【医師の視点】通勤方法の違いで医者の負担も変わってくる。徒歩から自家用車まで医者の通勤方法を解説

我ながら面白くないテーマだと思うのですが、医者の通勤方法についてみています。

通勤方法が違うと、呼び出しがあった場合などの対応が変わってくるのです。

病院からどのくらいの距離に住むか、病院までどのような交通手段であるかは非常に大切な要素なのです。

徒歩

そもそも医者の場合は急な呼び出しに備えて病院の近くに住んでいることが多いですから、歩いて通勤している先生は多いですね。

特に研修医や若手の先生なんかは、ほとんど病院の徒歩圏内に住んでいると言っても良いでしょう。

また地方病院などで病院の宿舎や寮に住んでいるような場合には、たいていは病院の隣か近くに建てられていますから、こちらも徒歩で通勤することができます。

徒歩の通勤方法のメリットとしては、何があってもすぐに病院に駆けつけることができることですね

特に深夜などで公共交通機関が動いておらず、タクシーで行かなければならない場合などは、歩いて行ける距離に病院があるというの非常に心強いものです。

もちろんワークライフバランスなんか考えてはだめですよ。

自転車

徒歩と同じなのですが、こちらも病院の近くに住んでいるということになるでしょうか。

こちらも時間に関係なく病院に駆けつけることができますから、若手医師に多い通勤方法でしょうか。

中にはいいご年齢の部長医師がママチャリで通勤している例もあります。

健康に良いですし、電車や地下鉄の時間を気にする必要もないですし、自転車はかなり有能な通勤方法といえます。

ただ自転車だと雨の日はつらいですし、雪の降る地方では冬に乗れない、といったデメリットがありますね。

車で病院に通勤している先生も多いですね。

若い先生の場合には、呼び出しがどうしても多くなってしまいますからって病院の近くに住んでいることが多いと書きました。

一方である程度経験年数を積んでくると、呼び出される回数が少なくなってきますから、必ずしも病院の近くに住む必然性が薄れてきます。

またそれ以上に、結婚して子供が生まれた段階で、分譲マンションを購入したり、家を建てることがあるでしょうかって、職場が変わったからといってすぐに引っ越しできないと言う現実もあるかと思います。

郊外に立地している病院の場合だと、駐車場は職員であれば無料で利用することができるのですが、病院が都市部に位置している場合には、駐車場の利用が制限されることもあります。

車通勤する医者の中には、自ら金銭的な負担して、病院の近くに駐車場借りるということもあるようです。

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電車・地下鉄・バス

都心だと自家用車で通勤するのはかなり難しいですし、鉄道網が発達しています。

したがって必然的に地下鉄などを含めた鉄道で通勤することになります。

しかし毎日の電車通勤は満員電車等で結構負担になります。

それに仮に夜間に呼び出されてしまった場合には対応できないことになります。

都心に住んでいれば、呼び出しがあったとしてもタクシー利用でなんとか対応できるのですが、絶対的な距離が離れていると大変です。

ある先生は、都心から特急に乗って40分ぐらいの道のりを通勤していたそうですが、電車のない時間帯に呼び出されたとなると、自家用車で1時間位かけて病院まで急行していたようです。

さすがにここまでくるとかなり病院に行くのが負担になりますし、呼ばれてもすぐに病院に到着できないでしょう。

したがってこの通勤方法が可能なのは、呼び出しがないようなベテラン医師であることが多いのではないでしょうか。

若手医師で遠く離れたところから電車通勤する場合には、まず病院の近くに転居する必要がありそうです。

運転手付きの送迎はありえない

さて医者の地位も上がってくると、運転手付きの送迎になってくると思います。

さすがに運転手付きの送り迎えがある役所は、医者の中でもかなり限られるでしょうね。

大学病院の教授でも送り迎えはないですし、300床くらいある民間病院の創設者でも送り迎えはありません。

もちろん900床くらいの市中病院の院長でも送り迎えはありませんでした。いずれも実際にその立場のお方から聞いたお話です。

意外と運転手付きの送迎がある身分は限られているようです。

せいぜい医者の身分で送り迎えがあるのは、日本を代表するような巨大病院の院長とか、病院グループの創始者くらいではないでしょうか。

運転手付きで病院まで通勤している医師なんてほとんどいないと考えて良さそうです。

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