【宿泊】ある医者がファーストキャビンに宿泊したその感想。そしてまさかの経営破綻

訪日外国人などの増加を受けて、全国各地では 宿泊施設の建設が相次いでいます。

その中でも、宿泊することだけを目的としたファーストキャビンと呼ばれる施設があります。これはカプセルホテルを少し豪華にした形の宿泊施設なのですが、初めて宿泊してきましたので、その感想について報告したいと思います。

ファーストキャビン関西空港に宿泊

今回私が宿泊したのは、ファーストキャビン関西空港であります。

こちらは関西空港に直結しているファーストキャビンであり、空港利用者の前泊または後泊のために非常に便利な施設になっています。

宿泊は平日の夜、ファーストクラスキャビンで料金は7000円程度でした。当日の宿泊率は、おおよそ7割から8割程度だったと思います。

関西空港には日本航空系列のホテル日航もあるのですが、宿泊すると言う事だけを考えるならば、価格の面からはファーストキャビンが圧倒的に有利です。

ファーストキャビンに宿泊することのメリット – 価格

早速ですが、ファーストキャビンに宿泊することのメリットについて書いてみたいと思います。

まず1番は、なんといってもその価格帯です。

カプセルホテルといえども、6000円から7000円程度してしまうのですが、宿泊する事だけを考えると、一般的なホテルよりはかなり良心的です。

今回私が利用したファーストキャビン関西空港のことを考えると、関西空港直結であることを条件にするならば、ホテル日航よりも半額程度であったと思われます。

ただしこれはすべてのファーストキャビンに当てはまることではなく、立地によって見極める必要があります。

都心部では、スーパーホテルやコンフォートホテルなど、快適なビジネスホテルがリーズナブルな価格で宿泊できるようになっていますから、あえてカプセルホテルにあるファーストキャビンを選択する必要性はあまりないのかもしれません。

まあ裏を返せば、ファーストキャビンに宿泊するのは金銭的なメリットが一番と言うことになりましょうか。

ファーストキャビンに宿泊することのデメリット

他の宿泊者の雑音が聞こえる

ファーストキャビンは簡易宿泊所という定義上、ドアに鍵をかけられないシステムになっています。

したがって各カプセルは上下に隙間のある引き戸で仕切られることになります。

この場合他のカプセルに宿泊している方の雑音がダイレクトに聞こえてきます。

例えば朝早く出発する宿泊者が荷物を整理することや、いびきの音などもダイレクトに聞こえてきます。また大きくはありませんが、通路を移動する足音なども聞こえてきます。

これらの雑音は普段聞き慣れないものですから、かなり睡眠を妨げられてしまいます。私も一晩で3回か4回位は目が覚めてしまいました。かなり厳しいです。

音を出せない

また他の宿泊者の音が聞こえると言う事は、自分自身もあまりうるさくできないことになります。

学会等で宿泊する場合には、パソコンを開くこともあるでしょうが、大きな音でタイピングするのはかなりやりにくい状況になるのです。もちろん動画を再生してみようものなら、ヘッドホンやイヤホンは必須です。

カプセル内には液晶テレビも設置されていますが、こちらも音を出して使うことができませんから、専用のイヤホンジャックを利用して、イヤホン経由で音を聞くことになります。

数時間程度滞在するだけならあまり問題ないのかもしれませんが、やはりホテルの中でスライドを調整したいと言うことになるならば難しい側面があります。

アラームを使用できない

さらに困ったことに、フロントではアラームも使えませんと言う説明を受けます。確かにアラームを使ってしまうと、他の宿泊者も起床してしまいますからね

この問題に関しては、ファーストキャビン顔も認識しているようで、チェックインする際にスタッフによる声かけが必要かどうか聞かれます。つまりアラームが必要なお客さんに関しては、アラームの代わりにスタッフが起こしに来てくれるのです。

アラームを利用した場合には、決まった時間に起きられない可能性もありますが、スタッフが来てくれるのであれば確実に起床することができるでしょう。ただし気を使います。このサービスに関しては捉え方によってメリットにもデメリットにもありそうです。

盗難のリスク

そのほか大きなところでは、盗難のリスクがあると言うことでしょうか。

上にも述べたように、簡易宿泊所と言う定義上鍵をかけることができません。したがって貴重品などは、ベッドの下にある引き出しに鍵をかけて収納することになります。

しかし当然のことながら、収納できる大きさには制限がありますし、大浴場やトイレに行っている間に、テーブルの上に置いた時計や携帯電話などを盗難されてしまう危険性が常に付き纏います。

したがって貴重品の管理には気を使います。

無論キャビン内の通路には監視カメラが複数台設置されており、通常の意識を持った宿泊者であれば、盗難する考えには至らないでしょう。

しかしながら、ある口コミサイトでは、ファーストキャビンでの盗難に関する報告がありますし、悪意を持った人間がどんな目的でファーストキャビンに宿泊しているとするならば、おそらく実際に行動を起こす事はそう難しくないでしょう。

用途を限定すれば宿泊する価値はあるかもしれない

ここまで見てきましたが、ファーストキャビンに宿泊する機会は、ある一定の条件をクリアするならばお勧めできると言えるでしょう。

例えば日付が変わる頃に到着しして翌朝早く出発するような場合には、価格的にリーズナブルなファーストキャビンを利用するのはアリだと思います。

羽田空港や関西空港などには、空港直結のホテルがありますがいずれもファーストキャビンよりも価格帯が高いものです。

直上にも述べましたように、都心部などに立地している場合には、周辺にリーズナブルなビジネスホテルがある可能性がありますので、よく検討する必要があるでしょう。

2020年4月:ファーストキャビン経営破綻

航空機のキャビン(客室)をイメージした高級カプセルホテル「ファーストキャビン」が4月に破産した。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で宿泊業は打撃を受けているが、原因はそれだけではないという。岸田登・元社長が4月30日、朝日新聞の取材に応じた。

2020.5.2 朝日新聞

朝日新聞の記事ですが、驚くことにファーストキャビン が破綻してしまいました。

記事によるともともと18年3月、19年3月の決算と連続して赤字であり、さらに2020年の新型コロナウイルスによる危機的なホテル稼働率低下がトドメを刺した形のようです。

上にも書いていますが、ファーストキャビン自体は他のビジネスホテルと比較して圧倒的に低価格なわけではなく、一部を除いては立地が良いわけではなく、それでいて設備や環境はカプセルホテルなわけですから、仕方ないのかもしれません。

それにしても頻繁に旅行する方々にとっては馴染みのあるファーストキャビン 。破綻してしまうなんてコロナ恐るべしですね…

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