抄読会で読むべき論文の選び方。出席者の顔ぶれを頭にうかべよう




病院で行われる抄読会で悩むのが、どの論文を選択するかですね。

ここでは抄読会のシュチュエーション別に、どのような論文をピックアップするべきかを考えてみたいと思います。

論文選びは抄読会の正解を決める

抄読会の準備をするとなると、一番の悩みどころが論文選びです。

私の場合には、抄読会の準備をする時間の3割くらいは、どの論文を紹介するかに費やしている印象です。

それほどまでに、論文選びというのは大切な要素になっているかと思います。

シュチュエーション別。どのような論文を選択すべきか。

消毒会における論文を選択するにあたってはまずどのような場で消毒会行うかということが重要です。

同じ診療科の抄読会の場合

一番ポピュラーなのが、同じ診療科内で行う抄読会でしょうか。この場合には自分の診療科の専門分野について話したほうがベターでしょう。

同じ診療科内で行う抄読会においては、議論の中心が主に研究の方法とか、結果への批判になりますから、すごく細かい内容について話す余裕があります。

この場合には、基本的にはどういう論文を選んでも問題ないとは思うのですが、可能であればまずはインパクトファクターの高い雑誌からの論文が望まれます。

病院で行われる医学論文を題材にした抄読会の方法。資料の作り方

2018.03.31

しかし一方では少し注意も必要です。

大学病院やかなり研究色の強い病院では、あまりにもメジャーな論文に関しては、既に以前の抄読会で発表されていたりとか、出席者にとって当たり前の知識になっている場合があります。

ですから論文を選択する前には、なるべく最新の論文を選択し、まだあまり世間に認知されていない論文を選択することが必要なのです。

また自分が読もうとしている論文が、以前に抄読会で発表されていないかどうかを確認しておく必要があります。

また同じ診療科の意思が集まるような消毒会の場合には、少々マイナーな飲んでも許容される場合があります

病院全体の抄読会

こんなアバウトな抄読会意味あるのか、と思うのですが、実際にあったのです。

中規模病院だったのですが、週に1回病院の医師全員が集まる場で抄読会が開催されておりました。

これは結構困ったもので、専門分野の全く違う医者が抄読会に参加するわけですから、さすがに専門性の高い論文を選択することができません。

外科の医者だからと行って、肝臓癌の最適な切除方法についての論文を読んだところで、興味を持ってもらえる医師は限られます。

したがってこのような多種多様なバックグランドの医師があつまる場合には、自分の専門分野の論文でありつつも、他の先生も聞いていてためになるような論文を選択する必要があります。

といってもそんな都合の良い論文は現実的にはなく、実際のところはセッティングに無理があるのですが・・・

現実的にはインパクトファクターの高いジャーナルに掲載されてある、論文を選択するしか方法はないでしょうね。

ランセット、ニューイングランドジャーナルあたりの雑誌に掲載されている論文であるならば、専門分野の医者としてというよりは、医者として読むべき論文が多く掲載されていますから、失敗は少なくなるかと思います。

コメディカルがいる場合

これもなかなか論文選びが難しいのですが、看護師や技師さんなどのコメディカルの方が出席している場合もあります。

この場合には、インパクトファクター云々よりも、とにかくわかりやすい論文をチョイスした方が良いですね。

コメディカルの方にとっては、生存曲線とか再発率なんてのはほとんど馴染みがないですから、もうちょっとみんなのためになる論文を読むべきです。

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