タバコを吸わない医師は多いですが、お酒を飲む医師はかなり多くいます。ワインや日本酒に精通している医師も多いですね。
一方で、医師たちの学生時代の飲み方は尋常ではありません。
学生時代の飲み会はあまりにも激しい
学生時代の飲み会なんかでは、すごくお酒を飲みます。特にサークルやクラブ活動における飲み会では、尋常ないくらいのお酒が注がれます。
私立大学の派手なサークルなんかと同様に、お酒を飲ませるコールが起こり、一緒に飲んでいる数人が意識を失うまでお酒が進むこともしばしばありました。
幸い私の学生時代には命を落とす医学部生はいませんでしたが、救急車で運ばれる事例は何件もありました。
お酒を大量に飲んだ人間に何も健康的な被害がなければ笑い話で済むのですが、この手の問題はすごく複雑です。
実際に医学部の中では、死亡する事案も発生しています。
熊本大学医学部生死亡事件
1999年6月6日早朝、20歳になったばかりの熊本大学医学部1年生が急性アルコール中毒による吐物吸引窒息で亡くなりました。
死体検案時の血中アルコール濃度は5.5mg/ml。法医学書では4.5mg/ml以上で死亡としており、驚くべき高濃度でした。その後の再検査では、さらに高い数値(大腿部の静脈血で8.1mg/ml、脳脊髄液では9.6mg/ml)が検出されました。
このリンク先で行われていることはやや悪質ですが、同じようなことは医学部内の一定数の部活で今も行われていると言っても過言ではないでしょう。
無理やり酒を飲ませるとか、酒を飲まなければならない雰囲気にしてしまうのは、もはや傷害といって良いほどの犯罪行為だとは思うのです。
ただし、医学部におけるお酒に関する風習は簡単にはなくならなそうです。
医者になっての飲み会は終始穏やか
医者になって行われる飲み会では、さすがに馬鹿騒ぎする事はありません。
そもそも職場の飲み会でお酒のコールが発生することはありませんし、飲めない研修医たちのために、今の時代は一杯目から烏龍茶という選択肢も許容されるようになっています。
しかし中にはお酒に飲まれてしまって、先輩医師に悪態をつき、翌日からすごく働きにくくなった医者もいます。
学生時代はバカみたいにお酒を飲み、少々の粗相は許された状況から一転して、医師になると自ら飲酒量を調整しなければならない事態になるのです。
この辺りの空気を自分で読む必要がありますから、まさに対応力が求められますね。
毎日酒を飲む医師は多い
何かとストレスの多い職業ですから、毎日お酒を飲んでいる先生は決して少なくありません。タバコを吸う先生はほとんどいないのですが、お酒を飲む先生はかなり多い印象です。
医師によっては1日にビール350mlを2缶くらい飲む医師もいたりして、明らかに過剰に飲酒している状況です。
医者は肉体的にも精神的にも負担のかかる職業ですから、疲れて帰ってきた日くらいは、ビールをがぶ飲みしたいものですねよね。
ですから、医者には珍しいビールなんかあげてみても、喜ばれるかもしれないですね。
サッポロビールのホームページでは、性別やアルコールの分解能によっても異なりますが、ビールは1日500ml程度、週に2日はお酒を飲まない日を作るのが理想的、とされています。
医師の場合は当直の日はお酒を飲むことができないですから、強制的に休肝日ができる点では、良いのかもしれません・・。
たまにはちょっと良い日本酒なんかを嗜んでみませんか?
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