医局と喧嘩別れすることのデメリット。できれば穏便に辞めたほうが良い




大学病院で勤務していたころ、医局を辞める多くの先輩方を見てきました。

なかにはやめるに先立って医局に不満をぶちまけて、喧嘩別れしていく先輩医師もいました。

今になって思うのは、医局と仲違いしてやめてしまうのは、あまり得策ではない、ということです。可能ならば良好な関係を保ったまま、医局をやめていきたいものです。

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2017.10.08

医局と対立した先生は、辞めざるを得なかった

医局に所属していたA先生は、大学病院における給料面での不満を、医局に何度も申告していたそうです。

そんな折のふとした時に、その裏側で上層部がどのようなやりとりをしているかを見聞きすることがありました。

上層部の医師たちが話し合っていたのは、どのようにしてA先生の給料上げるかということではなくて、どのようにして彼の意見を押さえつけるか、反論するかということでした。

医局の上層部の人間は、医局の問題点を解決するということに関しては全く興味がなく、むしろどのように安定的な組織運営を行なっていくか、ということに注力していたのです。

言うなれば内部告発からどのように問題を解決するかと言うことよりも、内部告発した者をどのように排除するかということに重点が置かれているようでした。

その不満を述べたA先生は、翌年からの非常に不遇な病院での勤務を命じられていました。

不満を持った人間を組織の中核から遠ざける行為は、どこの国でも組織でも行われていることですね。

その人事でA先生は、いろいろと思い悩むことがあったのでしょうか、結局医局をやめていくことになってしまいました。

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2017.10.08

医局へ不満を述べたとしても現実は変わらない

もし仮に大学病院の医局にとてつもない不満を抱いていたとしても、それは直接言わない方が無難でしょうね。

不満を表出しないのは、日本人の悪い習慣としてよく指摘される、「自己主張しないで穏便に済ます」とか、「波風を立てないように流される」という風に捉えられてしまうかもしれません。

ただし、医局の中の立ち振る舞いとしては、実際はそちらの方が自らの利益になる場合があるのではないかと思います。

大学病院の医局という硬直化した組織は、長年に渡って不動のものであり、いまさら医局員1人の意見で変わるものではありません。

日本全国の大学病院の医局員が、恐ろしいほどの低い給料と長時間労働に不満を吐き続けているにもかかわらず、その現状は全く変わる気配がありません。

21世紀に入ってもはや20年近く経とうとする現在も、大学病院の医師の時給はコンビニバイトと同じようなのが現状です。

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2017.01.27

医局を辞める際には穏便に辞めることが大切

したがって、医局に不満があるのであれば、どのように変革していくかではなく、どのようにしてやめていくかを第一に考えた方が良いでしょうね。

同じ専門分野で働く場合

もし仮に医局をやめた後にも同じ専門分野で働き続けるのであれば、学会や勉強会などで、必ずや顔を合わせことでしょう。

日本のどこにいても、同じ専門分野の先生とは、学会なんかで何かしらのコンタクトがあるはずです。

もし自分の学会発表のときの座長が、喧嘩別れした出身医局の先生だったらすごく気まずいですよね。。

それに、万が一もとの医局に戻ってくるなんて可能性があるかもしれません。その可能性にも備えて、喧嘩別れしないことは大切ですね。

違う専門分野で働く場合

異なる専門分野で働く場合も、可能であれば喧嘩別れしない方が良いでしょう。

医者の世界は狭いですから、専門分野が異なっていても、思わぬところで顔を合わせる可能性はあります。

医者を辞めて海外に高飛びするなんてシナリオでなければ、あまり医局の悪口を言わないで、医局と喧嘩別れしないほうが得策だと思います。

絶対に関わることなんてないだろう、と思っていても、あえて人間関係を破壊する必要はないですね。

それこそが医局とうまく付き合っていく秘訣ではないでしょうか。

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2018.01.12

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