USMLE step1のためのオンライン問題集

USMLE step1で高得点をゲットするにあたっては、オンライン問題集は避けて通れません。

オンライン問題集を解いていく中で不足している知識を補充し、穴を無くしていくというのが高得点への近道なのです。

USMLE WORLD

First Aidの評価では、A評価を獲得している信頼のあるWeb問題集です。問題数は約2200問、難易度は本番よりも高いと思われます。

細かい知識まで問われますが、ほとんどFirst Aidの解説書に載っているような事項ばかりで、(Step1を受験する上では)基本的なことを聞かれてるように感じます。

単純な知識だけを問うのではなくて、鑑別診断を挙げさせるような問題が多く、日本で言うとCBTよりも国家試験の問題形式に近い気がしました。

ちなみにこの問題集、問題文を表示した画面をPrintScreenしようとすると警告メッセージが出てきて画面をキャプチャできないんですよね。なので1ヶ月だけ契約しといて、その間に問題を全部保存して、後からじっくり取り組む、みたいな使い方ができないのです。

Kaplan Qbank

https://www.kaptest.com/medical-prep/usmle/usmle-prep-course/step-1-qbank

USMLE WORLDと同じようなWeb問題集です。こちらもStep1対策では高い評価を受けています。問題数は2200問、価格はUSMLE WORLDよりも若干高めです。

First Aidの書評によるとUSMLE WORLDの方がKaplan Qbankと比較して難しいということでしたが、解いていて同じようなレベルだな,と思いました。

ただ問われる知識は若干異なっていて、Kaplan Qbankでは聞いた事のない甲状腺疾患までやたら詳しく問われた事が記憶にあります。

やはり問題数をこなすという意味では、時間が許す限りKaplan Qbank、USMLE WORLDともに取り組むのが良いんでしょうか。

ちなみにこのKaplanはPrint Screenをしても警告が出ないそうなので、その是非は別として友人間での問題の受け渡しなんかが可能です。

この2つを確実にやりきることが高得点への近道か

学習の中心にするオンライン問題集としてKaplan Qbank か USMLE WORLD Q Bank (以下UW) が挙げられます。この2つの問題集は問題数、価格、知名度どれをとっても同じような感じです。

私自身、2つの問題集を解きましたので(知識として身についたかは別として)、その違いについて主観的な内容になってしまいますが参考にしてください。

この2冊の問題集をこなそうとすると約4500問、間違えた問題や知識が曖昧な問題を2周するとざっと1.5倍で、6000-7000問くらいは解くことになると思います。

私が1周目にUWを解いたとき、正答率は50%前後でした。また全体として(UWを使っているstep1受験者)の平均も55%前後です。

休みなく1日50問解いたとして(50問/day解こうとするとかなり時間的余裕が必要です)120日必要となるので、かなり時間を取られます。

したがって、この問題集2つを終わらせようと考える前に、時間的余裕を考える必要があります。

次にこの2冊の問題集の違いは何かということです。prep4usmleに興味深い記述を見つけたので紹介します。

“2-One q-bank=for me UW. I don’t advice doing two q-banks if time is a constraint: UW is far superior than Kaplan. (Kaplan q-bank spent so many questions on unnessary details and memorization stuffs that are less relevant for the exam and in fact distracting) (I guess the relevant stuffs got lost in the process and I can’t remember any question from kaplan q-bank that i used to tackel the real thing). So do UW again and again. Take notes if you wish and reread them.”

KaplanとUWの優劣は別として、Kaplanの方が細かい知識を問うている、のは事実だと思います。そのような細かい知識が、得点UPに貢献するか否かは本人次第だとは思いますが。

KaplanとUWをこなそうとする場合には、UW→Kaplanの順番で解いた方がやりやすいと思います。

試験を終えての振り返り

Step1の対策をする中で最も大事にしたい問題集が、USMLE WORLD Q Bankです。

本試験を終えてから改めて感じた事ですが、UW Qbankは頻出問題やその周辺を徹底的に問うている、試験対策としては必ず終えるべき問題集だと思います。

実際に聞いたり、いくつかのブログを読んだりする限りでは、Q Bankが本試験よりも難しかったという意見が大勢でしたが、たしかに本試験はQ Bankよりも易しめでした。

しかし問題文の長さ、問われている事、解答までのプロセスなどは全体として極めてUW Qbankと近かったと感じています。

したがって、効率よく得点することを目標にするには、UW Qbankの正答率を上げる事、を最終目標に学習すれば良いと思われます。

USMLE step1を勉強する中でつまづいた問題

2010年12月5日
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