【医師の視点】高級時計を趣味にしている医者はあまりいない。その理由を3つ考える

普段身につけている時計。高級な時計になると何百万円もしますね。

お金持ちの人は、高級な時計を何十本もコレクションしたりしています。

さて、医者の場合、趣味としての時計の位置付けはどうなんでしょうか。

病院の中で時間を知っておくのは必須である

病院で働く医師にとっては、時間を把握することは大切です。

カンファレンスやアポイントの時間などは分刻みのスケジュールであることが多いでしょうか。

このように病院の中で働いていて、医者が時間を気にするのは当たり前のことです。

手術室で手術を行っている外科医にとっては、手術時間は手術のうまさを示す指標のひとつであります。

また血管を遮断する場合には、秒単位の時間を把握することが必要ですし、移植医療においても同様です。

救急医療の現場では、まさに1分1秒を争うほどに時間は大切です。

そのほかにも決まった時間から行われるカンファレンスや、患者家族への説明など、病院の中では意外と時間に沿って動いている感じになるでしょうか。

予想外の事態が発生するが故に、時間通りに患者さんの診察や治療、検査が進むことは滅多にありません。

それでも医師は病院の中では時間を気にしながら仕事をしているのです。

患者さんの脈拍や呼吸数を測る場合

たとえば患者さんの脈拍を数える場合、手首の動脈を触知しながら、腕時計をみながら10-15秒の単位でその回数を計測します。

そしてその数を4倍とか6倍にしたりして、脈拍数を数えるのです。

呼吸数の場合も同様で、患者さんを意識させないようにして、胸郭の動きをみながら1分あたりの呼吸の数を数えるのです。

脈拍数や呼吸数はバイタルサインと呼ばれ、患者さんの基本的な指標になりますから、計測することが欠かせません。

このような場面でも、秒単位で時間を計測できる腕時計は重宝します。というかほぼ必須でしょうか。

腕時計の取り外しは頻繁に行われる

一方で医師として働いていると、腕時計は頻繁に取り外ししないといけないんです。

外科系の医師の場合には、手術や処置をする場合には邪魔になったり感染の原因になりますから、腕時計を外すことが必須です。

また内科系の医師であっても、手袋を装着してガウンを着用して処置をする場合にも、腕時計を外す必要があります。

医者にとっては、タイムスケジュールに沿って行われる仕事を把握するうえで腕時計を持っておく事は必須なわけですが、いろいろな理由から腕時計をずっとつけっぱなし、というわけにはいかないです。

