検査 – おすすめ教科書

検査値の読み方・考え方―専門医からのアドバイス

医学生、医師向けに出版されているテキスト。内容量は300-400ページであり、医師国家試験を受験するにあたって知っておくべき程度の検査項目が説明されている。

検査値などは、総合内科学書をあたっても十分な説明がなされてないことがあるのだが、本書ではESRやCRPなどの項目では、それぞれ3ページ程度を割いて説明がなされており、研修医レベルの知識は網羅されているといえよう。

検査項目ごとに執筆者が異なるため一概には言えないが、テーブルやイラストは1ページあたり最低1つは配置されているようである。

国家試験を含め試験勉強をしていると、ふと検査項目の意義に疑問を持つ場合がある。そのような場合に本書を辞書的に使うと良い。臨床実習で使うには少し物足りない感はあるが、基本的な理解を得るには役立つだろう。

誰も教えてくれなかった血算の読み方・考え方

聖路加国際病院の先生が書いておられる教科書。内容はというと学生〜初期研修医を意識して書かれており、まずは各テーマ(白血球減少、血小板増加など)ごとに現病歴と血算を含む症例が示される。

この時点で読者に鑑別診断を考えさせ、続く文章で血算の読むべきポイントを示しながら鑑別診断を絞り込み、最終的な診断までたどり着くという構成になっている。血液像やテーマごとの鑑別診断一覧も掲載されている。

個人的に良いと感じたのは、学生〜初期研修医向けに書かれているためすらすら読める事、そして問題形式で書かれているので考えながら読み進められることである。200ページほどのテキストであるために集中して読めば1日で読み切る事ができる。

学生〜研修医1年目向けの教科書である。

臨床検査データブック

一線の臨床医向けの臨床検査解説書。

1074ページにも及ぶ本で、各臨床検査の項目が詳細に説明されている。各検査値の意味だけでなく、検査値の半減期や頻度別に考えられうる疾患など、より実践的な内容まで書かれている。本書の特徴はといういと、procalcitoninやIPF (immature platelet factor) などここ数年で使われるようになった検査値までもが詳細に説明されているところだろう。

病棟に常備しながら、分からない検査値をみたときに開いてみる、というような辞書的な使い方が適当だろう。

異常値の出るメカニズム

460ページに及ぶ少々分厚い本で、各検査値について詳細な説明がなされている。イラストなどを用いて生化学的な知識も用いながら説明してある。国家試験の勉強をしていると、検査値に関する疑問には必ず直面するので、検査値に関連したテキストは是非一冊は持っておきたいところである。

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先生まだ医局辞めてないんですか?

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