小学校の集団食中毒 原因は「刻みのり」 東京・立川

なんかよくわかんないですけど、刻み海苔が原因でノロウィルスの食中毒が起こってしまったようです。

小学校の集団食中毒 原因は「刻みのり」 東京・立川

東京・立川市の7つの小学校の児童と教職員1000人余りがおう吐や腹痛などの症状を訴えた、ノロウイルスによる集団食中毒で、東京都は、学校給食に使われた「刻みのり」が原因と特定しました。製造・販売会社が商品を自主回収するとともに、都も注意を呼びかけています。

東京・立川市では、2月17日以降、7つの小学校に通う児童と教職員1000人余りが、相次いでおう吐や腹痛などの症状を訴え、このうち児童9人が一時入院しました。

NHKニュースweb http://www3.nhk.or.jp/news

ノロウィルスとは、冬の間に集団食中毒を起こす主な原因ウイルスとされています。病院の中でも、冬期間に嘔吐した患者さんがいればノロウィルスの疑いありとして、隔離されます。そしてその患者さんがノロウィルスを持っているかどうか、検査を行うことになります。

私から見ていると、看護師さんの対応はいささかやりすぎている感じもするのですが、病院全体の体制として、やはりノロウィルスには最新の注意を払っていると言うことなのでしょう。これはむしろ医者側の認識が甘いということかもしません。

吐瀉物も当然感染源になりますので、掃除をする人たちもこれらに触れないようにしてすごく大変なようです。

刻み海苔でも感染源になりうるのか・・・

さて食中毒と言うと、腐敗の進んだ食べ物を口にしたり、汚い手で触った湿気のある食べ物から感染するようなイメージがあったのですが、刻み海苔と言うようないわゆる乾燥したもので食中毒になると驚きです。

肉とか野菜とか、腐ってしまうような食物で食中毒、というのはイメージ的にも理解できるのですが、まさに海苔でか・・・・というのは驚きですね。ただよく考えてみると、ノロウイルス自体は洗面台やトイレなどの乾燥した場所でも数週間は生存可能なのようですので、刻み海苔が感染源となっても全くおかしくはありません。

ノロウイルスの治療法〜医療者側から〜

ちなみにノロウィルスと診断されたからと言っても、劇的に効果のある治療法はありません。大人であれば消化に優しいもの食べ水分補給を十分にすることが最善の治療とされています。

冬に下痢・嘔吐で救急外来にやってくる患者さんでも、食中毒を疑って、口から水が飲めている場合は、とりあえず必要な内服薬だけ処方して帰宅させます。経口摂取できていれば点滴は基本的には必要ないです。高齢者や子供であれば、脱水になりやすいので適宜点滴を行いながら胃腸の症状が回復するのを待ちます。

ある開業医の先生などは「ノロウィルスとわかったところで治療法は変わらないし、基本的には胃腸炎と同じように水分補給と安静しかないのだから、ノロウィルスの検査はあまり意味がない」とおっしゃっている方もおられました。

刻み海苔のちょっとした作業が児童を食中毒に追いやる危険性を持っているなんて、ちょっと意外かもしれません。これからは気をつけて欲しいものです。

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先生まだ医局辞めてないんですか?

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