【医師の視点】ローソンのマチカフェはいつになったらセルフになるのか。注文しにくい

コンビニエンスストアでも、セルフ形式のコーヒーメーカーを置くようになりましたね。

本格的なエスプレッソマシーンで飲むカフェラテなんかは、チェーン店で飲むコーヒーとは大きな味の違いがないように思えるほどです。

ただし問題なのは、身近にあるローソンのカフェがいつまでたってもセルフにならないことです。

これに筆者は苛立っています。

セブンイレブン、ファミマは使い勝手が良い

住んでいる地域的にセブンを利用することが多いのですが、ここ数年は商品棚においてあるコーヒーは買わずに、レジの横に設置してあるセフルのマシーンでコーヒーを買うことが非常に多くなりました。

アイスの場合は自分で冷凍庫から氷の入ったカップをレジに持っていきますし、ホットであれば店員に購入したいコーヒーの種類とサイズを伝えれば、カップを渡してくれますね。

あとはセルフサービスなので、自らコーヒーを注ぐだけです。

ミルクの量も、砂糖の量も自由自在です。疲れているときは砂糖多め、といった調整も自分でできるのです。

店員さんに気兼ねするわけでもなく、ホットでもアイスでも好きな分量だけ、手軽にしかも安くコーヒーが買えるなんて本当に利用者にとってはありがたいことです。

本当にセブンイレブンは良いコンビニエンスストアです。

ローソンのマチカフェはセルフじゃない!!

一方でローソンはどうでしょうか。

ローソンにもコーヒーメーカーはちゃんとあります。

おいしそうなコーヒーメーカーがちゃんとあります。

ただ場所はカウンターの奥なんですよね。セルフじゃないんです。これが致命的にダメです。

ローソンでは注文しにくいのが現状

メニューを見ているとロイヤルミルクティーとか、カプチーノとか、おいしそうなドリンクメニューが並んでいますが、残念ながら買いにくいから購入できた試しがありません。

でも本当は買いたいんですよ!!(と声を大にして言いたいのです)

私が勤務している病院の中にも、ちゃんとローソンが入っています。

病院の中のローソンだけあって、昼時はもちろんのことワークタイムは常にレジが混雑しています。

混雑の具合はラッシュ時の駅近辺のコンビニエンスストアと同じほどで、3-4レーンあるレジに常時5人以上並んでいるほどの混雑ぶりです。

果たしてそのような混雑したレジで、悠長にレジ奥にあるコーヒーが注文できるかということです。

コーヒーを注文したとすると、店員さんは会計を差し置いてコーヒーカップを用意して、注文された商品を用意しなければなりません。

混雑しているレジでは、レジの店員にとってみても客にとってみても、はっきりって余計な仕事です。

私が店員で混雑しているレジを担当していて、逆にローソンのいうところのいわゆるマチカフェを注文されたら、

はっきりって「いらっ」っとするでしょうね。

仮に注文したとしても、後ろの並んでいる客に舌打ちされてしまうかもしれません。

マチカフェは簡単には注文できないんです。

ホームページから投書してみるが改善はなし

あまりにも勤務先の病院に入っているローソンにおいてマチカフェのセルフ化する見込みがないので、もう不満で投書してしまいました。

簡単にいうと、早くセルフで買えるようにしてほしい、というような内容です。

ところがインターネットから要望を出して1年。現実は何も変わっていません。

今でも病院のコンビニはいつも混雑していますし、昼時なんかは昼食を買い求める患者さんと病院職員で大混雑しています。

そんな状況では店員の時間が取られるマチカフェなんて注文できたもんじゃありません。

実際にローソンを運営する加盟店のオーナーからも、マチカフェのオペレーションが負担となっているとの声があがっているようです。

これに対し、都内でローソンを運営する加盟店オーナーは「本部のコンセプトは理解している」と前置きした上で、「現状はどこの店も負荷になっている。

お客さんはコンビニに会話をして和むといったことをそこまで求めていない。外国人の店員も増えており、日本式のおもてなし、オペレーションがうまくできないケースも増えてきている」と指摘する。