頻繁に取り外しを行うことによって、なくしてしまう危険性もあるわけです。

なくしてしまう、っていうのは少なくなく、指輪や時計を外したけれども、どこに置いたかわからないとか、知らない間にゴミ箱に入っていたなんてはなしはたまに聞きます。

ですから、高級時計なんてつけられたものではありません。

最近はスマートフォンを使うことも多い

最近では院内でスマートフォンを常時携帯している先生がほとんどですね。

臨床上のちょっとした疑問を調べたり、スケジュールの管理などもスマホに依存していますから、ベテラン先生でもたいていスマホを使いこなしていますね。

スマホのアプリには、薬の投与量を計算したり、診断基準が掲載されているマニュアルなども入れることができ、さながら教科書のような存在にもなっています。

私も自分の専門分野に関するアプリを入れて利用していますよ。

医者にかかってくる怪しい電話のパターン。病院でも自宅でも

2017年12月28日

時計が趣味の医者、特に勤務医はあまり聞かない

結論から言うと、時計にこだわるとか、時計が趣味の医者の話は勤務医のレベルではあまり聞かないんです。

もちろん大きな病院を経営している医者とか、すごく裕福な開業医の先生なんかは、時計が趣味っていう人もいるかもしれません。

ただ、開業医となるともはや医者というよりは経営者・資産家ですから、ここでは一般的な勤務医について考えます。

そんな勤務医に限った場合は、時計が大好きな先生の話は全くと言っていいほど聞かないですね。

飲み会に行っても流行の時計とか、お気に入りの時計の話にはほとんどなりません。

飲み会の席では車の話とか家の話、マンションの話、良いスピーカーの話にはなりますから、勤務医レベルでは、本当に時計に興味がない医師が多数なんだと思います。

もしかしたら高級時計会社のマーケティング自体が、勤務医をターゲットにしていないのかもしれません

医師向けメディアに設置してある贅沢品の広告。医者はそんなに金持ちではない

2017年4月2日

なぜ医者は高級時計を趣味としないのか

ではどうして勤務医レベルでは高級時計に興味がないのでしょうか。

いくつか理由を考えてみましょう。

病院の中での贅沢品は禁物

勤務医レベルの医師が時計に興味がない可能性としては、病院の中で働いている限り、腕時計をする機会が少ない現実があるかもしれません。

車であれば実際に使う事はできますし、住宅であれば自分好み通りにカスタマイズして、実際に使用することが可能ですよね。

一方で病院の中で良い時計・高級時計をしていれば、患者さんや同僚、看護師さんなどに対して目立ってしまいます。

良い時計をしていることによって、嫌悪感を抱く病院関係者の方は多いでしょうね。

人間の心理なんていうのはそんなものです。悪い意味で目立ってしまいます。

医者夫婦の年収は高いが意外と贅沢はしていない印象。堅実な人が多い

2018年1月8日

病院のなかでは傷んでしまう、感染の原因になる

ほとんどの外科や内科では患者さんに処置をする必要が出てきます。

さすがに滅菌された手袋を装着したり、処置用のガウンを着用する場合には時計を外さなければなりません。

もちろん時計をつけたまま手術はできません。

したがって頻繁に取り外す必要があり、外した時計はそこらへんの机だったり台の上に無造作に置かなければなりません。

そこからぽろっと地面に落ちたりして、傷んでしまうリスクは十分あります。

また案外広く知られていないことですが、病院の中は細菌だらけです。

感染症の患者さんはたくさんいますし、それらの患者さんに触れた医療関係者による伝搬で病院内のいたるところは細菌がいます。

そのような状況では、せっかくの高級な時計が細菌の温床となってしまうわけです。

結婚指輪と同じ状況が生まれてしまうわけです。

勤務医レベルでは高級時計を買う余裕がない。高すぎる

もう一つ重大な理由としては、勤務医レベルでは、時計を趣味にするほどの金銭的な余裕がない背景もあると思います。

例えばAmazonでロレックスと検索してみましょう。表示される結果がこれです。

ん〜高いですね〜。

正直、一介の勤務医が趣味に使える金額ではありません。

無理すれば高級時計を1本くらい所持できるかもしれません。

ただしブランド品を1個だけなんてのは逆に貧乏人の証拠でもありますから、複数本はコレクションしなければなりません。

1本あたり10-50万円くらいであれば、複数本の時計を所持することも可能かもしれません。ただし流石に桁が一つ上がると途端にハードルがあがりますね。

少なくとも結婚して家庭を持っている勤務医であれば、奥様の理解を得るのは簡単でhないでしょう。

ですから時計を趣味にする事は、かなり経済的に余裕がある必要があるのです。

年収1000万円ちょっとの勤務医程度では、かなり難しいですね。

私のつけている時計はすごく安い時計です…

私は高級時計に全く興味がないので、すごく安い時計を使っています。

大学生の最初の頃に購入した、20,000円ほどの時計をいまだに使用しています。

この時計はSEIKO製なんですが、時計盤のソーラーパネルで駆動するシステムでなっており、この10年ほどは電池交換をした事はありません。

また防水加工されているので、毎日のお風呂はもちろんプールや温泉などに入ってても壊れる事はありませんでした。

(ちなみに厳密にいうと、メーカーとしてはお湯等は避けた方が良いとのことです)

さすがに汚れが目立っていますが、これまでのところ非常に耐久性が良いので、よほどのことがない限りはこの時計を続ける使い続けると思います。

医者の腕時計なんて、そんな程度で良いのではないでしょうか。

そのほか、カラーバリーエションのあるICE watchなんかもおすすめですよ。



Sponsored Link

関連する記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。