輸液の種類、速度、量などを学ぶのも、研修医にとっては大切な内容です。
輸液に関しては経験的に語られることが多く、あまり正統的な教科書はないようですね。
ここでは、輸液に関する教科書、読み物についてご紹介したいと思います。
★★★ 輸液を学ぶ人のために
指導医と研修医の対話形式で話がすすみます。
この本の特徴は、輸液の基礎を最小限に解説しつつ、それをいかにして臨床の現場で応用するか、ということに重点を置いて書かれている事でしょうか。
なぜカリウム補正液は希釈しなければならないのか、低ナトリウム血症の考え方など基本的な項目もさらっと解説してある一方で、実際は尿量と電解質を見ながら輸液の種類を変えていくんだ、というような研修医+αの話も掲載してあります。
思考過程に重点を置いて解説してあるため、実践的な教科書となっています。
★★★ 輸液ができる、好きになる
輸液成分、電解質などの問いに対して、それぞれ1ー2ページで回答しながら輸液の要点を解説しているテキストです。低カリウム血症に対する治療、高ナトリウムに対する補正の方法が、具体的な数値をあげて解説してあります。
語り口も軽快であり読み進めるのは簡単なのですが、ほとんどの項目は実際の数値を用いて説明がなされており、実践的な教科書といえるでしょう。
すでに輸液について触れたことのある研修医向けの本といえるでしょうね。
★★★ より理解を深める!体液電解質異常と輸液
輸液のテキストの中では、詳細な方に分類される。各電解質の基本やマネジメント、透析患者の管理まで詳細に解説がある。
全てを読み理解するのはなかなか困難であることが予想されるがゆえ、辞書的に使うのが良いかもしれない。
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