東洋経済オンライン 2018.5.4

客からもスタッフからもセルフにすべきと要望があるのに、どうしてローソンはマチカフェをセルフにしないのでしょうね。

病院にあるコンビニの現状

たいていの病院にあるコンビニでは、昼の12時から1時ぐらいまでは驚くほど混んでいます。

この時間帯であれば、何かものを買おうと思っても1つのレジに対して4人から5人並んでおり、ジュース一本を買うまでにも少なくとも5分はかかります。

しかもこの待ち時間は、レジを3つとか4つおかフル回転させた上での話なのですから、国道沿いにあるような、ロードサイドの店舗では考えられないほどの混み具合です。

普通はコンビニでものを買うといっても、待ち時間はせいぜい1~2人分くらいであって、時間にすると2−3分くらいなものなのですが、昼時の病院にあるコンビニではこの常識が通用しないのです。

この忙しい時間帯を狙いすましたように、お弁当の温めとか、公共料金の支払い等のお客さんが並んでいると、事態はさらに深刻なことになります。

実際にお昼時には、コンビニエンスストアに足を一方踏み入れて、そのお客さんの多さから諦めて退散していく職員や患者さんを多く見かけるのが現状なのです。

なぜ昼時のコンビニは混むのか?

なぜこのように病院のなかにあるコンビニエンスストアが激混みになってしまうのか、その理由はよくわかりません。

患者さん要因

お昼時間帯にレジに並んでいるのは、昼食を求める病院職員ばかりではなく、病院にやってきた患者さんやその家族の方が多い印象です。

外来でやってきた患者さんが、病院でお昼ご飯を食べなければならない理由というのはよくわからないのですが、とにかく多いのです。

病院の中は待ち時間が多いですから、時間を有効に利用するという点でも、コンビニに足が向いてしまうのは必然の流れなのかもしれません。

職員要因

患者さんの数が多いとはいうものの、職員の数も相当なものです。

病院で働いているのは医師や看護師だけでなく、事務職員や警備員など、意外とたくさんの人が働いていることになります。

病院の中にある食堂、レストランといっても、リーズナブルでおいしい食堂はまだまだ少なく、コンビニに食を求めなければならない現状が依然として存在しています。

職員であれば、コンビニは時間帯を外すことができるかと思いきや、お昼休みが明確に規定されている職種の方が多いでしょうから、どうしても昼時のコンビニは混んでしまうのかもしれませんね。

とにかくキャパオーバーなのか?

患者が多いのか、職員が多いのかはわからないのですが、とにかく混んでいるお昼時のコンビニ。

その根本にある原因は、お客さんの数に対してレジの数が足りていない、ということなのでしょう。

国道沿いにあるコンビニの方が混みそうな印象ですが、実際は病院のコンビニの方が圧倒的に混んでいる印象であり、事実大学病院クラスになると売り上げも相当なもののようです。

混んでしまうお昼時のコンビニへの対策

私の勤務している病院でも、ここ2年ほどの推移を見ていると、昼時のコンビニエンスストアは驚くほど混んでいます。

最近ではお昼時に限らず、スタッフの配置が手薄になる午前や夕方では、これまた驚くほど混むようになってしまいました。

利用者としてはどうしたらいいのか、といった感じなのですが、コンビニエンスストア側も有効な対応策を見出していないようです。

職員側、利用者の有効な対策としては、やはり激混みの時間帯である12時から13時までの時間帯を外すしかないですね。

ローソンではマチカフェを買いたくても買えない

買いにくいローソンのマチカフェ。

そんなわけで病院のローソンに行ったときには、残念ながら冷蔵庫に並んでいるコーヒーを買うしか選択肢がないのです。

一部の店舗ではマチカフェもセルフサービスになりつつあるようですが、私の住んでいる地域の身の回りの店舗ではそのようなお店は見たことがありません。

一刻も早くセルフにすべきなのは、来店客数の多い病院に店舗のあるローソンだと思うのですが・・・。

ちなみに上記の東洋経済オンラインの記事にあるコメント欄を見れば一目瞭然ですが、ほぼ全ての方が店員による手渡しに否定的な意見を記載しています。

コメントの大半からも、現場を知らない、単なる客として店舗を利用していない上層部が、自分たちの理想を現場に押し付けただけというのが良くわかりました。

東洋経済オンライン 2018.5.4

早くローソンもセルフサービスを開始して、気兼ねなくコーヒーを利用できるようにしてもらいたいものです。

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