【医師の視点】医者になって後悔したこと4選。それでもやっぱり恵まれているという結論になる?

医者っていいな〜なんて単純に考えてしまいがちなんですが、医者になって後悔したこともたくさんあります。

ここでは、医者になって後悔したことを3つ挙げていきたいとおもいます。

医者になって後悔したこと

休みが少ない。年末年始もお盆も休めない

このブログのいろんなところで書いていますが、休みが少ないのは医者になって後悔したことの一番大きな部分かもしれません。

まず平日の土日も、十分に休むことは難しいのが現状です。

当番や当直などで、週末の休み2日のうち1日は潰れてしまうことが少なくありません。

また3連休があったとしても、仕事で暦通りに休むことができる医師はほとんどいないでしょうね。

そして休日出勤に対する代休制度もないですから、労働時間はぐんぐん増えます。

お盆・年末年始

高校時代の友人たちは、お盆休みにみんなで集まったり、家族と旅行に出かけたり、恋人と一緒に過ごしたりしているみたいですね。

年末年始も完全休業ですから、旅行に行こうが実家でゆっくりしようが、これも好きに過ごすことができるのです。

一方で医者の世界ではそれをするのは難しいんです。

お盆だといっても8月中旬も病院は普通に営業していますから、自ら有給という形で休みを取得しなければ通常通りの勤務をしなければなりません。

もう最近では8月15日に当直するとか病棟当番をするなんてのも、全く違和感がなくなってきました。

また年末年始の場合も同様で、暦通りに休める医者というのは勤務医に限ればごくごく少数と言えるでしょう。

ほとんどの勤務医は、年末年始のどこかで当直やオンコールの待機が割り当てられているでしょう。

したがって好きなところを旅行したり、遠く離れた実家に帰省したりということが自由にできないのです。

はぁ、書いていてため息が出てきました。

こういう現状を憂うがゆえに、勤務医をさっさと辞めて楽な病院へ転職したり、開業する医師は多くいます。

いわゆる医療崩壊ってやつですが、私と同じように考えている医師は少なくないはずです。

当直業務がしんどい

休みが少ないのともオーバーラップしますが、勤務医にとって当直業務は悩みの種です。

夜間や休日の患者対応をするわけですが、スタッフは少なくほとんど自分の判断で処理しなければなりません。

また訴訟が多いのもこの当直業務に関係することであり、「○○を見逃した」といった裁判案件は星の数ほど目にします。

したがって当直している医師には大変な負担がかかります。

また当直業務を行ったからといって、翌日の勤務が免除されるわけではありません。

内科医は通常通り外来を行い、外科医はいつも通り手術を行わなければなりません。眠い目をこすりながらです。

これがどれほど負担であるかは想像に難しくないわけですが、まったく疑問視されることなく病院では当たり前となっているのです。

責任の割に給料が安い

また医師としての職責を考慮した上で給料のことを考えると、決して十分とは言えないわけです。

医者は高収入であるとよく言われますが、実際に働いている医師たちが現在の収入で満足しているかと言うと、そういうことはほとんどないでしょうね。

病院での医療行為について、採血ひとつとっても、もしミスがあって患者さんに予期せぬ副作用が生じてしまう可能性があります。

そして今や副作用が出たとなるとその全責任を背負って、莫大な賠償金のからむ訴訟に発展する可能性があるのです。

そのようなリスクを考えると、現在医者に支払われている給料が決して十分であるとは言い難い、そう感じている医師は少なくないのではないでしょうか。

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尊敬されない

それに医者という職業はどんどん尊敬されなくなってきています。

以前はお医者様と呼ばれ、医者の言うことは患者は何でも聞くような雰囲気があったのですが、今は全くそんな事はありません。

酒飲むな、タバコ吸うなといってもキッパリやめる人の方が少ないですね。

まあこれは身体的・精神的な依存の側面もあるので単純な話ではありませんが…

もちろんパターナリズムと言われる、「医者の言うことは全て正しい、患者はいいなりになる」といった従来のスタイルが、今の時代にそぐわないことは確かです。

ただし医者のことをサービス業のスタッフの1人としか思っていない、患者さんたちの言動や行動には呆れるばかりです。

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ただ全般的には及第点

しかしながら、今の衰退しゆく日本においては、医者という職業は恵まれた職であることを一方では十分に理解しておかなければなりません。

一流大学を卒業して一般企業に就職したとしても、ほとんどの企業では医者よりも給料が低いのが現状です。

企業の中にもサービス産業や過重労働など、労働面においては様々な問題をはらんでいます。

それに終身雇用が根強い日本型雇用形態の場合には、新卒で就職した企業が倒産してしまうと、その後の人生設計を大きく狂ってしまう可能性があります。

そのような背景を考えると、自らの医療技術を売りにしながら生きていける医師は比較的恵まれていると言えるでしょう

したがって、医者になって後悔した、すぐやめたいとか、絶対に転職してやるとはなかなか考えづらいものなのです。

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