ないければいけないことがあります。それは看護師さんと良好な関係を築く事ですね。

病院での仕事を進めるためには、看護師さんの仕事が不可欠

私たち医師の仕事は、看護師さんの手助けがなければ、仕事がすすまないといっても過言ではないでしょう。

採血やレントゲン、薬の処方等は電子カルテ上で行うことができますが、実際に血液を採取したり、病棟に配分された薬剤を患者さんにのみ間違いが内容に配薬するのは、看護師の仕事になります。

また日々患者さんとコミニケーションをとって必要な処置を行い、体調の変化などを観察するのも看護師さんの重要な仕事になります。

私は医者になってから常々思うんですが、患者さんにとって1番身近なのは間違いなく看護師さんと言う存在です。病棟の業務のうち、実際の大部分を行っているのは、看護師さんであると言うことが言えるのではないでしょうか。

逆に言うと、医者はただ椅子に座って、手や口を動かすだけでも務まってしまう職業なのです。

看護師さんに嫌われてしまうと、仕事がスムーズにすすまない

では上から目線で偉そうに看護師さんに指示だけを出していれば、それで病棟業務がうまく進むか、というとそうはいきません。

看護師さんに嫌われてしまっては、こちらの出した指示をスムーズに行ってもらえなくなってしまいますし、困った時に少々の無理も言えなくなってしまいます。

医者と看護師は、いわば指示する側と指示を受ける側の関係であるわけですが、決して上司と部下の関係ではありません。このことをわきまえておかなければ、痛い目を見ることになります。

時折医者の中には、看護師さんを下に見ている輩がいますが、私は本当にそういう考え方は間違っていると思っています。

明日から、採血をやって患者さんのケアをして、処方薬を振り分けてと言うことをやれと言われたら、残念ながらやれる自信はありません。それぐらい専門性があって、大変な仕事な訳です。

ですからチーム医療と言うのを意識することが非常に大切です。

常に看護師さんとは対等な立場で接することが重要である

ですから看護師さんに何かお願いするときには、決して上から目線ではいけません。あくまでも対等な立場でお願いすることが必要です。

そのためには病棟のルールを遵守することが必要です。よくあるのは翌日の分のレントゲンや採血オーダーは、前日の夕方までに入力するとか、処方についても前日までに入力するなどといった配慮が必要です。

このような日常の決まりを遵守することができて、初めてイレギュラーな事態にも対応してもらうことができるのです。

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滞在期間の1年延長を決定 インドネシア看護師候補

滞在期間の1年延長を決定 インドネシア看護師候補

政府は11日の閣議で、経済連携協定(EPA)に基づいてインドネシアから初めて受け入れた看護師候補者91人について、一定条件を満たせば滞在期間を1年延長することを決定した。日本での長期就労に必要な国家試験の合格者が3人にとどまっているため。海外人材の受け入れを拡大し、医療現場の人材不足に対応する。

延長の対象は2008年8月に第1陣としてインドネシアから来日した看護師候補者。厚生労働省による学習支援が09年度に始まるなど「来日当初の学習支援体制が不十分だった」(外務省幹部)ためで、1度に限って滞在延長を認める。11年2月の看護師国家試験の得点や本人の意欲を考慮し対象者を決める。

政府は08~09年にインドネシアから来日した看護師と介護福祉士の候補者、09年中にフィリピンから来日した看護師と介護福祉士の候補者の1年間の滞在延長も検討している。

日本はこれまでEPA締結国のインドネシアとフィリピンから看護師と介護福祉士の候補者約1100人を受け入れた。協定で認められた滞在期間は看護師が3年で介護福祉士が4年。その後も働くには日本の国家試験に合格しないといけない。だが制度が始まった08年8月以降、両国からの看護師候補者455人のうち、合格者は1%弱にとどまっている。

https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS11012_R10C11A3NN0000/

外国人看護師の受け入れは難しいか

日本語の医療用語が難しいなど、いろいろと問題のある外国人看護師の話題です。

外国人看護師の受け入れは難しいか

日本語の医療用語が難しいなど、いろいろと問題のある外国人看護師の話題です。

そもそも外国人労働者を受け入れなければならないのは、診療報酬を削り続けた結果、病院経営が苦しくなり、労働時間が長くなったり給料が下がってしまう事で現場を離れる看護師が増えてしまったことに起因しているのでしょう。

やはり看護師の離職を防ぐには看護師の業務だけにお金をかけるのではなく、出産育児にも対応した様々な働き方が整備されるよう、お金をかけるべきでしょう。人が足りないから海外からでは、実効性があったとしても働く側、患者側からみて決して持続発展可能なシステムでないような気がします。

6年経って状況は変わったか

冒頭の記事は6年前の記事だったのですが、状況は変わったのでしょうか。

病院の看護師不足は、より深刻になっているような印象です。一方で、外国人看護師の増加は遅れているようですね。

私もいろんな病院で働いてきましたが、外国人看護師を今まで見たことがありません。介護の現場ではすでに、働き始めているようですが、より専門性の要求される医療現場では、外国人看護師が働くハードルは高いのでしょうか。

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