医局をやめて再び医局に戻ってくる先生はほとんどいない

医局をやめた先生が、再び医局に舞い戻ってくることってあるのでしょうか。

医局という組織は一方通行の組織で、「入るのは簡単だけれども、辞めるのは少々手間がかかる」、そして「一旦出たら戻ることができない」というのが一般的な認識だと思います。

ですから、医局っていうのは妻とか、夫みたいなものかもしれないですね。結婚するのは簡単だけれども、離婚するのは面倒。そして一旦離婚するともう元には戻れない、みたいな。

医局を辞めてその後再び医局に戻ってくるというのは、制度的には全く問題ないでしょう。

そもそも医局には明文化された契約書があるわけではありませんから、一度医局を辞めた人間は戻ることができない、というような契約書もありません。

ですが、実際のところ医局に戻ってくる先生はほとんどいない、全くいないのが現状です。その理由をみていきましょうか。

医局を一度やめると戻りにくい

しかし医局に戻ってくる先生がほとんどいない理由の1つに、一度医局をやめてしまうと戻ってきにくいという背景があるかと思います。

医局を辞めていく医師の中で絶対数は少ないですが、喧嘩別れしてしまった場合には、医局に戻ってくるのはほとんど不可能になってしまうでしょう。

また表面上は穏便に医局を脱退したとしても、医局を辞めるというのは、どこかその道を外れるとか、組織を蹴って出ていくというイメージがついてしまいます。

もちろんこれは医局の内部にいる人間の感覚であって、外にいる人間からしてみれば、通常の転職活動な訳ですが・・・。

戻ってくる理由がない

医局に戻ってくる先生がほとんどいない理由の1つには、単純に戻ってくる理由がない、ということも挙げられるかと思います。

医局を辞めて異なる都道府県に転居した場合には、わざわざ医局に戻ってくる必要がありません。

開業医として第二の人生を歩み始めた場合も同様で、わざわざ医局に戻ってくる必要がありません。

また専門医を取得して何年か経った位の経験のある中堅医師以上では、給料や労働条件の面でも、全体として考えた場合には医局に所属している場合よりも、所属していない場合の方が優遇されることが多いです。

それに医局の中に入ると教授が一局長との人間関係、または同僚の医師との人間関係もうまく立ち回らなければならないので、ストレスはどうしても増えてしまいます。

ですから、医局に戻ってくるメリットがないというのは、確かなところでは無いでしょうか。

医局に戻ってくる例

いちど医局を辞めた人間が、再び医局に戻ってくる事はほとんどないと書きました。しかしながら、再び医局に戻ってくる例は確実に存在します。

ある関連病院におけるある内科系診療科は、人手が足らずに行って患者さんを診察するのが精一杯の状況でした。

そんな折に、その診療科の部長の先生が、医局を辞めた旧知の先生に声をかけたのです。

声をかけられた先生としても、昔お世話になった医局に所属している先生に声をかけていただいたわけですから、特に断る理由もなく、その医局の関連病院で働き始めることになりました。

つまり医局を辞めた先生が、医局の関連病院で再び働き始めたということになります。

もちろんそこには、医局に戻りますといったような文書化された契約は無いのですが、医局の関連病院で働くことができるのは、基本的には医局に所属する人間と言うことになります。

ですから全体としてみると、いちど医局を辞めた先生が医局に戻ってきたということになるかと思います。

医局としても大学病院の厳しい人繰りでは関連病院に医師を派遣するのは難しいのが現状ですから、医局を辞めた人間であったとしても、人員が増えるというのは医局としてもwelcomeなわけです。

医局の出入りというのはかなり曖昧あいまいな部分が多く、医局によって対応も違うのでしょうが、いちど医局を辞めたからといって、医局に戻って来れないということでは無いようです。

医局辞めても生きていける、、かも

2018.01.12



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