医者はマスターベーションをしてはいけない、というある先生の言葉

(これは研修医時代に私が書いた記事です。適度にリライトしております)

先日、ひさびさに羽田空港に立ち寄る機会がありました。夜6時頃の羽田空港の写真ですが、夜の空港っていいもんですね。なんだかロマンチックなのです。

さて、タイトルのセンセーショナルな単語ですが、全国的にもご高名なある先生から、研修医向けのセミナーで発せられた言葉です。

要は、自分の気持ちのままに任せて、気に入らないことがあったからと言って、怒鳴り散らしてはだめですよ、ということをおっしゃりたかったようです。

研修医時代にキレてはいけないことを学ぶ

研修1年目の7、8、9月は某診療科をローテーションしていたのですが、本当に収穫の多い研修となりました。

中でも一番勉強になったのは、どんな事があろうとも、誰に対しても「キレてはいけない」ということでしょうか。私が先生方は良い反面教師になりました。

キレる(切れる)とは、主に対人関係において昂ぶった怒りの感情が、我慢の限界を超えて一気に露わになる様子を表す、日本の俗語。と定義されているようです。

研修医の身分である以上、叱られる、怒られるのは重々承知の上なのですが、一部の医者は研修医をストレスの捌け口としか考えておられないようで、大変参りました。

どうでも良い事を取り上げて病室全体に響くような声で罵倒したり、夜勤明けだからと言って不良中学生みたいな絡み方をするのは、分別ある大人なのだからやめてほしいものです。

いや、もともとキレる彼らに分別ないのかもしれませんがね。。。

キレる医者はコメディカルの評判も悪い

興味深かったのは、上記のように感情の赴くままに発言行動する医者と言うのは、患者は別としても、例外なく同僚の医師やコメディカルにも評判が悪いと言う事です。

例えば病棟や診療科の飲み会でも、気分にムラのある先生の周囲には、自然と人が集まらなかったりします。

ですから、遅れてきた研修医や看護師さんは、仕方なく怒りっぽい先生の近くに座らなければならない、いう悲惨な状況が生まれてくるわけです。

したがって、怒りっぽい医師というのは、研修医のみならず、周りの人間に当たり散らして、結果として自分の評価を下げている事が伺えます。

こういう類の人間とは極力関わりたくないのですが、研修医という身分上、否が応でも会話しなければなりません。困ったもんです。

「自分が悪いかもしれない」という思い込みが悲劇をうむ

ただし、社会経験がない研修医の場合は、激昂されたり、罵倒されたりすると、それを素直に受け入れてしまいがちです。

自分が悪いのではないか、自分がしっかりしなければ、あの先生が怒らないようにしなければ・・・・などのような感情がどうしても沸き起こってきます。

このように受け止める真面目な研修医ほど、研修期間中に心の病を抱えてしまいがちです。

ただ、職場で激昂するなんて論外ですから、私は激昂する彼らの意見や感情は受け止めず、流していましたね。

全部受けれていると、とてもじゃないけどまともな病院勤務生活を送ることなんてできっこありません。

受け入れない非常識なイベントに関しては、正面から受け止めるのではなく、あえてスルーするというのも、しぶとく働いていくためには必要な能力かな、と思っています。

ある高名な先生の格言

さて、そこで冒頭のマスターベーション発言なんです。

病院の中にはすぐ激昂するダメ医者もいる一方で、この先生ならついていきたい!という医師もいます。

あるセミナーで全国的にも有名なある先生がおっしゃっていたこと。

嫁にいびられ、子供が発熱し、体調が悪く、疲れていても、研修医にキレてはいけない。キレるというのはマスターベーションと同じ事。自分は気持ち良いが周囲は不快になるだけだ

この言葉が発せられた時、会場はシーンと静まり返りました。まあ普段講演なんかでは使わない単語ですからね。

キレる医師たちに、自慰行為をしているという自覚が芽生える事を期待したいものです。

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2018.01.03

医療現場における怒鳴るという指導法は適切でない

2017.08.25



1 個のコメント

  • はじめて拝見いたしました。 
    なるほど…と感じることが多く勉強になります。 
     
    また時々はブログの更新されるのですか? 
    また、コメントさせてくださいね。

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