医師が死亡診断書を書く時に感じていること。記載内容にはいつも迷う




患者さんが死亡した場合には、死亡診断書を書くことになりますね。

この診断書の書き方は、医学部時代に勉強した知識を呼び戻しながら、のらりくらりと書いていくことになるんです。

これがまた色々と迷うことがあるんです。

死亡診断書を書くのは、患者さんが亡くなった時

最近では自分の病棟で患者さんがお亡くなりになる事は滅多にないので、死亡診断書を書くのは病院で当直しているときか、アルバイト先の療養型病院で患者さんが死亡した場合になるでしょうか。

ただし、急性期病棟とか療養型の病院で勤務されている先生の場合は、患者さんを看取ることも多いかと思います。

医者の中には、週に2回とかそんなハイペースで死亡診断書を書いている先生もいるのかもしれません。

在宅医療でお看取りしている先生であれば、もっともっと書いている先生もいるかもしれないですね。

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2018.01.17

死亡診断書の書き方に迷う

この死亡診断書なのですが、書き方に結構迷ってしまうことがあります。

死亡診断書の場合には、死亡した原因が自殺かどうかとか、他者による介入がないかどうかなどを書く部分があります。

病院での死亡であれば、ほぼ100%が病死なわけですが(病死以外の原因があったらそれはそれで問題ですが)、例えば救急などで搬送されてきた患者さんの場合には、記載すべき内容に迷うことがあるかもしれません。

また病院の中でなくなった場合であっても、死因を記載するところで迷うことがあります。

厚生労働省のサイトには、死亡診断書の記載マニュアルがあるようなんですが、マニュアルの存在自体を誰かが教えてくれるわけではないですし、マニュアルがあることを知らない先生方も多いのではないかと思います。

死因の書き方は難しい

死亡診断書の書類にも記載してあるのですが、死因の部分には、呼吸不全とか心不全等は欠かないように、ということが書いてあります。

人が亡くなる時とは、最後のほうになると呼吸がどんどん浅くなって、心臓の動きどんどん遅くなって、体の呼吸循環機能が維持できずに亡くなっていくことになります。

いって見れば人の最後の死因と言うのは、呼吸不全であり循環不全であるということも言えるわけです。だからこそ、死因を明らかにするために、呼吸不全や心不全を書かないように、というお達しなのでしょうか。

したがって、医師が死亡診断書に記載する時の病名としては、胃がんや大腸がんといった記載になるでしょうか。

死亡診断書の記載に対するフィードバックがない

ちなみに死亡診断書については、私もこれまで何百通と書いてきましたが、一度もその記載についてその評価を受けたことがありません。

つまり今までと同様のやり方で良いのか、それとも少し直したほうがいいのかフィードバックがないのです。かといって厚生労働省から、いちいち死亡診断書の問い合わせを電話でもらったとしても、お互い面倒であるだけなのですが。

自分の書いたものに対して、その評価がないわけですから、医者になって何年も経って、しかも死亡診断書を何十通を書いていても、「これでいいのかな??」と思ってしまうわけです。

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2017.12.28

死亡診断書は書いてもお金がもらえない

一般病院であれば、診断書などを記載したりすると、2,000円とか3,000円位は給料に上乗せれることがあります。

しかし、この死亡診断書の場合は、記載しても全く我々医師のインセンティブにはなりません。

お金を稼ぎたいとか、欲しいとかいう訳ではないんですが、夜中に起きて働いて、書類も書いてそのリターンがないというのはモチベーションが下がります。やっぱり仕事に対する対価は欲しいもんです。

これがなかなかつらいところですね。書類仕事はつらいもんです・・。

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