発生学 – おすすめ医学書

発生学は、医学部では解剖学の一章として扱われる程度かと思います。

もちろん、学問としては列記とした1分野なわけですが、臨床と直結しない分、医学部での存在感はそれほどでもありません。

臨床の分野に進んで基礎的な発生学の知識が要求される分野というのは、せいぜい小児産婦人科くらいでしょうか。

他の診療科でも発生学の知識があることに越したことはないですが、必ずしも必須の知識とはなり得ないでしょう。

ですから、網羅的な教科書というのは、少し手持ち無沙汰になってしまうかもしれませんね。

★★★ 受精卵からひとになるまで

多くの大学では、発生学について深く学習することはないと思います。発生学は解剖学のついでに、ということもあるようです。

ラングマン、ムーアやラーセンなどのテキストは良書ではありますが、CBTや大学の定期試験を考えると、深入りしすぎている印象があります。

本書はムーア人体発生学のエッセンシャル版ですが、発生学を学習するには十分な内容が含まれており、ぜひこの教科書をおすすめします。

図やイラスト、写真などもふんだんに使われており、本分の内容を理解しやすい構成になっています。

またトピックとして臨床にかかわる内容も記述されており、発生学と臨床(おもに先天奇形)の橋渡しをしてくれるでしょう。

このようなエッセンシャル版でも通読するには内容量が多すぎる印象がありますので、辞書的に読まれることをおすすめします。

★★☆ ラングマン人体発生学

発生学の辞書的、標準的な教科書で、原著は米国でも広く読まれているようです。

同じ部類のムーア、ラーセンと比較すると最も簡潔に、細かい知識に深入りしないで書かれている教科書と言えるでしょう。イラストや画像は豊富で、400ページでありながら発生学の内容は網羅されており、辞書的に使える教科書です。

原著では”Langman’s Medical Embryology”というタイトルで出版されています。

★★☆ カラー版 ラーセン人体発生学

テイストとしてはラングマンと同様。辞書的に使う教科書でしょうか。

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先生まだ医局辞めてないんですか?

 

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